【文春記事感想】7:ゴロンさん

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Kindle版を購入して読みました。受け付けてなさそうでしたが、文藝春秋宛てに感想を送ってみました。
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文藝春秋2023年9月号「佳子さまからの警告」の感想
文藝春秋特別取材班殿

 眞子さま、佳子さま、雅子さま、愛子さまら女性皇族の状況や心情についてよく解る記事ありがとうございます。皇族の方々の心情を考えると、国民の一人として胸が苦しくなります。記事に「忘れてはならないのは、皇族にも一人の人間としての人生があるということです。」とありますが、本当にそれを考えもしない国民が多過ぎます。男尊女卑に凝り固まった男系固執派どもや、憂さ晴らしするかように、何かにつけ皇族の方々を叩くことにしか興味がない者ばかりでは、「我々、国民は天皇を戴く資格があるのだろうか?」の問いの答えがネガティブになってしまいます。

 宮内庁幹部の証言の通り、皇室は、「人権擁護の立場からは一番遠いところにある」といえ、これは、「天皇」制廃止を唱える者達の理屈でもあるのでしょう。

 私自身は、権威と権力が分離された日本の「天皇」を中心に置いた「国体」は維持されるべきだと思います。そのためには、国民一人一人が、天皇・皇族方の立場、状況を正しく知り(本記事が大変役に立つと思います)、天皇を戴く側の責任として信頼と尊敬の心を持つこと、そして、皇族の方々の人生の選択を考えるうえで重要な、皇位継承のルールを早急に決定するため、多くの国民が、国会での「安定的な皇位継承」についての議論を促すことが必要と思います。

 国会での議論が進めば、令和3年の有識者会議の報告書における3案については、①女性皇族が結婚後も皇族に残る案は、配偶者と子が一般国民のままであるというあり得ない家庭ができるという問題があり、②旧宮家の男系男子の子孫を養子縁組する案は、憲法14条の門地による差別に当たり憲法違反になるという問題があり、③旧宮家の男系男子の子孫を「法律により直接」皇籍取得させる案は国民に受け入れられるはずがなく論外であるという結論が出るはずです。そうなると、平成17年の有識者会議の報告書に立ち返り、皇室典範1条を改正し、男系女系に拘らない皇位継承を可能にすることになるはずです。それにより愛子皇太子が誕生することになれば、様々な要因で閉塞したこの国に爆発的な明るい光が灯ることになると思います。十年以上議論の先延ばしを続ける国会議員を動かすのは世論の力だと思います。貴誌も、今後とも読者が皇室や皇位継承問題に興味を持つような記事の掲載をお願いいたします。

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