過去の論破をプレイバック!
週刊SPA!誌上で倉山満が連載している「文章」をジャーナリストの笹幸恵さんが論破し続けていました。その論破の軌跡を「笹ブログ」で振り返ります。
今回は、前回から1週間経過した2019年11月20日の論破です。
倉山の元記事はこちらから
皇室に「男女平等」の価値観はいらない/倉山満 | 日刊SPA! (nikkan-spa.jp)
倉山の主張の要点は
1)いかに先例が重要であるか
2)最も重要な先例とは男系継承である
3)だから旧宮家の復活、何ならそこに内親王を輿入れさせろ
4)民間人の男は皇室に入れないのだから、皇室の男女不平等は男性差別
(笹さんによるまとめ)
この内、4)の論破を紹介します。
屁理屈。
民間人の男性が皇族になれないことを男性差別だというなら、直系の女性が天皇になれないことも明確な女性差別である。
そうした差別が今なお厳然として横たわっているからこそ、皇位継承は危機に陥っているのではないのか?
前近代的な差別を先例だの伝統だのと誇っているうちに、皇室そのものの存続が立ち行かなくなりつつある。
なぜそこに思いがいたらないのだろう。
いくら知識があっても、バランス感覚がなければ、大局的な視点をいとも簡単に見失う。
そして、「先例原理主義者」倉山に強烈な皮肉を投げかけます。
倉山氏は、男女平等を現代の価値観だと軽視し、皇室について「一知半解」「中途半端な学」とこきおろす。
それならば、側室制度をやめたり、恋愛結婚したり、子育てを自分でしたり、膝をついて国民と話したりと、現代の価値観と共に変わってきた皇室の最近の“先例”を、彼は一体どう考えるのだろう。
全文はこちらから
理想の皇室像を押し付けているのは誰か? | ゴー宣ネット道場 (gosen-dojo.com)
次回、さらに笹さんの勢いが増します!
3 件のコメント
殉教@中立派
2023年1月16日
小林先生が(ゴー宣セカンドで)指摘したように・・「民間人の男は皇室に入れないのだから、皇室の男女不平等は男性差別」の部分は、ケケ田&渡部昇一のコピペ。
知識マウント+コピペの合わせ技を使うのは、施光恒の仲間だともいえる。「俺は、他の男系派とは違うのだよ、他の男系派とは!」と威張っていても、結局は同じゴールにたどり着いてしまう。まあ、ケケ内のような「分かり易いトンデモ論」ではないので。こちらの方が政治家を騙しやすいだけ、更に悪質と言えよう。
(補足というか蛇足)
teatea00さんのコメントに「男系でなければ神威とか天皇の霊力が弱まるなどと記されているでしょうか?」とありますが。
少なくとも、コイツはそう思っているようです↓
馬淵睦夫「しかし、神武天皇以来のY染色体を失えば、天照大神と一体化できないから、天皇の持つ祈りの力を発揮できないはずです。天照大神の御加護が降りてこなくなり、天皇の祈りが効力を失うからです。」
「ディープステートが、最も厄介な存在とみなすのが皇室。だからこれまで(彼らは)皇室への破壊工作を続けてきました」
「皇室の安泰のためという、綺麗ごとの奥に秘められた恐ろしい国体破壊工作が、女性宮家創設なのです」
(引用→ワック文庫刊・馬淵睦夫が読み解く2020年世界の真実・第五章より)
くりんぐ
2023年1月16日
民間人男性が皇室に入れないのは、女性皇族に皇位継承権がないから。皇位は世襲のものゆえに、皇位継承権の無い女性皇族は民間人男性との婚姻で皇族の身分を離れることになります。
民間人男性が皇室に入れるようにしたいのであれば、女性皇族を皇位継承者にするのが先です。もちろんその場合は男性皇族との婚姻で皇族になられた方々同様、皇位継承権の無い皇族となられます。
teatea00
2023年1月16日
倉山氏はどうかしていますね。
歴代天皇の多くが男性または男系なのは、世の中が男尊女卑だったから、結果的にそうなっただけ。
古事記、律令、その他古記録、説話等に、男系でなければ神威とか天皇の霊力が弱まるなどと記されているでしょうか?
強引な論理展開で男系をゴリ押しするのは止めていただきたいですね。