1月4日に、『ゴー宣ネット道場』のブログにおいて、ジャーナリストの笹幸恵氏が、『JB press』 上にて、著述家・宇山卓栄氏が書いた皇位継承問題について書いた記事について
「愛子さまが旧宮家の男系男子と結婚したら」
と、宇山氏の論述の前提のおかしさについて指摘しています。
https://www.gosen-dojo.com/blog/38272/
1月8日には、『AERA.dot』において、八幡和郎・徳島文理大教授の話として、
「あくまで、ごく自然な形で」
と、愛子さまと旧宮家の子孫の男性が「お見合い結婚」をすることについて書かれています。
https://dot.asahi.com/dot/2023010600017.html?page=2
皇位継承問題について書かれた記事で、しばしばこの種の話題を見かけますが、このような発言をする人たちは上皇ご夫妻のことをどのように見ているのでしょう??
今から60年以上前、それまでの慣例を破り、一民間人女性であった上皇后さまと結婚されることを決意された上皇陛下。
結婚相手には血筋ではなく、子供の頃から求めてやまなかった「家庭」というものをともに築いてくれる女性を、と考えられての決断でした。
今の男系固執派ではありませんが、当時も保守派や旧皇族の人たちからは、お二人のご結婚は批難の嵐にさらされたそうです。
しかし、どうでしょうか。
お二人は粘り強くご自分らのスタイルを確立され、今の皇室の在り方を作られました。
そして、ご結婚が決まった当時の保守派の人たちの考えが、全く的外れであったことが明らかになりました。
「AERA.dot」の記事をまとめたAERA編集部・永井貴子氏が指摘するように、万が一愛子さまが旧宮家の子孫の男性とご結婚となれば、
「「政略的な結婚」が国民に受け入れられるのか・・・」
という新しい問題も起こってくることは容易に想像できます。
私は、上皇ご夫妻が確立された
「結婚相手は血筋より信頼関係」
このスタイルを続けられることが、皇室と国民の良好な信頼関係につながり、国際社会の中でも日本の国そのものへの信頼も得られるものと考えます。
そして、何より愛子さまをはじめとする若い皇族の皆さまには、ご自身が納得したご結婚をしていただきたいと存じます。
文責 愛知県 たこちゃん
7 件のコメント
じーま
2023年1月9日
自然な形で愛子さまと旧宮家の子孫の男性が「お見合い結婚」するなんて無理でしょうね。お互いが好意を持っているというのならともかく、男系の血筋を守るための結婚なんて国民はもちろん、当事者すら同意しないでしょう。
そもそも、「お見合いしたら結婚」という考え方が間違ってます。お見合いしたところで、一方がこの人と結婚はできないと考えたらそこで終わりです。なぜ、結婚できない可能性を考えないんでしょうか。
「結婚相手は血筋より信頼関係」、恋愛結婚だろうがお見合い結婚だろうがお互いを想いあって初めて結婚となるのです。眞子さまはあれだけバッシングされても結婚に踏み切られたではないですか。
愛子さま、佳子さま、悠仁さまも互いに信頼できるようなお相手と結婚していただきたいと思います。
たこちゃん
2023年1月9日
皆さま、コメントありがとうございます。
やはり、男系固執派の考えることは、常識がないの一言につきますね。
チコリさん、褒められると嬉しいです。
ダダ
2023年1月9日
上皇上皇后両陛下が夫婦で子育てしたことは当時は異例でした。
しかし、今では一般的となっていて、皇族と国民の家庭に大きな違いはありません。
国民と比べて制約が多いのは事実ですが、自分らしく生きて欲しいです。
「愛子さまが旧宮家の男系男子と結婚したら」は、
施光恒の「自分が悠仁さまを攫って来て育てたい」同様、狂っています。
L.K
2023年1月9日
「自然な形で「男系男子と」結婚してくれたらいいなあ」
その願望自体が不自然です。
楽進
2023年1月9日
愛子さまと旧宮家の子孫の男性がごく自然な形で「お見合い結婚」、実際にこんなことしたら、結婚する以外の選択肢が無くなる。
皇族方が自分で納得した結婚を、今のこの時代に出来ないというのであれば、皇室自体、無くした方がいい。
多くの日本人に、こう思ってもらいたいんだろうなぁ。
天皇、皇室、日本そのものが憎いんだろうなぁ。
はたまた、愛子さまを天皇にする思考自体、マインドコントロールで出来なくなってるんだろうなぁ。
不憫なんだよなぁ。
チコリ
2023年1月9日
たこちゃんさん、素晴らしい!
上皇ご夫妻が確立された
「結婚相手は血筋より信頼関係」
上皇陛下、ありがとうございます!
基礎医学研究者
2023年1月9日
(編集者からの割り込みコメント)興味深く読ませていただきました。この2人の論者が、ごく自然な形≒男系男子との結婚と、悪びれもなく言っているところが、自分にはある意味見物でした(いったい、この人たちはいつの時代を生きているのだろうかと)。そして、もし仮にそのような政略的な結婚が行われるとしたら、一体国民にどう公表されるのでしょう!少なくとも、しれっとはできないでしょう(ツイッターの「ダンケー」はほぼそのようなことを言っているようですが(;^_^A)。
たこちゃんさんがいみじくも言われているように、「結婚相手は血筋より信頼関係」が、現代という歴史の中を生きる我々の感覚にマッチした「皇室の結婚観」であると、自分も信じます。