サンデー毎日の記事を紹介します。
何話す? 政治家と天皇 「内奏」から考える皇室 社会学的皇室ウォッチング!/66 成城大教授・森暢平
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230313/se1/00m/020/001000d
皇室に関して、かなり深い論考を展開されていることで知られる、森暢平さんの記事です。
日本でもイギリス王室の「オーディエンス」のようにできないものでしょうか。
サンデー毎日の記事を紹介します。
何話す? 政治家と天皇 「内奏」から考える皇室 社会学的皇室ウォッチング!/66 成城大教授・森暢平
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230313/se1/00m/020/001000d
皇室に関して、かなり深い論考を展開されていることで知られる、森暢平さんの記事です。
日本でもイギリス王室の「オーディエンス」のようにできないものでしょうか。
2 件のコメント
突撃一番
2023年3月15日
内奏に関して、「憲法上の位置付けが難しい」と森氏は言うけど、複雑に考えすぎじゃないかな?
憲法上、確かに天皇は政治的権能を有しないのは勿論だし、戦前みたいに軍隊の統帥権なんか持ってるわけでもない。
しかし逆に言えば、イギリスのオーディエンス制度がそうであるように、天皇が公に御自身の意見を述べられたとしても、従うか否かは、時の権力者が自分の判断で決めればいい、というだけの話だと思う。
当然、「権能」なき所に責任なんか生じないので、例えば「はだしのゲン」とかで散々口汚く批判されてるような「天皇の戦争責任」なんか生じる余地も無いし、政策に対する全ての結果責任は、権力者が負えばいいだけの話です。
もし権力者が、陛下のご意志と明らかに矛盾する政策を実行して失敗した場合、「それ見たことか! 天皇陛下の方が正しいじゃないか!」と、国民は猛烈に批判すればいいのです。
あくまで陛下じゃなく、総理大臣をターゲットにね。
むしろ、天皇の政治的発言が過度に制約されているが故に、例えば安倍晋三の、挙げたらキリがないような愚策の数々とか、小泉政権時代の経済政策のように、立憲主義を破壊したり、社会的弱者を置き去りにしたような、明らかに「暴挙」としか言えないような政策に走ってしまっても、「時の権力者に対してニラミを効かせる」という君主制が持つメリットを、十分に発揮出来ないのではないでしょうか?
「時の民意」だけでは、権力は暴走します。
不勉強な国会議員なんかとは比べものにならないぐらい、我が国の歴史をお知りになり、「伝統」を体現されている天皇陛下のご意見を公然と伺う事は、よしりん先生がこれまで主張してこられたような、「死者を参加させる民主主義」の実現にも繋がるし、先述したように現行憲法を改正しなくても、実行可能だと思います。
(むしろ、陛下に政治責任が及ばないようにお守りする為にも、「天皇は政治的権能を有しない」という条文は、そのままキープしなきゃダメ!!)
京都のS
2023年3月15日
森暢平氏は「前2代の天皇とは異なり積極的に『御下問』することはないと想像する」「それにはマイナスとプラスがある」「憲法を守り天皇の役割に厳しいという意味でいえばプラス」と結論しています。「政治に関する権能を有しない」を遵守しすぎることは、「無答責」という観点では良いことですが、政治屋のやりたい放題を放置することは天皇陛下にも国民にも不幸をもたらす気がします。サッチャー首相に対してエリザベス女王が激怒したとされるオーディエンス制度を日本でも検討されて良いと考えてしまいます。