当サイトでお伝えしましたように、こちらの記事も、11/15に速報として、配信されました。
しかし、正直、これはかなり問題のある記事です(私見では、タイトルがすでに酷い)。このような記事を”心ある国民”が放置するわけはなく、さっそく報告が寄せられてきましたので、紹介します。
11月15日「皇族復帰、家柄差別の例外 皇位継承策巡り内閣法制局」拝読致しました。
立憲民政党、馬淵澄夫議員の「旧宮家の男系男子の養子縁組案は、門地(家柄)による差別を禁じている憲法14条違反に当たるか」という質問への内閣法制局木村陽一第1部長の答弁ですが、おかしなものでしたね。ツッコミどころ満載です。
その事が分かっているから敢えて、
「憲法14条の例外として認められた皇族という特殊な地位の取得で、問題は生じないと考えている」との答弁への馬淵議員の
「旧宮家の男系男子は一般国民という扱いで、門地差別の疑いがあることは否定できない」との批判を記事に入れなかったのだろうと拝察致します。
憲法14条の例外とは、「今現在皇族」である方に該当するものであり、旧宮家系の男系男子は「今現在一般国民」の方達ですので該当しません。
11月12日掲載の『<主張 > 皇室のご活動 「お出まし」増を喜びたい』という記事が皇室への敬愛に溢れたとても良い内容だっただけに、今回の記事はとても残念です。
安定的な皇位継承のために、一部の方向けの発信ではなく社会の公器たるお役目を是非果たして頂きたく、お願い申し上げます。
(urikaniさん)
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urikaniさん、結構怒り、抑えていますね!いや、ホンマにその通りですよ。あえて書きますが、この記事は一歩間違えると、全国紙にはありえない「デマ記事」になってしまいますよ。これでは、読者に正しい報道をしているとは、とても言えない(本当に一部のコアなファンに配慮しているとしたら、とんでもない話で、信用をまた落としますよ)。次回に、期待しましょう(基礎医学研究者)。
【サイテー、もとい産経新聞】
「皇族復帰、家柄差別の例外 皇位継承策巡り内閣法制局」との記事を読みました。
馬淵議員は、皇籍取得“以前”の話をしている訳です。
“以前”に、国民の中に、皇籍取得出来る家柄と出来ない家柄の2種類を設けることは、門地による差別に当たらないのか。そう質問している訳です。
それを、内閣法制局の部長ともあろうお方が、「勝手に皇籍取得“以後”の世界」を空想し、その空想世界を前提条件と仮定した上で、「皇籍取得出来たのだから、門地による差別に当たりませんよね、その人たちは」と答えた訳です。
何の話でしょうか。
論理のスリカエは、男系男子推しの人たちの中では常識なのでしょうか。
しかも「一般論として」などと補足までしています。内閣法制局に一般論など聞く訳ないではありませんか!
何故、木村部長の空想世界の出来事を一般論で聞かされなければならないのか。馬渕議員に同情します。
そして、松野氏。
居るか居ないかも分からない人たちのプライバシー保護の為に、国の根幹を成す皇統問題を、しかも喫緊の課題であるものを、この期に及んでまだ、議論を見てなどと言えるのか、常識ある人間として不思議でなりません!
有識者会議の報告書が出た後も、何1つ進めず、今も、何1つ進める気のない政府としての答弁には、不信感しか持てません!
住所
氏名
電話番号
(ただしさん)
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自分、ちょっと補足します。ただしさんは、質疑の様子を詳しく意見・コメントされています。しかし、大問題だと思うのは、産経新聞の記事はその内容を捻じ曲げ、都合の悪い情報は触れないようにして、実際とは真逆の印象を与える記事にしてしまったということです。これは、放置できない問題と、自分もやはり思いました(同日に出た毎日新聞の論調と、是非較べてほしいです)(基礎医学研究者)。
11/15 速報で掲載された記事への意見・コメント
産経新聞さま
11/15に電子版で速報として掲載されました「皇族復帰、家柄差別の例外 皇位継承策巡り内閣法制局」を読ませていただきました。率直にいいます。これは、衆院内閣委員会での状況を正しく伝えていますか?読者をミスリードしていませんか?これでは、まるで政府案の「旧皇族復帰案」が合法、とお墨付きを与えたような印象を与えていませんか?本記事はタイトルからすでにおかしく、「門地」を“家柄”という部分集合的な言い方にして意味をぼやかしていますし、内閣法制局の答弁は、「仮に法制度化されていたら・・・」という前提なしには、成り立たない答弁です(これは、馬淵議員が明確に言及しています)。議論の結論は、現在一般国民である「旧皇族」の子孫を皇族復帰されることは憲法違反に当たる、です!それにもかかわらず、このような記事を掲載されるのは、何か意図があるのでしょうか(失礼ながら、正面から論じることのできない都合の悪さが表れていると、私には思えます)?
私は、岸田首相の所信表明演説の宣言以来、産経新聞の論調を見ていますが、「男系継承が皇室の伝統」ということを正面から言わなくなったのは良い兆候と思っておりました。が、法制度化もされていない話にここまで断定的な言及をされるのには、かなりの違和感を覚えました(法律で制度をゴリ押しすれば、憲法の問題も回避できる、との印象を与えていると思います。法律は憲法の下位の法なのでは?)。
仮にも全国新聞であり「社会の公器」という矜持があるのならば、報道については正確に行っていただけませんでしょうか(これは、産経新聞のまだ良識のある記者の方にも、是非問いたいことです)?今後に、期待致します。
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(基礎医学研究者)