以前、朝の皇室番組を見ていた折、美智子上皇后陛下の、愛子さまに関するお言葉が紹介されました。
それは平成27年、お誕生日に際しての記者会見です。
https://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/kaiken/gokaito-h27sk.html
記者からの質問にお答えになる形で、「若い皇族方も戦争の歴史に触れられ」たことについてお話しになりました。
やや長いですが、以下に謹んで引用させていただきます。
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先頃,孫の愛子と二人で話しておりました折,夏の宿題で戦争に関する新聞記事を集めた時,原爆の被害を受けた広島で,戦争末期に人手不足のため市電の運転をまかされていた女子学生たちが,爆弾投下4日目にして,自分たちの手で電車を動かしていたという記事のことが話題になり,ああ愛子もあの記事を記憶していたのだと,胸を打たれました。
若い人たちが過去の戦争の悲惨さを知ることは大切ですが,私は愛子が,悲しみの現場に,小さくとも人々の心を希望に向ける何らかの動きがあったという記事に心を留めたことを,嬉しく思いました。
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このお言葉をテレビで聞いて、また読んで、私は思わず涙ぐんでしまいました。
愛子さまにとって、とても素敵なお祖母様だと感じました。
人間が成長するうえで大切なのは、血筋ではなく環境です。
温かく細やかに見守ってくださる方々に囲まれて、愛子さまは強くて優しいお方に成長していくことでしょう。
皇室に対しては様々な雑音が浴びせられますが、そんなものに皇室の方々が持つ愛情が負けるはずがありません。
私も、上記のようなお言葉に感動する心は失わないよう、日々を生きたいと思います。
(文責:福岡県 ゾウムシ村長)