ド庶民視点で見た「海づくり大会」、その全貌⑭(最終回)

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おまけの厚岸観光ボッチ案内

厚岸湾~太平洋が一望でき、何となく火曜サスペンス劇場とかにも出てきそうな雰囲気のデートスポット、それが「愛冠岬」(アイカップミサキ)。

名前が名前だけに、カップル同士で遊べるようにと、ちゃんと二人で鳴らせる鐘が2個ついてます。 あの鐘を鳴らすのはリア充。

丁度、俺の後ろから歩いてきた若いカップル2人も例に漏れず、鳴らしていきました。

お互いの愛情が薄れ始めている事実を何とか誤魔化して、一時的に幸せそうな錯覚に陥る為には、もってこいのスポットだという事だね。

羨ましくはない。決して羨ましくはないのだ。

断崖絶壁。落ちたら死ぬ。
リア充でも死ぬ。

そして、国泰寺。

文化元(1805)年に建立された、蝦夷三官寺の一つ。

相模の国をはじめ、代々内地の寺院から住職が派遣され、仏教普及の他、その都度江戸の新しい文化を蝦夷地に広める事にも役立ったそうです。

近世以前から北海道に住んでいたのは、決して「アイヌ」ばかりではないという事ですね。

幕府建立の官寺だからか、山門に「三つ葵」⇩

流石に、これ見て土下座する奴はいなかったと思うけどね(笑)。

所謂「アイヌ衣装」として扱われる近世以前の保存資料の中にも、諏訪氏の「三つ立ち梶の葉」に酷似した家紋を、堂々とあしらった羽織なんかも見つかっています(河野本道『装いのアイヌ文化誌』p44、45)。これはどうやら、人気漫画『逃げ上手の若君』に出てくる諏訪頼重とも繋がりのある家紋らしいので、明らかに和人から交易で手に入れたとしか思えませんね。 

所謂「アイヌ」にとっては、カムイノミ等で使う漆器同様、こういった和人のデザインは、格式高いものと見なす風潮はあったのかも知れませんね。

ちなみにこの国泰寺は、現地のアイヌへの布教活動も行っていたそうです。

アイヌ協会が主張するように、場所請負制でホントに和人(商人)が搾取していただけなら、わざわざ「布教活動」なんか必要無いと思う。

ちなみにここでも、さっきのカップルが偶然、参拝してた。

鹿のうんこでも踏んだらいいのに。

境内の至る所に、鹿だらけ。

国泰寺に隣接する厚岸神社の、「正面」にある鳥居付近にたむろしていたので、決して「裏山鹿のフ~ン!」ではない!

ラストは、厚岸町役場前にて。

マジで四島全部返せコノヤロー!!
戦争してでも絶対取り返すぞ!!!!!

【結 言】
長々と14回に渡るご精読、誠にありがとうございました。天皇皇后両陛下の行幸啓にかこつけて、道東の観光案内までやってしまいました(笑)。

でも翻せば、平成28年8月8日のビデオメッセージの中で上皇陛下がおっしゃられたように、天皇・皇室の方々が常に視線を向けて下さっているのは、今回紹介したような「共同体を地道に支える市井の人々」の活動なのだという事を、リアリティをもって実感できたのではないかと思います。

しかも、東京都民から見れば「日本最果ての地」と言っても過言ではないような、この北海道東部エリアにまで。

まさに、天皇の足跡を辿る事で日本を知る、というやつですね!!

文責 北海道 突撃一番

3 件のコメント

    突撃一番

    2023年11月13日

    14回に渡るお付き合い、誠にありがとうございました!

    「地方を元気に!」が叫ばれながら、国全体が活力を失っていくばかりの日本では、今回のような行幸啓を通じて道路が整備され、老朽化したホテルもリニューアルし、何より天皇皇后両陛下のお出ましによって国民やメディアの注目が田舎町に集まる、このカンフル剤効果は非常に大きいと思います。

    Johnさんご指摘のように、「マスク脳国民」の醜態も浮き彫りにする事が出来たしwww

    勿論、水産資源の保護とか、漁業関係者の担い手育成とか、地方衰退を食い止める為に、今回のブログでも書ききれなかった課題は多岐に渡ります。

    有史以来、歴代天皇が大切にしてこられた地域共同体を守る為にも、特に一次産業の衰退には、歯止めをかけたいものですね。

    とりあえず輸入モノには、ガッツリ関税かけよう!

    さて、来年の「第43回全国豊かな海づくり大会」、その会場はなんと大分県だそうです!

    今度は一体どんなお出ましになるのか?
    大学を卒業された愛子さまが、ご一緒される事もあり得るのか?

    九州のミナサン、楽しみですね~
    \(^_^)/

    基礎医学研究者

    2023年11月12日

    (編集者からの割り込みコメント)まずは、連載完結、おつかれさまでした。自分は、長期連載を担当したのは、サトルさんの倉山本を斬る以来です。今回のブログ、個人的には「火曜サスペンス劇場」のロケ地に使われそうな場面紹介と、野生のシカがよかったですね(関西でいうと、奈良の鹿とは顔がちょっと異なる)。あと、今回の連載を通じて思ったのは、「皇室への敬愛」とは、本来こういう身近な経験がでてくるものである!ということが、改めてリマインドされた次第です。ありがとうございました。

    John

    2023年11月12日

    突撃様、14回にわたる連載、ありがとうございました。
    大変楽しく読ませていただきました。
    突撃様が言われるように、「共同体を地道に支える市井の人々」に皇室が常に寄り添ってくださることに、とても感謝したいと思います。
    話しが変わるのですが、天皇陛下や皇室の方々が、マスクを外されないことに痛々しさを感じます。
    園遊会で全員マスクを着用しているのを見たときに、とても悲しい気持ちになりました。
    マスク脳のバカな大衆にまで寄り添わなくてもよろしいのにと思いました。
    国民はもっと皇室の方々の自由な意思や行動を尊重して差し上げるべきだと思いました。

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