作詞家の森由里子氏が著した『新時代のアマテラス～愛子天皇の未来へ』を読んだ方はおられるでしょうか。本書は、なぜアニメ「ドラゴンボール」の主題歌「摩訶不思議アドベンチャー」や中森明菜の「TATOO」を作詞した著者が愛子様の立太子実現を訴える著書を書くに至ったのかを自らのスピリッチュアル体験を通して描く第1章・第2章、そして愛子天皇誕生以外に皇室が続いていく途が無いことを論理的に説いていく第3章、そして人気漫画『ガラスの仮面』や『アマテラス』の作者・美内すずえ氏との対談を収めた第4章で構成されています。
森氏のスピリッチュアル体験の中で特筆すべきは、ヒュプノセラピー（退行催眠）により彼女の過去生が和気清麻呂だと言われたことや、あるイベントの帰りの電車でたまたま声を掛けた女性が、過去生は和気清麻呂の側近だと言われた体験を持つ人だったことなどです。和気清麻呂と言えば、称徳天皇（♀）から皇位を譲り受けることを画策した道鏡の奸計を止めた日本史上の英雄です。
ところで、和気清麻呂を引用したり持論の補強に利用したりする輩が、保守を自称する御仁らには非常に多いことは周知の事実です。そして、その多くは「一度の例外も無く男系で続いてきたのが万世一系の皇室だ」などと宣う男系固執論者だったりします。そういう人々は同著に書かれている森氏の体験を嘲笑するでしょう。しかし、それぞれ別々の機会に和気清麻呂本人および側近の生まれ変わりだと言われた二人の女性が出会って友達になるなんて余りにも運命的でドラマティックです。他にも天河神社や諏訪大社、宇佐神宮の摂社・大尾神社での神秘体験、さらに仕事上での巡り合わせなど、符号を辿っていくと森氏を導いているとしか思えないことばかりです。
我が国で最も大切な皇室の危機を直感し、必ず批判に晒されるだろう方向へ已むに已まれず進み、和気清麻呂を過去生として持つ者の務めを果たそうと決意し、活動もされている著者の覚悟を、私は買いたいと思いました。スピリッチュアルに関心のある人も、そうでない人も、濃淡に差はあれど自分が尊皇家だと認識している人なら購読してみてはいかがでしょうか。
文責：京都のS
12 件のコメント
京都のS
2023年7月31日
右上のサイト内検索で「京都のS」と入れて現れる記事は、この記事で199本目です。次は200本目です。まぁ個人投稿のブログは70本ほどですけど。
呪術高専京都校のS
2023年7月31日
mantokun様、※ありがとうございました。確かに1と2ばかりですね。しかも、それが陰（1）と陽（2）ですか。少し前の記事ですが、「呪術廻戦」をネタに書いた記事で、最強の呪術師・五条悟の術式には順転「蒼」（無限の収束＝陰？）と反転「赫」（無限の発散＝陽？）があるとコメント欄に書きました。それを小林先生の著作に例え、『新天皇論』が順転「蒼」、『天皇論・平成29年』が反転「赫」、『愛子天皇論』が虚式「茈」としました。その伝で行くと、それぞれ1と2と0ってことになりますが、「0」は「∞」にもなります。まさに最強ですね。
mantokun
2023年7月30日
京都のS様、こちらこそ先週はありがとうございました。本、先ほど届いたので早速カラー口絵と「はじめに」、帯に印字された「おわりに」を読みましたが、愛子様への敬愛と日本の未来、平和への期待に満ちた文章にウルウルしてしまいました。
大天使ガブリエル（笑）！ありましたね、そういえば。本当に、男系固執派が言うことって珍説ばっかり(;´д｀)
スピリチュアル要素といえば、愛子様のお誕生日の2001年12月1日は見事に1と2ばかりで構成されていますが、1は陽で2が陰だから、お誕生日の数字からして陰陽統合を表しているなあと以前から思っていました。愛子様のご即位は神意であるという森さんの表現に賛同しますし、今風に言うなら、愛子様は「持っている」方であるのは間違いないと私も思います。
京都のS
2023年7月30日
ふぇい様、手間を取れせて申し訳ありません。放置したら森さんの名誉にも影響しかねないと思って書き込んでしまいました。
fei
2023年7月30日
京都のSさま
ご指摘の部分変更しました。
京都のS
2023年7月30日
本文が少し可笑しかったです。「和気清麻呂の過去生としての務めを果たそうと決意し」の部分は、「和気清麻呂を過去生として持つ者の務めを果たそうと決意し」が正解です。
京都のS
2023年7月30日
mantokun様、先日はどーもです。天皇・皇室の問題は神話とも直結しています。だからスピリッチュアルを全否定する者たちには退場していただきたいですね。
まぁ大天使ガブリエルを持ち出す御仁には「日本神話に留めておこうぜ」と言いたいですが(笑)。
mantokun
2023年7月30日
こちらの御本、会場の売り場で見かけて気になっていたんですが、まずは『辻説法』を…と思い、あとは時間的な余裕がなくて物販コーナーに行けず。今回の記事を見て、早速注文しました。ご紹介ありがとうございます。
スピリチュアル要素があると敬遠する方もいらっしゃるかもしれませんが、もし現代に和気清麻呂がいたとしたら、男系派のあまりに不敬かつ非人道的、ましてやカルト教団と結託した売国そのものの所行には必ずや怒り心頭のはずだと思います。
また、森さんのブログ記事も拝見しました。女性らしくたおやかで、芸術家の感性から見た愛子さま祭りの感想が綴られており、感動的な記事でした。
愛子さま祭りを通じて、著名人の方々もどんどん声を上げていき、愛子皇太子誕生につながってほしいですね！
京都のS
2023年7月30日
そのブログ記事は感動的でした！トーイツ系の議員が言えないのは当然として、それ以外も空気が変わるまでは言えないのでしょうね…。ヘタレですから…。
ダダ
2023年7月30日
本のご紹介ありがとうございます。
スピリチュアル（過去生が和気清麻呂）に関しては否定する気にはなりません。美輪明宏も天草四郎の生まれ変わりと言っていましたし。
それよりも、国会議員ですら表立って愛子天皇公認を言えない中で、森さんの活動は素晴らしいと思います。
愛子さま祭りについて、こちらも嬉しくなる感想がブログにあがっていました♪
https://ameblo.jp/luke2016/entry-12813398839.html
京都のS
2023年7月29日
論破対象の駄著に比べたらスイスイ読めるはずですよ(笑)。
サトル
2023年7月29日
私も会場にて、購読しました。
まだ「積ん読」ですが(^_^;)、最優先にしたいかと。