引用元:宮内庁HP「愛子内親王殿下一歳のお誕生日に際し皇太子同妃両殿下の文書回答(平成14年)」
https://www.kunaicho.go.jp/okotoba/02/kaiken/gokaito-h14-gotanjo01.html
「女性セブン」7月23日号では、皇后陛下は自身が愛子天皇推進派の者を宮内庁参与として抜擢したかのような報道にショックを受けられた、と報じています。
また、その前提として、皇后陛下がお世継ぎ問題で筆舌に尽くしがたいご苦悩を経験され、そのため「重圧がかかる天皇の地位に愛子さまがつく可能性」には思うところがあるとしています。
この記事が事実であれば、国民が依然皇后陛下にご不安を与えていることになり、国民の一人として大変申し訳なく思います。
このほか同誌は、皇后陛下が「わが子の将来について”自分の意志で自由に決めさせてあげたい”」と思っていらっしゃると伝えています。
この記事を読むと、皇室の次の世代の方が皇太子というお役目を自ら喜んでお引き受けいただけるよう環境を整えることは、国民の責務だと思われます。
それでは国民の責務である環境整備とは何でしょうか。
それは、他でもなく、
男系という皇位継承の制約の撤廃
です。
皇后陛下が直面した理不尽は、男子を産めという圧力と、それによる人格否定的な周囲の言動にありました。
愛子さまを旧宮家の国民男子と結婚させて男系を維持することを希望する人がいますが、そうなれば皇后陛下が経験された災いが愛子さまにも降りかかります。
現在の皇室典範に沿って将来悠仁さまが皇位を継承される場合でも、悠仁さまとお妃には天皇皇后両陛下以上に男のお世継ぎというプレッシャーがかかってきます。
これでは、自ら望んで皇太子という道を選ぶことは難しいでしょうし、親としても無理に就かせたくはないでしょう。
皇室の方々はそのようなことを言わずお引き受けくださると思うのであれば、それは国民の甘えです。
今後も日本国民が象徴として天皇を戴きたいのであれば、皇室の方々にとって耐えがたいご負担となる「男系」という縛りは外す以外にない。
女性セブンの今回の記事から引き出せる教訓は、このことではないでしょうか。
文責 東京都 りょう
2 件のコメント
ナクラ
2020年7月13日
「女性セブン」7月23日号では、皇室関係者が宮内庁参与に、「どのような人選であれ、そのほとんどは(女性天皇)容認派なのです」と言ったとされているが本当だろうか。
少なくとも宮内庁が容認派で固まりつつあることは大きな前進であると思います。
今は体制を実績で積み上げていくことが必要です。
ナクラ
2020年7月12日
愛子さまが、天皇陛下のお子様に生まれたことは、運命です。
男でも女でも、皇太子、天皇になることは、同様に大変だと思います。
なぜ、愛子さまが女性だから避けて良いと言うことが優しさだと思うのでしょうか。
皇太子になるための環境を整えることは、国民として当然だと思います。