風刺画、顔芸ギャグは今回も好調ですが・・・本連載で「今上陛下・愛子さまの似顔絵」が初登場した場面で、テンションが上がりました。
「血統でのみ評価、公務の否定」には、上皇陛下がショックを受けられた事もあります。男系派は、言葉の使い方が軽すぎ、脊椎反射的に使っている事も、きちんと描写されていました。
初心者にも分かり易い話題として、身近な「苗字」の話が出た事は、興味深かったです。読者それぞれの知り合いにも、そうした苗字の人がいるので・・・読者自身の体験を、この漫画体験に反映できる(そして、読者たちで話し合えるネタを提供する)のは、面白い手法だと思います。
一方、オールドファン向けには「差別論」「ザ・議論」「田中卓先生」などが登場。これまでの(小林先生の)戦いの軌跡が、この漫画に繋がっている事が分かります。私達の論破祭りと併せ、合体ロボの一端を見て取れます。
初心者、古参ファン両方を満足させつつ、次回は新たなフィールドに。読書しない&ネット依存の男野系子らは、次はどんな手で来るのか。予想を裏切る展開を期待します。
(蛇足1)最終ページの数字は7378京(億、兆、京・・)。地球人口全部はもちろん、近所の宇宙人まで、全員皇族の子孫かもしれません。
(蛇足2)倉山くん観察日記2(P32)。「マトモな野党~」は同意ですが、それよりも「皇室課題に、党全体として取り組む」党が欲しいです。皇室議論を積極的に!という部分は、男系クライテリオンの真似でしょうか。そこまで言うなら、あなたの反対意見論者に対しても、積極的に議論して欲しいものです。今回は左翼批判メインの文章でした。