愛子天皇論第18回感想:8(基礎医学研究者さん)

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「愛子天皇論」絶好調のさなか、「愛子天皇論2」に向けて怒濤の展開を見せている、第18回愛子天皇論への感想も続々と届いております(その8)!


SPA第200章「被差別部落という門地差別」を読みました!
この漫画は、基本ストーリーギャクなのですが、今回は少し考えさせられる章でした。

今回、なぜ益荒子が“強敵”に思えたのか、がよくわかる章でした。
まさに、「門地の差別」が益荒子という“怪物”を生み出した、ということかと思いました(言い方を変えると、その源となる“執念”は、「油断」や「傲慢」の反対語に相当するのだろう、と思います)。

「固執亭」のメンバーは、自分たちのその行為が「皇室を滅ぼすかも?」とは、露ほどにも思っていないようです(「皇室の弥栄」は1 mmも考えていないのですが)。だが、益荒子は違う。自覚的に「皇室破壊者」であることが、良く伝わってきました。
「固執亭のメンバー」は女系乃夜叉吾も含めて、せいぜいのところ、己のポジションの確保やプライドを守る動機が強い、というだけなのだろう!?
でも、益荒子には、守るべきものがないように思えました(いや、むしろ自分自身は善いことをしている、という確信めいたものがある)。

だから、「皇室」の破壊行為に躊躇がなさそうに、自分には見えます(まるで、機動戦士ガンダムに出てくる、オールドタイプの人類を消滅させる目的で、「コロニー落とし」を断行するかのような態度である)。
ここは、運命の分かれ道だったと思いますが、自分、水脈は、恐ろしい人と手を組んだと思いました(一方、葱美は系子のところに踏みとどまって賢明だったのではないかと)。

益荒子の、恋愛しているときの“幸福”を感じている表情を見ると、「因習」とはなんと残酷なのだろう、と思う。ギャグマンガでデフォルメは入っているものの、その表情の“険(けん)”が取れる日がくるとは、いまのところ思えない!(ドストエフスキーの「罪と罰」やユゴーの「レ・ミゼラブル」ような、汎神論にもとずく“(魂の)救済のようなことは起こり得るのでしょうか?)

唯一の救いは、直系よしりんが、ポンポンお馬さんに乗りながら、系子らとやりとりしていることでしょうか?

さあ~基本路線のストーリーギャグを自分は続いてほしいと自分は思っておりますが、次回も目か離せません。

2 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年6月19日

    >L.Kさん
    コメントありがとうございました。なるほど、たしかに。「吹っ切れている」という意味では、山上に通ずるところがありますね(「執念」という点でもです)。天皇制を消滅させても差別はなくならず、天皇陛下は国民を分け隔てず安寧を祈るという点で、益荒子の考え方はL.Kさんいわれるように間違っていると思いますが、やはり侮りがたい。

    それから、もう1つなるほどと思ったのは、「ダンケー」の案を断行すると、「君臣の別」ではなく「国民を差別・分断」する行為へとつながりますね。「ダンケー」の方々は、一体この考えをどこまで自覚的に発しているのか(ケケ田を除き)?自分には、非常に謎です。

    L.K

    2023年6月19日

    私怨で動いているところは、山上徹也に通じるものがありますね。
    益荒子が共感されやすいのはそのためでしょう。

    ただ山上と違うのは、皇室が差別の元凶だとするのは全くの筋違いだということです。
    天皇陛下を始めとする皇室の方々は、血統に奢らず、真剣に国の安寧と国民の幸福を祈り続けてくださっています。
    皇室の方々をありがたく思うのはそのためです。

    でも、旧宮家養子案を実行したらその理屈も崩れます。
    血統(それも男系血統限定)を崇め、(内親王・女王方を蔑ろにしながら)血統を守るだけのために、国民を差別・分断する策なのですから。
    天皇陛下が何度も何度も「誡太子書」を引いて、そのような態度を否定しているのに、男系カルトには通じない。

    旧宮家養子案は、天皇陛下の意に背き、その権威を失墜させる逆賊行為です。

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