ゴー宣道場in奈良、感想(前半)~ 確実に追い詰められている!(殉教@中立派さん)

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(編集者より)
私は当日会場に参加しておりましたが、さっそく外から視聴された方からの感想が、届きました。なかなかの力作で参考になることも多いので、前半、後半の2回に分けて紹介させていただきます。

・憲法の重要性~破られたら何が起こるか?

 週刊誌や八木のデマ攻勢に抗う為には、「男系派の案は、憲法14違反」という事を、広く伝える事が必要です。ただ、今の日本では「立憲主義の重要性」が伝わっていないのが現状です。まず一般市民にとっては「憲法破りで、具体的に何が起きるのか?」を伝えるのが良いかなと思います。例えば交通ルールを破ると「死亡事故」という、分かりやすい危険が発生するので、民衆は警戒するでしょう。一方、憲法14条を破った場合はどうでしょうか。特定の家柄の人だけが「皇室入り」で優遇される→まるで、皇室が依怙贔屓を先導したように見える→「天皇は差別の元凶」と考える人に、お墨付きを与える→天皇制への反発が広がり「統合の象徴」では無くなってしまう

・・・・という構図。ここまで深く考えた事は無かったので、目から鱗でした。すると、憲法違反塗れの安倍政権が、同時に「負の遺産塗れ」である事も、納得できます。その影響を受けた内閣法制局では、真っ当な役人が活躍できなくなり、正論も通らなくなってしまいました。更に「有識者」選びの基準も、「結論ありきの恣意的な会議」に合った人材ばかりです。コロナ分科会・テレビに呼ばれるセンモンカなどにも、似た傾向があります。

 ただ、現代の日本では「国民が猛反発する制度は、通らない」という側面もあるので、引き続き論破祭りも継続し、敵軍の外堀を埋め、逆賊を包囲していくべきだと思いました。

・狭まる包囲網

 思えば、昨年3月も皇室テーマで道場を開きましたが、あの頃とは、明確な変化もあります。まず、岸田総理の「議論スタート宣言」があった事。そして、論破祭りによる連中への包囲網です。

 追い詰められ、断末魔を上げた男系派が、週刊誌で「本人取材したら、嘘がバレるデマ記事」を書いた事も、最近の事です。記事の文章自体は、昔のコピペであるのも呆れましたが。(昔は行った)取材をナシにする+高森師範らの発言を歪曲するなど、今まで重ねたバッシング記事の、集大成のような事をやっています。そんな「負の遺産の集大成」が広まると、多くの皇族方・一般民衆の人生を、毀損するでしょう。そんな「積み上がった屍の上に、成り立つ制度」では、皇族方の落胆や、民衆の人心離れも避けられません。

 「愛子さまに、幸せな結婚+男系継承維持のメリットを!」という美辞麗句(←男系派はそう思っている)に惑わされず、エビデンス無しの落書きを、消し続ける事が肝要です。

4 件のコメント

    殉教@中立派

    2023年3月13日

    >京都のSさん
     一般市民にとって、話題になり易い条文・・・確かに、9条は(右派左派の不毛な争いなどで)目立ちますので、「宣伝効果」は大きいのでしょう。ただ「あんな争いに巻き込まれたくない、敬遠しよう」という気分が大きくなると、結局は「無関心」へと着地してしまいます。更に世間主義、お上依存、日々の生活に追われる・・・などで、憲法を考えるチャンスも無く、立憲主義からも遠ざかっていきます。
     小林先生も「義務教育を終えた国民が『読めない憲法』というのは、立憲主義を行う上で、問題がある」と述べていました。分かりにくい憲法が、(分かり易い条文に)改正する事も出来ずに放置されている状況、突破口が見えません・・

    >基礎医学さん
     採用どもです。男系派と私達では「具体的に、何を『危機』だと思っているのか?」が違うのが、論破祭りでの実感ですよね。道場の言葉を借りると「男系派は、現実的に解決すべき問題に向き合わず、『別の問題』を勝手に作って回答している。学生ならば落第だ!」というもの。男系派の発言が「現実無視」連発である理由も、「有識者会議・『皇族数確保』というスリカエ」も、これで説明できます。
     「憲法を破ったら、具体的に起こる事」は、交通事故のように「わかりやすい即死」ではなく、じわじわ進行する「真綿で首を絞める」的なものです。すぐには実感しにくいことについては、中々警戒心を持ちずらいのでしょうか。最低限、その部分を分かった上で「権力に憲法を守らせよう、権力を監視しよう」という真っ当な心構えが欲しい所です。

    >突撃さん
     連中は、長年にわたる時間稼ぎ戦術「静謐にやれ!」がありますからね。「コロナ騒動をまだ続けたいセンモンカ」よりも、年季が入っていて厄介です。
     単に「憲法違反」だからという理由では、「安倍政拳奥義・憲法違反百裂拳」に慣れ切った国民に、切迫感は伝わらないでしょう。時間が無い!という危機意識の他にも、より具体的に伝えていきたいですね。
     さて、3月13日の各地からの報告には「マスク自由化の日だが、外さない人の方が多い」という傾向がありました。自分の事については「危機への備え」という意識がある日本国民。一方「皇室(他者)の危機」には、どう動くのか。せめてその頑固さを、良い方向に活かして欲しいのですが・・・・

    突撃一番

    2023年3月13日

    確かに、天皇制=「差別の元凶」というサヨクの天皇制反対論に、お墨付きを与えてしまう、という底知れぬ「ヤバさ」までは、私も思いが至ってなかったです。

    「旧宮家案」が、一体どれだけ皇室の存続を危うくする暴挙なのか、奈良ゴー宣道場を拝見して、改めて思い知りました。

    また、週刊誌にコソコソリークするぐらいしか戦う手段が無くなった八木ちゃん然り、最近「ストロングスタイル」でもあんまり皇統問題やらなくなった倉山然り、確かに男系カルトの戦闘フェーズは「悪あがき」の段階へと移行しつつあるかも、という事は私も感じていますが、まだ油断は出来ないと思います。

    本人が敗けさえ認めなければ、15年以上も「旧宮家いるいる」「さる御方が言ってるもん!」等とグズグズ言い続ける事だって、可能だったのですから。
    ねえ八木さん??

    アニメ派の人にはネタバレ御免ですが、鬼舞辻無惨だって、ちゃんと太陽の光で最後まで焼かないと、また逃亡して復活しますから。

    消しズミになるまで論破しまくった方がいいと思います。

    基礎医学研究者

    2023年3月13日

    (編集者からの割り込みコメント)興味深く読ませていただきました。自分は設営しながらの視聴なので、どうも基本「熱気」を感じるがまず先立つのですが、殉教さんのように少し離れたところから見られる感想は、参考になることが多いです。「彼らが、かなりあせっている」、これは道場、およびその前に企画された「ことなら座談会」で、ほぼ皆が感じている共通認識と思いました。ある意味、そのくらい向こうは「変な危機感(?)」があるのでしょう。本当の”いまそこにある危機”は、愛子さまがお子様であるにもかかわらず、皇太子になれないことなんですけどね(# ゚Д゚)。
     それから、「憲法がもしなくなったら?」。冷静な視点ですね。殉教さんいうように、これは皆もっと真面目に考えたほうが良い問題設定と思います。後半に、期待します。

    京都のS

    2023年3月13日

     良い振り返りになりました。今の日本では「立憲主義の重要性」が伝わっておらず、一般市民にとって「憲法破りで具体的に何が起きるのか?」の件ですが、一般人にあっては憲法問題で話題に上ることの9割ほどがニュースとして扱われることの多い9条(第2章)問題だと思われるので、国民の権利(第3章)や、ましてや第1章(天皇)に目を向ける人はいないでしょうね。
     伴野十蔵「この国の民は自由民権など永遠に求めない!」…嗚呼。

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