第14回の感想です。
今回は実名でその言動を明確に批判するという意味において白眉の回であったと思います。
以前の回に挙げられた立憲民主党の泉健太代表の言説はあくまで「先例が大事」といった抽象的なものなのに対して、今回の自由民主党の長島昭久議員の言説は明らかに男系固執に寄り添ったもので、そのおかしさは際立っています。
旧宮家系・国民男子を準皇族と思い込んでいるだけでなく、自分には娘しかいないのに男を産めと言われ続ける皇室の女性の気持ちを推し量れないというのは相当な鈍感でしょう。
挙句の果てに「門地による差別」という憲法違反を理解せず、婚姻による皇籍取得を門地による差別じゃないかと言ってしまうのは日本国憲法や皇室典範をそもそも理解していないのじゃないかと疑ってしまいます。
これでは99条の憲法尊重擁護義務も理解できていないでしょうし、そのような人に国会議員を任せてしまっていいのだろうかとも思ってしまいます。
それにしても、最後のコマの家政婦よしりんに対する男系女人衆の反応が迷う暗玉葱美、論破されてもまだ闘志がある男野系子、うざいとしか思っていない隙田水脈と三者三様で興味深かったです。
迷ったり反発するのはともかく、うざいという反応はもはや救いようがなく、隙田に関してはもはや説得しようがない気がします。
家政婦よしりんの涙は男系女人衆に届くのでしょうか?
次回を待ちたいと思います。