やっと長梅雨が明けた、令和2年8月初めに武蔵陵墓地(東京都八王子市)を参拝してきました。
皇室では、外国訪問のほか入学や卒業、成年などの際に天皇陵と皇后陵を参拝するのが慣例となっているようですが、
学習院中等科に入学された当時12歳の愛子さまは、2014年7月15日に「初めての天皇陵、皇后陵ご訪問の地」として武蔵陵墓地を訪れ、
当時皇太子であられた今上天皇、皇后両陛下と共に昭和天皇の武蔵野陵と香淳皇后の武蔵野東陵を参拝されました。
武蔵陵墓地には、現在大正天皇の多摩陵(たまのみささぎ)と貞明皇后の多摩東陵(たまのひがしのみささぎ)および、
昭和天皇の武蔵野陵(むさしののみささぎ)と香淳皇后の武蔵野東陵(むさしののひがしのみささぎ)の4陵からなりますが、
今回は昭和天皇武蔵野陵と香淳皇后武蔵野東陵の2陵を参拝させていただきました。
かつての武蔵野の地はこうであったろうと再認識するような豊かな樹林の中に整備された玉砂利の参道に沿って進みます。
実際に足を踏み入れると、外の世界とは一線を画す様に静寂かつ空気が清廉になり、凛と引き締まるのがわかるまさに聖域です。
昭和の時代に八王子の高校に通っていた私は、当時この近辺に友人の実家も数件あり、「多摩御陵」と呼んでいた比較的馴染みのある場所でしたが、
実際に参拝させたいただいたのは今回が初めてです。
今回は、昭和天皇陵と香淳皇后陵を参拝させたいただきましたが、次回は大正天皇陵と貞明皇后陵も参拝させたいただきたいと思います。
東京近郊で交通の便も良い上、駅からもさほど遠くなく十分日帰り散策可能です。
緑の山と川に囲まれたこの愛子さまゆかりの地を、是非皆様も訪れてみては如何でしょう。
文責:みーち