【本日の愛子さま2】⑪ライブの思い出

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今日も何処かで愛子さまを皇太子にと待ち望むみなさんいかがお過ごしでしょうか。

前回からの続きであります。
最後尾に並んだ私と友達はようやく矢沢永吉のコンサート会場に入ることができ、売店で初めて矢沢永吉のタオルを買ってみました。
会場内は、矢沢永吉になった気分の若者から高齢者までたくさんの色とりどりのジャケットに身を包んだ矢沢永吉がいたのでした。
私達の席は最前列。なぜファンクラブにも入っていない初めてチケットを購入した20代の若造がこんな特等席に座れるのか。
私の右側が友達で左側にポマードをたっぷりと塗りたくったおっちゃん。
「いよいよ矢沢永吉の登場です!」
とのアナウンスでステージに矢沢永吉が登場したのです。
「OHラブシック」のイントロと同時に目の前に「成りあがり」の矢沢永吉が。
すると私の左肘をパンパンと叩く者が。ポマードのおっちゃんが手拍子をするたびに私の腕を叩いてくるのであります。
右側の友達に相談しました。
「席、かわってくんない?」
「どした?」
「隣のおっちゃんが腕を叩いてくる。」
「絶対かわらない。」
諦めてステージの矢沢永吉に目をやった瞬間矢沢永吉と目が合ってしまったのです。猛烈に恥ずかしくなってしまいステージを見ることができず、左腕はずっと叩かれて、嬉しいのか辛いのかわからない状況になってしまったのでありました。
ポマードのおっちゃんはバラード曲のときは大人しくしているのですが、ロックが始まるとまた手拍子と共に私の左腕を叩いてきたのです。気を取り直そうとすると再び矢沢永吉と目が合ってしまいました。再び私は目を逸らしステージを見ることができず硬直してしまったのでした。

なんだかんだであっという間に終焉時間を迎え、帰りの車の中で友達の放屁を浴びて悶え苦しみ、サービエリアでラーメンを食べて、買ったタオルを眺めて私の生まれて初めての矢沢永吉のコンサートは無事に終わったのでありました。

真夏の愛子さまを皇太子にイベントはどうなるのでありましょうか。左腕を叩かれないようにはしたいのであります。

ではまた来週。

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