昨今、みやびな血筋に誇りを持ち、貴方とは血統が違う!と叫ばれた方の発言に、思い出した事がありました。
二十代前半に日本の戦国時代にはまり、自分の祖先は武将として参加してないかと調べた時機がありました。
属した大名は何か?家紋は何か!、巻物はないか!
と床の間に寝っ転がられた父上に訪ねたところ、
「ウマしかじゃねぇの?それで、お前の何が変わるんだ?」
と問われ、ハッとしました。
また、大陸で引きこもりしてた時代に、自分は旧家の血筋を引いてる、中華で王様だった血筋かもしれないと聞かされ、知人に話したところ、
「で、何?血筋だけ良くてもあんたはただの引きこもりじゃん。」
とズバッと言われ、あ、コレは恥ずいのだなと学びました。
そうだ、自分はやんごとなき身分ではないのだ。今現代に血筋がどうのとこだわるのはナンセンスだと、気づかされました。
また、恥ずい自分の時と同じく、かの方はだいぶ大人になっているのにやんごとなき血筋にこだわっていますが、
皇族ではなく一般庶民である事実に、まだ気づいていないのだなと思いました。
血筋、血筋とアピールされるなら、自分は大陸の血筋引いてますので、漢民族のたぶん上から下までの身分だった血と、これまた日本の血で、北から南まで、上から下までたぶん全部あるかと思いますが、
何か偉いんですか?と問われたら、”いえ、ただの庶民です。”となります。きっとかの方は”いえ、ただの庶民です。”と言うのが怖くて、血にしがみつくしか出来ない小人なのだなと感じた次第です。
あ、でも血に関しては血液型は大事だと思いました。いざと言う時に献血が出来ます故、人の為になる血は大事です。血液は大事です。
文責 神奈川県 神奈川のY
6 件のコメント
ダダ
2023年7月6日
面白かったです♪
竹田は憲法を無視して自分のことを準皇族と思い込んでいるから、一般国民とは認めないでしょうねぇ。。
家紋は、TVの【デザインあ】でコーナーがあって好きでした。
膨大なデザインの中には庶民が考案したものもあると思います。
みんな表現者だったんだなぁ(∩´∀`)∩
突撃一番
2023年7月5日
初期ゴー宣の「家系図じまん」を思い出しますね。
丁度、ウクライナ戦争論2にも掲載された「集金奴隷」の、次の章。
登場人物の家永系太郎が、まさに竹田恒泰そのまんまでした(笑)。
『愛子天皇論』の続編では是非、こちらも再掲載してほしいです。
小島ジェイク
2023年7月5日
親から「源氏の傍流で村上水軍の血統を持ち、アントニオ猪木と遠い血縁がある」なんて教えられました。その血統が実は男系か女系かは曖昧なもので、親御さんはそれにこだわっていなかったのは覚えています。
もちろん、そのような血統でありながら海上自衛官でもなければプロレスラーでも政治家でもなく、ただの一般市民です。
自己紹介はさておき、血統についてはそう言っていた親ですら「無関係であり、直系でなければ疑わしい」と言うお答えをいただきました。アントニオ猪木の直系ではないから葬儀の通知はきませんでした。
まあそのほうがいいんだけどね、血の呪縛で自分らしさがなくなるから。
その血の呪縛が厳しい中華はいくら無害でも前王朝の血統を持ってるだけで殺されたり、一族郎党皆殺しなどの弾圧をしたから。三国時代はなかったが南北朝時代以降は「反乱防止の為」で行われたようです。
当時はインターネットもDNA鑑定もなかったから、前王朝の子孫と名乗ったら人が集まって勢力拡大して反乱を起こすことも出来たから。
未だに曹操孟徳や劉備玄徳の子孫などをDNA鑑定するお国柄だからね。
それに対して日本は「直系でなければ信用できない」のは先祖代々から続いた知恵と良識であり常識だから「愛子さまが天皇になるのは当然」であり、それを守るのが本当の保守派だと思います。
麒麟児
2023年7月5日
名字についてはもともと庶民も持っていました、ただし江戸時代までの身分制度では公的に名乗ることが許されなかったものですね
そうでないと数十万種類の名字が明治に一気に誕生したことになるため、そんなことはあり得ないです
名字は地域血縁的なルーツをたどる大切なものですね
京都のS
2023年7月5日
面白い論考でした。しかしながら、日本では庶民の苗字は明治期に四民が平等となった時に元農民らがテキトーにでっち上げたものが多いと思っています。たとえ清和源氏っぽい流れの苗字であっても、「カッコよさげな苗字を付けてみたw」というYoutube番組みたいなノリだった気がするのです。
それから、本当に良い血筋だったとして、その人の現在が他に何の取り柄も無い状態なら、やはり「で?」という感想しか出てきませんね(笑)。
基礎医学研究者
2023年7月5日
(編集者からの割り込みコメント) 興味深く読ませていただきました。いや、個人的には家紋に結構ロマンがある!というのは、戦国時代の歴史好きとしてはちょっと思ったりして(*´▽`*)。豊臣秀吉の桐紋とか徳川家の葵紋など。自分、実はうちの子の学校の宿題で、自分の家の家紋を調べたことがあります。そうすると、丸に剣片喰(けんかたばみ)であることが、わかりました(「片喰紋」は、道にある「片喰」という植物をそのまま家紋にしたものです。)。丸に剣片喰の家紋は、徳川家康の重臣であった酒井重忠が、この家紋を使用していたらしのですが、だから何?…という感じでございますね。家紋は正直、今や墓石に刻まれたマークという認識が一般的であり( ̄▽ ̄;)、家柄が~!などという大げさなものではない、と思います。閑話休題。
で、まあトリビアでいっているレベルならば全然害はないのですが、今回神奈川のYさんが出されるようなレベルになると、ちょっと滑稽ですよね(しかも、信奉者がいたりすると…)。今回のブログを読んで、そのように思いました。