オドレら正気か?in岡山「ときめきの愛子天皇」の感想(後編)

オドレら正気かライブ「ときめきの愛子天皇」公開部分の感想・後編を送ります。

・「ときめき」が辿りつく場所
 週刊誌報道が、皇室を(前向きに)取り上げる場合、どこかミーハー的・ポピュリズム的な要素が入ってしまいます。ただ、そうした「入り口」から皇室に興味をもった場合でも。皇族方のお言葉、佇まいから「清らかなオーラ」の道が伸びており、最終的には「恋闕」に辿りつきます。ときめきは、「陛下の為に命を捧ぐ!」という、爆発的な感情に繋がっている事に、驚きつつも納得しました。
 自称保守派は「特攻隊への賛美」「尊崇」などの、戦前的な表現を好みますが、一方で感性が劣化しています。それゆえ「恋闕」という言葉の意味を、自分事としては考えられないようです。結果として「ぼくのかんがえたサイキョーのそんのうしん」こと倉山的な連中が跋扈して、皇族方を苦しめています。「言葉で表せない感激」を拒み、説明できるステレオタイプ的な感情を重視しているようでは、皇室を支えている「庶民のときめき」は、理解できないといえるでしょう。

・「愛子天皇論」のヒミツ
 水面下で人気が広がっている「愛子天皇論」。それが「恋闕」の物語だったとは思いませんでした。そうした自然な「ときめき」から始まり、その目的を達成する為「論破」という武器で挑んでいく。シンプルながらも、戦争論「南の島に雪が降る」と同じく、「情+論理」の構成にギャグ・パロディのおまけつき。これが面白くないはずがありません。ヒット作の秘密の一端を、知る事が出来て良かったです。
 小林先生は「昔のワシには男尊女卑の所があったが、少しずつ変わってきた」と発言。その上で人気キャラ・男野系子を見ると「ああ、小林先生の『過去の呪縛』も、彼女の中に入っているのか」と納得しました。「なんとなくダンケー派」の中に潜む、男尊女卑の呪縛。彼らだけでは無く、皇室課題に向き合う人は、誰でも「自分の中の男尊女卑」という「原罪」を背負っています。
「彼らの呪縛、ワシ自身の呪縛も、まとめて斬り、説得してみせる!」そんな小林先生の決意が伝わる一幕でした。

・合体ロボ主義と地殻変動
 戦争論以来、小林先生は、ひとりで世の中を変えようとしてきました。それからの先生は「変わるときはあっという間に、地殻変動が起きる」事を信じて、(ときには)孤独な戦いにも挑んできました。
 そんな小林先生から「男系派が時間切れを狙っている」「地殻変動が起こると信じ、攻撃的に戦え!」「ワシはひとりじゃない、公論戦士のみんな、ワシを助けて欲しい!」という、激励のメッセージ。
 「この動画のリアルタイム視聴は1100人。この状態で、九州1000人祭りが出来るか、不安だ」とは思っていましたが、ここで発破をかけられました。高森師範の「私たちが諦めたら、全てが終る」という状況が続いている以上、退くわけにはいきません。
 「ときめき」から戦いの動機が生まれる。全てが繋がっていると自覚できた、有意義な議論でした。歴代陛下は「過去―現在―未来」を繋ぐ要であり、その具体的な行動は、国民達が創っていくもの。私たちには「男系派には勝てる!」という確信もある。そして愛子天皇を阻む「呪縛」ごと、みんなの手で断ち斬りましょう。(完)

文責 福島県 殉教@中立派

1 件のコメント

    ナクラ

    2023年2月14日

    ライブを途中から見て、ホワイトボードに「恋闕」と書いてあったので、思い当たりりました。
    今は亡き、田中卓先生が展開されていたサイト「戀闕の友へ」ですよね。
    このサイトの主要部分は、先生の著書「愛子さまが将来の天皇陛下ではいけませんか 女性皇太子の誕生」にまとめられています。
    先生の主張が現在でも、引き継がれているのを感じて嬉しくかんじました。

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