みなさん、初めまして。 9/9の名古屋の公論イベに向け、「もし当選できたら」と、夏季休暇に色々キャッチアップしています。
6月に購入していた『愛子天皇論』読了しました。「新手法」についてはブログで拝読していましたし、連載についてもほぼ毎週読んでいました。感想についてはここに書かれているみなさんと同じような思いを持っていますが、あとは、過去の論敵(今回は朝敵か)への反論と同じで、相変わらず論点すべて絨毯爆撃的に完全論破するすさまじい本だな…と。
個人的に印象に残ったことを3点ほど書かせていただければ。
まずは、2013年に小林先生が宮内庁から呼び出しを受けたくだり。小林先生は当初、ゴー宣道場に3年で幕を引く予定だった。にもかかわらず、宮内庁、引いては、 上皇陛下の切なるご意向を忖度し、皇統問題の議論や情報発信の場として継続したこと。つまりは、この日本中どこを見渡しても存在しない「身を修め日本人としての歴史やエートスを知る公論の道場」でわたしたちが思想できるのは、小林先生の尊皇心から、というところに感動しました。もちろん、薬害エイズのときから変わらない情の深さや、”トレイルブレイザー”としてノブレスオブリージュの意識で走り続けていることは想像に難くないですが、「トカトントン」や「シラケ」の誘惑を拒絶する小林よしのり健在だな、と。
次に、「旧皇族一族」を犬神家の一族になぞらえたくだり。ざるそばを吹き出しそうになりました。正直、「佳子さまからの警告」も併せて読むと、笑っている状況ではないと思いますが、一コマで読者を爆笑させる力量。これがギャグ漫画家・小林よしのりの真骨頂ですね。皇統関連でも、「竹田恒泰と同じ土俵で戦う相撲取り」「吉野で現代版南北朝の争いを続ける八木秀次の記事」「男尊女卑の渡部昇一シーラカンス(超笑顔)」などの一コマで笑わせられてきましたが、全員でスケキヨのマスク被ったアホ面の一族のコマ、思い出す度に笑えてくる笑。あとは、暗玉葱美が「ごーまんかましてよかですか?」と突然言い出したセルフパロディにも爆笑でした。あの顔…笑。
最後は、あとがきがなかったこと。小林先生の本を読むときは、本編だけでなくあとがきを読んでまた様々な想念がこみあげてくる…というのが、これまでのカタルシスのパターンだったのですが、あとがきがなかった。ブログで書かれているとおり、「2」「3」「4」…と、愛子皇太子殿下が誕生するその日まであとがきは書くつもりはないのかな?と勝手に思ってしまいました。
まとめると、「本当にもう時間がない」というのを改めて実感し、「皇室が悠仁さまお一人になってしまったら遅かれ早かれ日本は共和制に移行してしまうのでは」と改めて考えました。その時わたしは生きていないと思いますが、大統領がいる日本なんて嫌すぎる。
部下や同僚や友人や家族に激奨します。
『愛子天皇論』感想:あとがきがないのは…愛子天皇誕生祈願!?(bullseyeさん)

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5 件のコメント
ふぇい
2023年8月17日
感想ありがとうございました。
あとがきがないことには気づきませんでした。
是非ぜひ身近な方々に読んでいただき、その感想もいただけたらありがたいです。
私も周りの皆さまに読んでもらい、皆さまいろいろ感じるものがあるのが興味深いです♪
名古屋でお会いできることを楽しみにしております(^^)
金田一とは縁の薄い京都のS
2023年8月17日
突撃さん、まさかの囁き女将?www
突撃一番
2023年8月17日
①竹田ツネヤスがお母さん役。和服で登場!
②覆面被った「旧皇族」=「ツネキヨさん」と共に、記者会見に現れる
③ツネキヨさんのお爺さんの遺言書を、ツネヤスが公開で読む(ニセモノ)。
「天皇に後継ぎなき場合は、ツネキヨを立皇嗣せよ!」みたいな。
そんなケケ神コント、やってくれたら絶対ウケるよ。 竹田さん(笑)!!
あと、完全に蛇足ですが、横溝ブームの火付け役となった、石坂浩二バージョンの『犬神家の一族』、そのメインタイトル『愛のバラード』を作曲したのは、ジャズピアニストの大野雄二さんです。
『ルパン三世のテーマ』の作曲等で有名な方です。
曲調がなんとなく、カリオストロに似てるんだよね。
脱線雑学、失礼しました!!
金田一とは縁の薄い京都のS
2023年8月17日
bullseye様、初めまして。様々な事柄の網羅された楽しい感想ですね。「旧皇族一族」には私も大いに笑わせてもらいました。その「旧皇族一族」とやらに権威を付与し続けているのが、世間人としての「八つ墓村」民だという事実に忸怩たる思いですね。このままでは「大統領が来りて笛を吹く」事態にもなりかねません。そろそろ祖父(耕助)世代の因習とは決別し、現在(一)世代が、「じっちゃんの名に掛けて」と過去のエートスを引き継ぎつつ、因習だけは「謎は全て解けた」と克服してしまいたいですね。
基礎医学研究者
2023年8月17日
(編集者からの割り込みコメント)興味深く読ませていただきました。bullseyeさん、実は自分とふぇいさんは、”初めまして!”でもありません。ちょうど1年前の座談会でご一緒させていただきましたので、よく覚えていますよ~(^_^)。https://www.youtube.com/watch?v=15kJ1oKPOe8
さて、bullseyeさんの場合は、後半のモノローグ的よしりん(これは、本来のスタイル)の内容が結構印象に残っているようですね。確かに、後半は上皇陛下の生前退位から現在まで、私たちの理解は大きくアップデートされたのに、事態は進展していないということが、浮彫になっておりますからね(だから、前半の直系よしりんvs男野系子の対決というギャグ漫画の形をとって、何とか国民にもっというと、政治家に今の状況を語りかけている、と私見では思います)。
なお、私個人は、今回、まえがきの衝撃がすごすぎて、あとがきについては注意の払っていなかったので、そこは斬新でございました(だから、タイトルに使わせてもらった次第でございます)