(編集者より)
前回で、筆者の歪んだ本質が露呈されたと思いましたが、ここでサトルさんも述べているように、突如イギリスの皇位継承の話がでてきます。(予想に反して)この人、意外にフェアなのか!と一瞬、自分は思ってしまいましたが…果たして!?
では、どうぞ(_ _)>
P28
「海外を眺めると、「女系容認」「男女関係なく長子相続」の制度の国もあります。それが日本と何の関係があるというのでしょうか?……」
「……国際社会においては、歴史の長いというのは、伝統があるので偉いのです。古い方が新しい方に従う理由はないのです。」
「最近、イギリスでエリザベス二世からチャールズ三世に王位が継承されました。女系継承です。昔のイギリスでは、こういうのを「王朝交代」と言いました。」
あれれ……さっきの「女系継承」と説明が……(※変わってますよね、ハッキリいって
( ̄▽ ̄;))。
出た!王朝交代!
「たとえば一六0三年にエリザベス一世からジェームス一世に継承された時は、テューダー朝からスチュアート朝に王朝交代したことになってます。しかし、現在のイギリスは女系継承も王朝交代として扱わないようになりました。」
「「そうしたいから、そうした」以外の理由は特にありません。同じことを「王朝交代」と呼ぶか呼ばないかだけのことです。」
頭が痛くなってきた……。
「ちなみにイギリスは女系継承を認めたので、王位継承者は順位五千七百五十三位までいるそうです。それを真似して、果たして日本の皇位継承が安定するのかどうかは、次節で。」
……
やっとP29
唐突に、イギリスが出てきましたが、これは”君塚氏”への中傷の前振りです。ほとんど、「当たり屋」に近い……(私は嫉妬……と見ています)。「女王」への人気に恐怖を感じてる、ようです(嗤)。それも、「国体破壊」だからとか言うのではなく、「彼個人」が感じる恐怖。
今日はここまでm(_ _)m
文責 東京都 サトル
5 件のコメント
サトル
2023年2月18日
お詫びと訂正。
「サントリー学術賞」は「フジサンケイグループ主宰」ではなく、「公益財団法人サントリー文化財団が主催」の学術賞でした。事実誤認のコメントでした。関係各位にお詫びして訂正致します。
申し訳ございませんでした。
サトル
2023年2月18日
皆様コメントありがとうございます。
正直、倉山の著書……に限らずYouTube含めますが、話し合う意義……どころか読み聞きする意義、価値すらあるのか大いに疑問です。瞬時に唾棄すべきものです。
しかし、これらを積極的に支持する(支持表明するバカタレ)、あるいは放置することによる「消極的支持」する議員が大多数。
大問題です。
「思考に対する妨害電波」でも流してるのか?と思われる本で、いちいちコメントしてるとキリがなく、転記がメインになりがちですが、「論破祭りのテキスト」として活用していただければ、本望ですm(_ _)m
今第二章に取りかかってますが、面白い……不思議なことに、高森師範を「できるだけ避けてる」ことが、手に取るようにわかります(笑)。自覚はあるようですね。
※うさぎさん。お気遣いありがとうございます。倉山は君塚氏の『立憲君主制の現在』は「はじめに」すら読んでないですね。フジサンケイグループ主宰の「サントリー学芸賞」を受賞したのが御不満なんでしょうかね?気にしてるくせに。
帯文には「君主制が「民主主義を補完する」-「21世紀の帝室論」!」……気に障ったのかな(笑)?君塚氏への「評価」が、これまた酷いもんです。
殉教@中立派
2023年2月17日
藤井聡も主張する「時効原理」。「長く続いたものは、それだけで価値がある!」という考え方の事。
で、倉山はこれを拡大解釈して「(無条件で)古い方が偉い!」と主張している。まず「偉い」ってどういう尺度なのか?「偉い」なら、具体的に何が変わるのか?それこそ「ぼくのかんがえたサイキョ―のものさし」ではないか。
どこの国の王室にも、独自の戦略・尊厳がある。それを分かっていない、尊重する気のない倉山の駄文。イギリス人に喧嘩を売っているとしか思えないのだが。
奴も「皇位の安定の為に、どうすべきか」という問題意識はあるが「女系OKで安定させるなんてとんでもない。王朝交代が起こり、皇室が途絶えるぞ!」という倒錯振り。この結論がロックされている限り、倉山と話し合う意義など無い。
Dr.U うさぎ
2023年2月17日
どうして、どちらの王朝が偉いとか偉くないとか、従うとか従わないとかの話になるんでしょうね。なんでしょう、この幼稚さは。
同じ立憲君主制の国々が、いかなる形で新しい時代に対応しようとしているかを、お互いに学び合うということでしょう?(君塚氏の著書には、裕仁皇太子がジョージ5世から素晴らしい薫陶を受けた話がありましたね。)
そして「女系」の概念。はぁ。つい直前に倉山氏は、愛子さまの(将来の)お子様が皇位継承できるようなシステムを「女系」継承と呼ぶのは間違いで、それは「雑系」の継承とでも呼ぶべきだと言ったわけですよね。
ならば、既にそのようなシステムを採用しているイギリスやスウェーデンなどの王室も「雑系」継承と呼びなさいよ。英国チャールズ3世などは「雑系国王」ということになるんでしょう? そう呼びなさいよ。
日本の皇室のことを語るときは「雑系」という侮辱的な言葉を使い、その直後に、西洋の王室に対しては「女系」という別の言葉を(それは誤った用語であると自分で言ったにも関わらず)臆面もなく使用するわけですか。
言論人として、低級、姑息、幼稚としかいいようがない。
*サトルさん、こんな低レベルの本の内容報告を続けてもらう形(?)になってしまって、なんだか、申し訳なくなってきました。合間に岡本太郎あたりの本を読んで、リフレッシュしてください。
基礎医学研究者
2023年2月17日
(編集者からの割り込みコメント)ふ~ん。やはり、ここまででこの人の言説に一貫して感じるのは、「皇室」に敬意を払うという感覚が欠落しているということですよね。外国の王室などをみると「女系容認」や「男女関係なく直系継承」なっているので、それがよほど都合が悪いのか、「歴史の長い方が短い方にあわせる必要はない?」とか「(イギリスにおいて、現在は王朝交代とみなしていないに対して)そうしたいからそうした!」みたいな感じで、やけに軽く扱いますよね。自分からみたら、それは、外国においても「皇位の継承」を安定化しようと思ったら、男女関係なく継承することを歴史の知恵で学んだといえますし、「王朝交代」などという言葉を軽々しく用いなくなったのも、「因習」を改めた結果に見えますけどね!
で、この方、なんでこんなに必死で、否定しようと躍起になっているのかがむしろ気になりますが、サトルさん言われるように、周りで起こっている(非常に都合が悪い)ことへの個人的恐怖、というのは、なかなか言い得て妙でございますね。さらに付け加えると、この人は一体誰を説得しようとしているのでしょうか?自分は、日本国民一般かと思っておりましたが(皇室の弥栄を考えるのならば)、たぶんそうではなく、ごく一部の自分の陣営の方々なのでしょうね、きっと。