「妄想大御心」とは?届いた感想をご紹介!

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昨日投稿しましたブログ。
皆さまに「妄想大御心」は倉山自身では?と問いました。

たくさんのコメントありがとうございます。
ブログに届いた、mantokunさんのご意見をご紹介させていただきます。

以下本文

ふぇいさんのご主張、本当にその通りです。倉山は小林先生が宮内庁長官に呼び出され、美智子様からの付箋付きの女性天皇に関する著書を託された件を知って、よほど狼狽しているのだなと思いました。

そもそも、国事行為を受け入れたのだからそれが大御心だというなら、倉山および榊原の両氏は、昭和天皇に法的な戦争責任があったと考えるんでしょうか?
昭和天皇は大東亜戦争開戦にあたり、御本心では戦争に反対されるお気持ちだったけれど、立憲君主であるため反対の立場を貫くことは不可能でした。最後にはハルノートまで突き付けられて、昭和天皇は断腸の思いで内閣の決定を受け入れ、開戦に同意せざるを得なくなってしまったのですが、倉山&榊原的には、開戦に同意したからには、これも昭和天皇の大御心ということなんですかね。

「若し己が好む所は裁可し、好まざる所は裁可しないとすれば、之は専制君主と何等異なる所はない。」という昭和天皇ご自身のお言葉を、皇室研究家であり憲政史研究家である(らしい)倉山が知らないんだとしたら、そんな実態に見合わない肩書は返上するべきです。同様に、産経新聞も「東條内閣の開戦決定に同意したのだから、昭和天皇には戦争責任がある」と主張しなくてはおかしいでしょう。

倉山も榊原も、まず小林よしのり氏の著作『昭和天皇論』の第8章「決着!昭和天皇の戦争責任論」を100回くらい読めと言いたい。

「内閣が開戦を決定した以上はいくら天皇自身が平和を望もうとも、その決定が意に沿わなくとも、憲法を遵守していたからこそ、拒否できなかったのだ。」
「「天皇が自らの意思で開戦を回避すべきだった」というのは、「天皇が憲法を無視すればよかったのに!」と言っているのと同じなのである。」

また、倉山の「妄想大御心が国を亡ぼす」などという見出しは、女性天皇が実現したら、すなわち愛子様が即位されたら日本が滅びると言っているのと同じこと。
倉山にしろ榊原にしろ、男系派の連中は自分たちがどれだけ思い上がった、無礼で非常識で、恐ろしく不敬極まりない発言をしているのか、これだけ論破祭りで名指しで批判されてもまだ分からないのなら、もう本当に救いようがありません。

継体天皇を立てた1500年前の先人の苦労がどうだとか、醍醐天皇だって臣籍から皇籍復帰して即位したとか、やれ玉音放送だの廃嫡だの親王宣下だのと、賢しらぶって口先では歴史知識や皇室用語をやたら繰り出してますが、肝心の「皇室や天皇をお慕いする気持ち」が全く伴っていないから、上っ面のポーズにしかなっていないのが見え見えです。まあ、小室圭さんを口を極めて罵倒してる時点で、秋篠宮家への敬愛なんてあるはずもないのですが。

男系派は立皇嗣礼を盾にとって、やたら大御心とうるさいくせに、秋篠宮殿下が「皇太弟」の称号を固辞されたために「立皇嗣の礼」という前代未聞の儀式になったことからは目を背け続けてるし、「兄が80歳のとき、私は70代半ば。それからはできない」と、実質的にご即位を拒んでおられる秋篠宮殿下のお気持ちも無視しているのだから、一体何を尊重してるつもりなのかと呆れ果てます。

男系派は、ひたすら己を高みに置いて「我こそは天皇より伝統を知る者なるぞ」とナルシシズムに酔いしれているものの、実際には日本破壊を目論むマザームーンの手下に成り下がっているだけ。「妄想大御心が国を亡ぼす」という言葉には、壺と印鑑とともに熨斗を付けてお返しします。

以上です。
mantokunさんありがとうございます。

倉山、榊原両氏は上記よく読んでください。
そして常識の海に沈んでください。

皆さまのご意見まだまだお待ちしております。

ナビゲーション 公論サポーターTwitter管理人 ふぇい

2 件のコメント

    サトル

    2023年5月12日

    mantokunさんのコメント……いつもながら情感を失わず、論理的で感服いたします。

    私は、特に倉山が「大御心」と口にするたび、逆上に近い怒りを覚えてしまい、普段から論理的でない自分にとって、心乱れるままで、恥じ入るばかりです。

    (ご存知のように)上皇陛下のおことばに、こんな一節があります。

    「天皇が象徴であると共に、国民統合の象徴としての役割を果たすためには、天皇が国民に、天皇という象徴の立場への『理解を求める』と共に……」

    おことばの文の中で、唯一……と言っていいくらいの「強い表現」を使われています。

    そんなことを思い出すと、
    マスク、ワクチンに関して、奈良道場での高森師範のお話にもありましたが、今日の園遊会でのお姿を見るにつけ、断腸の思いに駆られてしまいます。

    話がまた逸れてしまいました。

    mantokun さんのコメントが、私にとってある意味「鎮静剤」になっております。ありがとうございます。

    くぁん

    2023年5月12日

    mantokunさんの論破力はいつも感心してますが、今回はいっそう強力ですね♪倉山、あとの1人、俺も一緒に頭下げてやるから、平伏しろ!観念しろ!

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