出典 宮内庁HP ご給桑をなさる皇后陛下(紅葉山御養蚕所)
https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/photo/19266
皇后さまは、5月11日の午後に、皇居内の紅葉山御養蚕所で「御養蚕始(はじめ)の儀」に臨まれました。
養蚕は明治天皇の妻、昭憲皇太后が産業奨励のために始められ、以後歴代の皇后によって受け継がれてきました。
養蚕作業は今後約2カ月に及ぶそうです。
さて、youtubeのテレ東NEWSチャンネルには5月29日に行われたご給桑(きゅうそう)の様子が映されています。
皇后さま笑顔の理由…皇室ちょっといい話(1)
https://www.youtube.com/watch?v=fBGMzT7roHI
皇后さまが笑顔で楽しそうに作業をされている姿がとても印象的です。
その中にこんなエピソードがあります。
孵化したばかりの蚕には、桑の葉を細かく小さく切って与えるそうです。
その際に同席していた宮内庁担当者が「蚕にも離乳食がある」と話し、それを聞いて皇后さまは笑みを浮かべられたそうです。
ご自身の育児の経験と重ねられてのことだと思います。
皇后さまがいかに慈悲深く、育児を大切にされてきたかがわかる温かい瞬間ですね。
とりわけ出産で苦労されてきた皇后さまが、このように楽しく蚕の世話(育児)をされていると思うと、育児経験のない私でもなんだかウルっときてしまいます。
愛子さまの育児もこうして楽しくなされてきたんですね。
私は皇后さまのことがますます好きになりました。
ご公務や宮中祭祀に臨まれる際の皇室の方々の姿は凛として神々しく、畏敬の念を抱かされる一方で、上のような微笑ましいご様子を見るとこれまた親しみを感じ、より一層尊敬してしまいます。
このように皇室の方々の様々なお姿を見てきたからこそ、国民は皇室に対して自然な敬愛を抱くことができるのです。
決して男系の血のリレーではありません。
皇位の安定継承に欠かせないものの一つが「国民の理解と支持」です。
それを踏まえれば、我々国民が温かく見守ってきた愛子さまが皇太子になる直系継承が、一番自然であり、皇室と国民の信頼関係を崩さない最適な方法だと思います。
文責 愛知県 マメ菓子