【絵馬日記】本モンの神サマは貧富の差なんてケチなこと気にしまへんで~。

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令和4年2月4日 大阪府 池田春日神社
愛子さま ボールペン マジック
使用時間 約40分

この日2枚目になります。
前回のは現地で描きましたが、平日の業務中だったのでこちらは終了後に描いて奉納。
(神社の写真無い。すみません)

さて。
他に奉納されている絵馬を見てると当時の人々にとって、信仰とはどんなものだったかと思いを馳せます。
現在ほど科学が発展しておらず、自然現象も原理や法則が解明していない古来~中世時代。
そもそも神道のみならず、宗教とはどうして生まれたか?

宗教が無かった時代の死生観はもっとシンプルに、道具や車が壊れたら埋めて処分する程度だったのでは?
生まれ変わりどころか天国も地獄も、常世も楽園という概念もなかったわけですし。
リンゴ食えとそそのかす蛇すらいなかったわけで(笑)。

誰しも生活していく中で好意を寄せあい交友関係を築いていくと、心の支えとなっていた者を失うのはとにかく苦痛です。
いきなり事故や病気といった、心構えの出来ていない状態で亡くなった時の喪失感は半端ないものです。

「あの人がこんな理不尽な死に方するなんておかしい!」
「この死は何かしら意味があるんじゃないか?」
「何か使命があったから別の世界に行ったんだ」
「死んでない!雲になって空から見守っていてくれてるんだ!!」

人間のそうした、行き場のない心。
不条理を受け入れられない気持ちの受け皿として宗教は生まれたように思います。
運まかせな願い事だとなおさらのんびり待つ、とかできないでしょう。
宗教は本来文化の一つであるので、人間が心と知恵を持った証でもあるのでしょう。

身も蓋もないことを言えば、神様は実際にはいない。
願い事など誰もかなえてはくれない。

(というか自分で行動しないと無理)

それでも人間に心がある限り、信仰は未来も続くでしょう。

あ、特定の民族をサタンなどと罵る思想、連中は宗教ではないのでお間違え無く。

壺なんかいくら買うてもご利益ありやおまへん。
本モンの神サマは貧富の差なんてケチなこと気にしまへんで~。

2 件のコメント

    京都のS

    2023年5月16日

     絵の評価を書いていませんでした。今回の絵馬の愛子様も神々しく愛らしいですね。業務中に書いたにも関わらず完成度が凄まじいです。

    ※下記コメに書いた「不条理の棚上げ先」については「日本病を癒すのは誰か」( https://aiko-sama.com/archives/21995#comments )を参照してください。

    京都のS(サタンのSじゃねーし)

    2023年5月16日

     「あの人がこんな理不尽な死に方するなんておかしい!」「この死は何かしら意味があるんじゃないか?」「何か使命があったから別の世界に行ったんだ」「死んでない!雲になって空から見守っていてくれてるんだ!!」…これらが災害死や戦傷病死のことを指すなら、天皇陛下は被災地や旧戦跡に出向いて祈ってくださいます。つまり祈る存在としての天皇は宗教的権威であり、かつ不条理の棚上げ先(山本七平)でもあるわけです。
     ところで「リンゴ食え」にウケました(笑)。統一協会では「リンゴ食え」と唆すのはリリスじゃなくサタンで、エバはアダムを裏切ってサタンと不倫するんでしたっけ?「エバ国(日本)はアダム国(韓国)に貢ぎ続けろ」「アダム国の王室は滅びたのにエバ国の皇室が残っているのは気に入らんから滅ぼせ」と隣国は言います。それと同じ主張をする左右保革(左:永遠に謝罪補償=属国滅亡、右:皇統は万世男系=皇統断絶)の論者には「隣国へ(行け)」と勧めたいですね(笑)。

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