どんな国民でいたいか

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愛子さまが皇太子から将来の天皇となられ、そしてお子様が次の皇太子となる。

これは多くの国民が望み、心からお祝いできる未来だと思います。

しかし、長く「男系」で続けてきた継承方法を変えてしまうのか、と言われると物怖じしてしまう気持ちもあると思います。

現状では皇室に決定権はないので、今の継承の危機において我々国民が決断をせまられます。

どんな手段を選んでも誰かが何かしらの物理的、精神的な負担を負うしれません。

もし現状のまま男系継承の維持を選ぶのなら、先例に従うだけなので我々の気持ちの負担は少なく、ある意味楽かもしれません。

しかしその場合、様々な無理を強いられる皇室の方々と、そこに携わる方たちの負担があります。

我々は痛くも痒くもありません。

女性、女系天皇を公認し、新しい道を選ぶなら皇室の負担は最小限となり、必要なのは我々国民の側の「受け入れる気持ちと覚悟」という事になるのではないでしょうか。

これは大きな決断であり、僅かでも我々国民の精神的な負担となるかもしれません。

でもそれは我々が「敬愛する気持ちは何も変わりません。変わらずこれからもずっとお慕い申し上げます」と新たな皇室と共に生きる気持ちと覚悟を表明することで解消されるのではないでしょうか。

「国民に寄り添う」と仰っている陛下。
もう皇室のみに負担をかけるのではなく、国民の側が寄り添うべきです。

私はそんな国民でありたいと思っています。

文責 愛知のT

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4 件のコメント

    ニセただし

    2020年7月11日

     目から鱗が落ちる思いがいたしました。この考え方を、周りに伝えていこうと思います。

    京都府・S

    2020年7月10日

     全文が素晴らしいと思いました。

    タルト

    2020年7月10日

    国民の一人として、皇室のご負担を少なくしたいと、心から思います。

    2000年以上続いてきたと言われる男系継承が途絶えるということ、新しく、双系(女系でも男系でもよい)継承になるという未知の世界を不安に思う心は、私にも理解できます。新しいことを始めるのは勇気がいることです。私も最初に男女の別なく長子が御位を継がれるという案を聞いたときには、戸惑いました。それでも、天皇陛下がそれでよいと選択されているのなら、自分の私的な感情をコントロールして、天皇陛下の御心に沿い奉ろうと、私的な感情を横に置いて、色々と学ぶうちに、双系継承しか、今の困難を乗り越える道は無いということが理解できて、その先にむしろ、明るい希望が待っていると思えるようになりました。天皇陛下を戴く日本の歴史は、そのように核心部分を守りながら、伝統に新しい形を取り入れて、積み重ねられてきたものだと思います。

    いまこそ、メンツや慣習にとらわれがちな私的な感情を一度白紙に戻して、正しい選択をする勇気が、すべての国民に必要なのだと思います。

    ナクラ

    2020年7月10日

    デモまで行う必要はない(デモを否定してはいません)と思いますが、何らかの意思表示を行うべきです。
    14年も棚上げになっている状況を重く受け止めましょう。

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