【連載】倉山満の新著「決定版 皇室論」を斬る! (その19)

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(編集者より)
今回も、サトルさんがしっかり導入してくれているので、このままいきます(`・ω・´)ゞでは、どうぞ(_ _)>

さて、ここまで
第一回ヒアリング(令和三年四月八日)……岩井克己氏(ジャーナリスト)、笠原英彦氏(歴史学者)、櫻井よし子氏(ジャーナリスト)、新田均氏(神道学者)、八木秀次氏(憲法学者)

第二回ヒアリング(令和三年四月二十一日) ……今谷明氏(歴史学者)、所功氏(歴史学者)、古川隆久氏(歴史学者)、本郷恵子氏(歴史学者)

に対する「倉山の評価(強弁)」でした。

次は、「第三回ヒアリング(令和三年五月十日)」の岡部喜代子氏(元最高裁判所判事 女系反対、復帰反対)から。因みに、ここまで読んでくると倉山の「賛成、反対の区分」も、

かなり怪しい」ですが。

この第三回から、第五回に、倉山の「女性蔑視(注……男女平等論と彼らダンケーはすり替えますが、本質は「女性蔑視」「(国民の)人権無視」)が露になる」回(?)です。

あと「憲法学者」には紋切り型で済ませます。

「岡部喜代子氏は元最高裁判所判事であり、誠に官僚らしいことを言っています。……」
「法律上は女帝、女系は可能であるとしていますが、……」
「……「ただ、だからといって、すぐにこの段階で女系天皇を認めるべきかということまでは、現段階では、私としては躊躇する部分がある」と述べています。」
「男系男子で伝統を守ることができるのであるから、守ることができるのであれば守った方がいい、守ることができないのであれば議論の余地はあるけども、可能だからといって今やる必要はない、ということです。」

倉山。元最高裁判所判事が、法律上可能なのに「躊躇する理由」に興味はないのか?今やる必要がない……も、これは「(悪い意味での)官僚らしい無責任さ」が正しい解釈じゃないのか?言質をとられない……という。

それに、「今やる必要はない」とは言ってないが。

まあ、「ロビー活動」を熟知してる?倉山だから、私に用語解説は判断できなくて残念だよ。

「岡部氏は「女性天皇は認めるが、女系天皇は認めないというお考えであったと思うが、(中略)先生のお考えは、飽くまで今の時点でのものであり、将来にわたっては、また議論を続けるべきではないかという趣旨か」という質問に対しては、「そのとおりである」と回答しています。」「こうした文書を読み解く時には、有識者会議の類は政府が事前にやりとりしたことを議事録に残すための確認作業であるという視点が重要です。」

おいおい。これで終わりか?「だからどうした……」はないのか?倉山。おまえも「官僚体質か?」

大石 眞氏(憲法学者 女系賛成、復帰反対)

「大石氏はいきなり、「かつて『皇室典範に関する有識者会議』の報告書(平成17年11月)が示したように」女系拡大の議論をやれ、といっています。……」
「……悠仁親王殿下がおられるのに、親王殿下がまだおられなかった時点での議論をやれと言うところは、どういう了見なのか不明ですが。」

バカか?

それはな。「悠仁親王殿下がお生まれになっても、皇室の危機に変わりはないということだ。倉山の了見は「明白」だけどな。濁りきってるわりには。

「旧皇族の皇籍復帰については「原則に合致する者のみに絞られるべきではあるまいか」と言いながら結局は反対しています。何を言ってるかわかりません」

だからね、満クン。「国民平等の『原則』」に合致する……」なのね。わかる?旧皇族はね……違うでしょ?

だから結局もなにも、「最初から」反対なの。

「何を言ってるか、わからない」のは、君の方なんだよ。

あ、そうだ。こうすればいいか。
「何を言ってるか(ボクは馬鹿すぎて)わからない」かな。変な印象操作はやめろといってるでしょ?

大石氏を「たった」6行で済ます倉山は、その後の「宍戸常寿氏(憲法学者 女系賛成、復帰反対)」は「たった」9行(ただし、「第四章で詳述します……」とのことなので、楽しみですね。)。この9行のなかで、

「宍戸氏は「法律で養子たり得る資格を一般国民の中から皇統に属する男系男子に限定するならば(中略)門地による差別に該当するおそれがある」と述べていますが……略……ここまで政策論に踏み込んでいながら、宍戸案が通った場合に悠仁親王殿下については「法律屋としては触れないという形でお話をさせていただいた」と述べています。」

あらあら、また印象操作ですか?
つか「政策論」てなによ?憲法違反と政策論?

笑止千万ですね。
で、次。

「百地氏(百地 章氏 憲法学者 女系反対、復帰賛成)は櫻井氏と同様の意見です。重複なので省略。」

百地 章……ここまで頑張って頑張って頑張って「ダンケー」の為に憲法学者の身分を捨てる覚悟だった「こーろーしゃ」なのに……。

わずか「半行」。櫻井とともに葬る倉山。

続く。

文責 東京都 サトル

4 件のコメント

    サトル

    2023年3月18日

    ご安心を。
    「あとがき」まで、きっちりやる所存にございます。

    基礎医学研究者

    2023年3月18日

    >サトルさん
    まあ、その通りなのですが(;^_^A。笹師範も注目の連載。倉山を追い詰めるためには、さらにしつこくいきます(笑)。引き続き、よろしくお願いします

    サトル

    2023年3月18日

    基礎医さん

    ここで、笹師範の、
    「倉山満「皇室論」のトンデモ言説を深掘りする【8】」を読めば、もう「完」の題字が出て、終りなんです……。

    大石氏の「平成17年……」の発言にしたって「こんな茶番は、やめろ!」「時間延ばししてる場合か!」と「読み取れる」んですがね。

    笹師範の言われるとうり、「日本語大丈夫?」の世界です(笑)

    基礎医学研究者

    2023年3月18日

    (編集者からの割り込みコメント)いや、今回は、ある意味おもしろかったですね。百地氏とか桜井氏への扱いが冷淡なのは、俗な言い方して申し訳ありませんが、私見では、「商売敵」疑いがありますかね(笑)。それから、岡部氏については、サトルさんも書かれていますが、この意見にこそもう少し突っ込んだ方が良いのではないか?と、自分も思いましたが。自分ながら、「本当にそのような時間的ゆとりはあるのですか?法律上「出来る」という見解ならば、どのように実行すべきか?を論じるべきではないか」と言いたくなりますが。
     そして、大石氏については、倉山の解釈は”ピント外れ”。いや、岡部氏と較べると、明らかに「皇位の継承」の存続について、警鐘を鳴らしているでしょう!と。それ以外の解釈は、自分には思いつきません。以上で、ございます(m_ _m)。

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