10/23。岸田首相が、所信表明演説において、「皇位の安定継承に向けて国会で議論する」と宣言したのち、周辺ではいろいろな動きが継続し、ついに地方新聞も動き出しました。
すなわち、「皇位継承問題」への関心が地方に拡がった、ということになります。それに対して、岸田首相への”後押し”と思った人は多く、この記事に絡めた報告が寄せられていますので、紹介していきます。
【中日新聞】
「皇位継承資格 範囲焦点に」の記事掲載ありがとうございました。
天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議(平成29年6月7日)から7年目。有識者会議の国会報告(令和3年12月22日)から間もなく2年目を迎えます。
「安定的な皇位継承を確保するための諸課題等を整合性が取れるよう検討を行い速やかに国会へ報告すること」と決議されたにもかかわらず、有識者会議では「国論を二分したりするようなことはあってはならず、静ひつな環境の中で落ち着いた検討を」と決議の内容を意図的に回避するように結論づけて議論を回避しました。 時間がかかりすぎではありますが、それでもようやくスタートラインにたったのです。
そこでお願いですが、これから皇位継承資格についての両論について、シリーズ連載をして下さい。 一般国民の男系男子を皇族に。というのは日本国憲法第14条違反となり、男系男子に固執する。というのは、たった一人しか皇位継承資格がなく、安定的な皇位継承の確保に繋がりません。
両論併記しても結論は決まっています。 国民の8割が望んでいる天皇陛下のお子様である愛子内親王に皇太子になっていただくことしかありません。 国民の心情に寄り添った結論を早期にかたちにするべきと考えます。 女性活躍のシンボルとして日本に活気を与えることとなるでしょう。 よろしくお願いいたします。
(す ぺぺさん)
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自分、思うのですが、「皇位の安定継承」を議論するって、本来国論を2分するような話ではないのですよね。それでも、す ペペさんは、たぶん今回の記事に寄りそっての意見だと思われるのですが、男系と女系も含めた双系(さらに、できるだけ直系)のどちらか?という、妥協案を出されているわけです。このプロセス、もしかしたら国会でも同じような展開になるかもしれませんが、そこでは”声が大きい”だけではだめなので、まあ勝負はつくと思いますけどね(基礎医学研究者)。
【上毛新聞】
上毛新聞社御中
私は前橋市内に住んでいる40代の読者です。
ウェブ版の皇位継承資格の範囲が焦点に
こちらを拝見しました。
https://www.jomo-news.co.jp/articles/-/370383
安定的な皇位継承に関する記事を掲載してくださってありがとうございます。
男系限定は、側室制度によって維持されてきた歴史があります。実際128代の天皇のうち、62人が側室から産まれています。すなわち正妻のお子さまではない。
これを現代の一夫一婦制の皇室で行うと、皇統断絶に繋がります。
実際に、今のままの皇室典範では、悠仁さまだけしか皇室に残らない状況となります。
そこに「必ず男を産まないと、皇室が滅びるぞ」と言われて、お妃が現れるでしょうか。
岸田総理が所信表明演説で安定的な皇位継承に向けた議論をするよう話されました。
上皇さまが平成28年8月8日に、私たちに安定的な皇位継承を願われました。
https://www.kunaicho.go.jp/page/okotoba/detail/12
私たちの皇室がどうやったら安定的な皇位継承につながるのか。
皇室典範を改正して、性別関係なく天皇のお子さまが皇位継承できるようにすることだと答えは出ています。
是非御社でこの特集を組んでください。
これからも皇室の記事を掲載してください。
よろしくおねがいいたします。
◯◯新聞店から定期購読している
(住所、氏名)
(ふぇいさん)
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普段、皇室を取り上げない新聞だからだと思うのですが、皇位継承者の半分は非嫡出子、すなわち側室制度があったからこそ成立した!ということを、丁寧に説明していますよね。そして、ふぇいさんは、男系男子限定にしてここまでこれたこと自体が奇跡!とはっきりいっていますよね。ならば、どうすべきかは必然、ということになると思うのですが、こういう地域住民が購買層の地方新聞で、「皇室」の特集を組まれるのは、地道ですが、非常に有効と、自分は思います(基礎医学研究者)。
【新潟日報】
11/4(土)の
「皇位継承資格の範囲が焦点に 男系限定か女系容認か」
との記事を読みました。
「保守」とは、何を守るのでしょう。国・国柄を守ることを保守と呼ぶのではないでしょうか。
「皇位継承問題」で、保守が守るべきものは、憲法第一章に明記される、国家元首である「天皇」であり「皇室」です。
「男系男子」で、それが守られるでしょうか。
「旧皇族」の方は現在、日本にただお2人、いずれも今上陛下よりもご高齢の方です。
「旧宮家」系の国民男子で、皇室に入る意思のある方は居られるのか。「居る」と言っているのは長く竹田恒泰氏ただ1人でしたが、ほんの数ヶ月前「居るわけない」と呟いておられました。
かの安倍晋三氏でさえ、肯定的な発言はついに一度もされませんでした。
そして、そもそも養子案は、憲法14条違反の疑いが濃厚です。
このように疑問だらけの「男系男子」などと言う意見に頑なに拘り、言い続ける人たちを、果たして「保守」と呼べるでしょうか。
「女性天皇」「女系天皇」公認となれば、多くの国民に希望と幸福をもたらせてくれるでしょう。
逆に今の男系男子に限定された状況は、国民にも、皇室にも、多くの不幸をもたらしています。
私は、「女性天皇」「女系天皇」に賛成です。それを実現してくれる政党を全力で支持し、応援します。
それこそが、国や国柄を守る「保守」だからです。
(ただしさん)
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“「保守」とは、何を守るのでしょう。国・国柄を守ることを保守と呼ぶのではないでしょうか”。自分、ただしさんのこの定義は、重要な指摘だと思います。というのは、記事の中に、「自民は、男系の皇統維持を強く求める保守層を意識する」と書かれているからで、こんなこと考えてもいないけど、”保守思想”にシンパシーを持った人はいるということは、是非伝わってほしいですね。そして、「逆に今の男系男子に限定された状況は、国民にも、皇室にも、多くの不幸をもたらす」。そう、皇位継承問題のそもそも論は、この部分だったのではないですか(`・ω・´)ゞこれは、新潟日報さんには、是非とも考えてほしい問題、と思った次第です(基礎医学研究者)。