ド庶民視点で見た「海づくり大会」、その全貌⑤

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前夜の様子(その2)~ほろ酔い臣下のつぶやき~

夜は長いのよ夜は。

特に、思慮の浅い余所者の俺にも、多少の想いが込もったこの霧の街に今、天皇陛下が来られてるかと思うと、谷田川クンじゃなくても、下手なポエムの一つも詠いたくなるよね(笑)。

釧路駅近くの幣舞橋(ぬさまいばし)といえば、「世界三大夕陽」で有名なスポットです。

が、どちらかというと飲んだっくれの俺ちゃん的には、出港準備をする漁船の灯りとも見事にマッチした、この幻想的な夜景こそ、両陛下に是非見ていただきたい「作品」なのです。

歓楽街から歩いてすぐなので、絶好の酔い醒ましスポットでもありますよ。

今夜は晴れてるけど、霧のかかった夜、街灯の灯りがボヤけて見える景色も、「幻想空間」度が増して、尚良し。

こっそりお二人でホテルから抜け出して、側衛官にも見つからないように、橋の上でしっぽりイイ雰囲気に包まれる時間くらいは、確保して差し上げてもいいじゃないか(笑)。

皇族にそんな「自由」を認めるだけの器量が、もっと日本国民の側にあれば、眞子さま佳子さまをあんなに追い詰めずに済んだと思うぞ。

かつて秋篠宮様が、「そういう生活を、あなたやってごらんなさいと言われたら、十人中十人が窮屈だと思うでしょう。私も同じ人間ですから、そういうふうに思ったこともあります」と漏らされた事からも拝察出来る事だが、護衛の名の下に、皇族方がどれ程窮屈な状態に置かれているかという事も、今回のような行幸啓等を通じて間近で見た国民であれば、余計に伝わる筈なんだ。

パティシエの娘さんが感じ取ったように。

殆どの人はそれを、「皇族なんだから仕方ないよね」で済ませてると思いますけどね。

もし自分が物心ついた時から、下手すりゃ死ぬまで、そんなガチガチに縛られた人生を強いられたらどうなるか? 今、自分が享受してる自由を奪われて、仕事に対するモチベーションなんかホントに維持出来るのか!? という事を、我々はもっと自分の身になって思いやるべきなんだよ。

アナタ方が不快だと思う事は、皇族だって不快に思うに決まってる。
皇族もアナタ方と同じ「人間」なんだから。

そんな事を、シメのラーメン喰うのも忘れて感じた夜でした。

(これ、ポエム??→※なかなか、オモシロイです)

※ 完全に蛇足ですが、ここ釧路市・幣舞橋周辺は、「ゴジラのテーマ」で有名な作曲家・伊福部昭先生の、生誕の地でもあります。

アイヌ民謡を源流に持つ、伊福部氏独特の土俗的かつ力強い作曲の数々は、海外でも非常に・・・・・・・・・

おっと、テーマがズレるので、この辺でやめとこう。
伊福部さんについて語り始めたら、ブログ10本でも足りんから(笑)。

文責 北海道 突撃一番

5 件のコメント

    京都のS

    2023年10月19日

     突撃様、その「伊福部記念館」には是非、切通利作先生にも一枚嚙んでいただきたいですね。

    突撃一番

    2023年10月18日

    みなさん、コメントありがとうございます。

    皇族の人権・自由に関しては、国民の側の「常識的な匙加減」の器を、もっと広げるしかなさそうです。
    「何かあったら警備担当者の責任が問われるから」という恐怖心みたいなのも、皇族をがんじがらめにしてしまう原因だと思うから。

    文章中の秋篠宮殿下のお言葉については、
    江森敬冶『秋篠宮』小学館2022 p174
    からの引用です。護憲派サヨクな著者のイデオロギーを、皇族に押し付けようとしてる結論部分は気に喰わないが、殿下の本音がちょっとでも聞き取れるという点で、資料価値のある本だと思います。

    あと、最後の蛇足についてこれだけは言わせてもらうけど、伊福部昭先生も生前、「紫綬褒章」及び「勲三等瑞宝章」を、昭和天皇からいただいていますよ。

    いつか地元・釧路に、伊福部さんの功績を遺す博物館だけは作ってから俺は死にたい。
    みんな応援してくれ~!!

    reinyan

    2023年10月18日

    某男尊女卑ポエムより、ド庶民がほろ酔いで皇族方の人生に思いを馳せる方が感動的です。

    京都のS(サタンのSでも飼い慣らすし)

    2023年10月18日

     以前『わしズム』の『ゴー宣extra』で「皇太子と雅子様が銀座でお忍びデートしている現場に出くわしてもそっとしておくのが公共心」みたいなことが描いてありました。しかし、迷惑系YouTuberが増え過ぎた今、そんな輩が皇族方に近づこうものなら側衛官に取り押さえてほしいと願わずにおれません。
     でも、これも現場に出くわしてみないと分かりませんね。現場での対応も平衡を取りながらッてことにならざるを得ません。

    基礎医学研究者

    2023年10月18日

    (編集者からの割り込みコメント)「こっそりお二人でホテルから抜け出して、側衛官にも見つからないように、橋の上でしっぽりイイ雰囲気に包まれる時間くらい・・・」。何か、突撃さんのこの一節って、ゲビン・クライン、シガニーウィーバー主演の「デーヴ」やマイケル・ダグラス、アネット・ベニング主演の「アメリカン プレジデント」のようですね(^_^)。自分、正直、今のものすごく制限されている人権は大問題だとは思いますが、すべてを私たち一般庶民の標準にそろえてよいかについては、やや疑問があるのです(それは、産まれながらにして、聖域で育っている方の感覚がよくわかっていない)。ただ、今の状態が良くないのは確実なので、その意味で、東北ゴー宣道場には、大きな期待をかけたいところで、あります。

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