愛子天皇論第21回感想:6.(叶丸さん)

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愛子天皇論第21話の感想です。

[理解増進法案が通ったら、痴漢が性自認が女性だと偽って女湯や女性トイレに入って来ると言う主張について]

言うまでも無い事ですが、本物のトランス女性がこんな堂々と女湯に入って来る訳がありません。顔も体もかなり女性化していて、ほぼ女性にしか見えない人が女湯に入るとしても、男だとばれないように対策を考えて慎重に入るでしょう。もしばれたら、同じ仲間であるトランス女性の世間からも叩かれる事になると思います。

[自称保守は性的少数者を差別し続けたいだけについて]

グラデーションはあるでしょうが、性的少数者の人はそれぞれ生きづらさを抱えていると思います。例えば、トランス女性は余程容姿に恵まれでもしない限り、女性に見られるようにするだけでもかなり苦労するはずです。ましてや、体を変えるのならば尚更です。特に、性別適合手術は手術を受ければそれで終わりと言う訳ではありません。手術で造ったアロガントフラワー(隠語)を安定させる為に、※ある苦行に耐える必要があります。

千葉麗子が不妊治療で経験した痛みとどちらが辛いのかは解りませんが、相当な痛みがあると言いいます。その痛みに耐えたと言うだけでも充分に尊敬に値しますし、(こう言っては失礼かもしれませんが)男系固執派の男よりも遥かに「漢」だと思います。

恋愛論・完でも言っていたように、そこまでした人を差別してはならないです。

[性的少数者の天皇について]

もちろん、何の問題も無いです。
例えば愛子様が女性と結婚されたら、将来は愛子様が天皇陛下で、伴侶の方は皇后陛下でしょうか。もし伴侶の方がトランス女性で、精神的身体的に女性との子作りが可能であれば、直系継承も守れます。性自認が女性のトランス女性の中にも女性が恋愛対象の人は居るので、有り得ない話では無いと思います。

※尚、性別適合手術後の苦行については、以下のマンガに詳しく描いてあります(他にも同じテーマのマンガがお薦めに出て来ます)。

僕が私になるために(平沢ゆうな作)

2 件のコメント

    叶丸

    2023年7月27日

    京都のSさんへ。
    お役に立てたようで嬉しいです。
    ただ見ていない自分が言うのも何ですが、ミッドナイトスワンの性別適合手術の描写はリアルでは無かったようで、個人的には演出の面があったと思っています。
    その点と悲劇的な結末には批判もあったようです。
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%AF%E3%83%B3

    京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)

    2023年7月27日

     叶丸様、とても貴重な感想でした。ありがとうございました。特に「性別適合手術」についての知識は特筆に値します。「ミッドナイトスワン」(主演:草彅剛、監督:内田英治)もトランス女性の生き辛さやホルモン注射と適合手術の苦しみが解るように描かれていましたが、その感覚を補強できました。
     カルト保守は女性と性的少数者を差別し続けたいだけとの主張もまるっと同意です。

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