『愛子天皇論』【第一部、付録1】感想:「愛子天皇論」の謎に挑む②(殉教@中立派さん)

Post's thumbnail

・第一部(1~14章)一気読みの感想
 思えば、第一話から結論は出ていました。「男系派のプランは無理じゃ」「愛子さまを皇太子殿下にしなさい!」。リアルから見ても、これで話は終わりのはずです。にも関わらず、「モンチッチ」「Y染色体説」「易姓革命説」「無識者会議&劣化した政治家」など、地下鉄の落書きが氾濫し、そのシンプルな結論が汚染されました。
双系派が沈黙していた空白の期間は(葱美が言うように)長かったと感じます。一方「長島論破祭り・成果報告」から分かるように、論破の3つの武器―知識・皇室への敬愛・自分の言葉。これを公論戦士ひとりひとりが鍛え上げた歳月は、決して無駄ではなかったとも思います。
 ギャグの基本は常識の杭。論破の起点は常識の海。失われた常識を再生し、落書きを掃除するのが、第一部の意義といえるでしょう。

 キーワード「漸進的刷新」は、小林先生の過去作でも実践されています。例えば「よしりん辻説法」のりか坊は、話数を重ねるごとに、丸く・可愛くなっていきます。今回の男野系子も同じですが・・・一気読みをすると「くるくる変わる表情(顔芸)」の豊富さに驚かされます。敵ながら、いつの間にか親しみを覚え、ついつい読み返したくなります。
数え唄の小気味よいフレーズ「憲法違反で一発アウト!」。この形に辿りつくまでは、5話分の試行錯誤がありました。こうしてキャラ・ストーリー・セリフが(一話ごとに)進化していくと「知識解説がやや難しいけど、頑張って読んでいこう!」となります。こうした「引力」こそ、新規の読者さんに、気づいて欲しいポイントです。

・付録1:皇統問題用語集の感想
 トッキー曰く、必ずや名を正さんか。詐欺ワードに対する自己防衛は、正確な言葉遣いから。何せ、(生前退位に反対した)東大教授までが「旧皇族復活」と言い、メディアもそのまま通してしまう時代です。この風潮もまた、コロナ騒動の遠因なのでしょう。
 「雑系」「傍系主義」「直系カルト」などは、「無知」「わざと込めた悪意」が読み取れます。その言葉をコピペして広まる、バカの連鎖。こちらは、知の防波堤を広げて対抗しましょう。
(③に続く)

コメントはこちらから

全ての項目に入力が必須となります。メールアドレスはサイト上には表示されません。

内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。