『愛子天皇論』第4回感想:16.男野系子、動揺か?(基礎医学研究者さん)

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SPA第186章「男系集結の固執亭」を読みました~!
今回もおもしろかったのですが、最初の1ページ目から非常に意表を突かれました。

何がかといいますと…
男野系子、実は「ダンケー」のくノ一だったということ、それから「新キャラ」の方々は、基本“架空のキャラ”のはずなのですが…いや、率直にいって現実に存在するあの方々が、まさに“ギャグマンガ的”なキャラクターであるというのは、ものすごい皮肉です。しかもこの方々、微妙に一枚岩じゃないところが、実に生ナマしいです。この「愛子天皇論」の目的の1つが、「皇位の継承問題」をよく知らない日常生活を送っている方々に、現状認識と正しい情報を伝えることにあるのだとすると、ストーリーギャグの路線をきちんと踏まえて進んでいるように、自分には思えました。

さらに、先日大問題となった“政治家らしきキャラ”の修正がとても良くて、結果的には、この修正により、反って漫画が本来持つ“風刺”の役割を際立たせてしまったのではないかと、私見では思います(良い意味で、編集者の意図に反してしまったような気がしますが( ̄ー ̄)ニヤリ

それで、先週の段階では「ダンケー」の方々は論破されていることなど“なかった”かのように去っていって終わりかと思いましたが、実はしっかり気にしており、直系よしりんに脅威を感じているというのが、本当のところかもしれませんね。それは、逆羅穢よしこのせりふ「・・・よしりんは強敵だわ」に、しっかり表れていたと思います(しかも、「(勝てないのならば)引き延ばしなさいな!」という、底意地の悪い“考え”も披露されているので、ここは見逃せないポイントかと思います)。

しかし、男野系子は何かこの新キャラの方々に勇気づけられて再勝負に挑んできましたが、果たしてどうなのでしょう?最後のページを見る限りでは、実は彼女については“心の奥底”では、すでに直系よしりんに説得されているように、自分には見えるのですが(最初は思わなかったのですが、今回の固執亭のやりとり、実は「宗教カルト」にはまった人が動揺して、指導員に相談している様子に酷似しているようにも見えました)?むしろ、新キャラの隙田水脈の存在の方が、自分には不気味です。

いずれにしましても、次回の展開に、自分は目が離せません!

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年2月2日

    >サトルさん
    基礎医でございます。コメント、ありがとうございました。自分、「愛子天皇論」は基本、ストーリーギャグ漫画だと思っております(そこは、ゴーマニズム宣言の本来のスタイル、「モノローグ」と大きく異なるところだと、自分は思います)。また、サトルさんも「ライジング」で倉山満のことを書かれていますが、「ダンケー」の人との論争は基本、決着はついていると思います。でも、事態が少しも動かないのは、やはりこういう人たちでいるからで、「彼ら自身に語らせる」という方式は、特に「皇統問題」に普段感心を持たない方々に、大いにアピールすると思うのです(もちろん、我々にも(^_^)。
     それから、なるほど。宗教カルト→「かさじぞう」なのですね!自分、まだ見れていないもので、論じている作品が違いますが、「よしりん御伽草子」、必見でございますね。ありがとうございました(m_ _m)。

    サトル

    2023年2月2日

    興味深く拝読しました。

    「重要なポイント」……同感にございます。彼女に「語らせてる事実」を反論、論破形式でなく、「自ら語らせてる」形式は重要です。

    宗教カルトは、「かざじぞう」によく表れてる……と感じております。

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