『愛子天皇論』第5回感想:12.気持ちは分かるよ?(L.Kさん)

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『愛子天皇論』第5章、読みました。

男野系子さぁ・・・。
気持ちは分かるよ?
娘にも、自分と同じような良妻賢母の道を歩んでほしかったんだよな?
それが女性のあるべき生き方だと思って。

なのに娘は自分の道を進んで、かつて男野自身が諦めた夢を叶えてしまって、
夫も周りの人もそんな娘をチヤホヤして、自分の人生何だったんだろう・・・って思っちゃったんだよな?

男野のときは、女性が自立することへの風当たりも強くて、専業主婦になるのが当たり前で、そんな時代の巡り合わせを恨んだりもしたんだよな?

自分ひとり我慢させられているそばで、自由に、やりたいことやって、充実した人生を歩んでいる人を許せない気持ちになっちゃったんだよな?

それで、そんな連中より自分の生き方こそが正しいのだ!と思いたくて、男系固執なんかにハマっちゃったんだよな?

挙げ句、景気の悪化とか、少子化問題とかは、現代日本が個人の自由とか権利意識とかを増長させすぎたせいだ!とか思っていて、せめて皇室は、自分が思い描く、昔ながらの伝統的な姿を保ってほしいとか思ってるんだよな?

気持ちはすごく分かるよ?
だって、男野だけじゃなく、みんな不満と我慢をため込みながら生きていて、他人に対してものすごく不寛容になってしまっているんだから。

だけどね、そんな風に他人の足を引っ張り合ってギスギスしている社会が、うまくいくはずないじゃない。
他人の生き方を妬んだところで、自分が幸せにはなれないよ。
自分の人生を認めてやれるのは、結局のところ自分自身しかいない。

そして、そうやって人々が前向きに、幸せに生きていけるように祈ってくださるのが、天皇陛下を始めとする皇室の方々だよ。
皇室の方々は、「国民と苦楽をともに」することが皇室の伝統だと仰っている。
私も、それが一番、皇室にとっても、国民にとっても、日本にとっても幸せな形だと思う。
国民の幸せを祈ることに、男性も女性もあるものか。

自分の願望という色眼鏡を外して、ありのままの皇室の姿を見てごらんよ。
そうすれば、男系男子なんかにこだわることがいかにくだらないことか、きっと分かるよ。

3 件のコメント

    れいにゃん

    2023年2月9日

    『国民の幸せを祈ることに男も女もあるものか』
    本当にその通りですよ。
    何だか切ないですね。
    男野家は女の子一人なのでしょうかね?
    系子自身は男を産めの圧力は経験したんでしょうか?
    寧ろその方が、ここまで拗らせることにはならなかっただろうな。

    L.K

    2023年2月8日

    ご掲載、ありがとうございました!
    京都のSさん
    コメントありがとうございます!
    男野系子は日本人が抱える闇の象徴的な存在ですね。
    第3章ではそこでもう退場しそうな感じもしましたが、もしかしたら『愛子天皇論』は男野系子を主役にして構成されているところまであるかもしれないと思いました。
    男野系子が双野系子になってハッピーエンド、ってなったらいいですね。
    >>最も悪いのは新田均似の夫
    でも、その夫にもつらい過去があってああなったのかもしれませんよw

    京都のS

    2023年2月8日

     L.K様、系子ちゃんへの私信風なのが笑えますね。
     男野家に限っては、最も悪いのは新田均似の夫ですね。嫁は従わせたい(嫁に言うことを聞かせられない男だと思われたら世間体が笑い)けど、娘がステータスの高い職業に就いたら自慢できる(世間体が良い)という世間人の最も嫌な部分が全開にしているのがエセ新田(笑)ですから。つまり、系子は世間主義の犠牲者だと言えるのですが、行き着いた先が男系固執世間じゃ浮かばれませんねぇ…。

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