【論破祭り】内閣法制局論破

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内閣法制局は、憲法が要請する「皇位の世襲」を円滑に進めるために、皇統に属する国民を皇籍取得させる制度は認められるとしているが、

「皇位の世襲」を円滑に進めるのが目的なら、女性・女系天皇を公認すればいい話ではないか。

なぜ憲法の下位法である皇室典範で定められている(に過ぎない)「男系男子」原則に縛られて、
上位の法である憲法の国民平等原則を歪めなければならないのだ?

女性・女系天皇、女性宮家に憲法違反の疑義は生じない。
憲法2条の「皇位の世襲」には、女性・女系も含まれる。
憲法14条の国民平等原則に抵触しないのは言うまでもない。

「具体的な制度は明らかでは」なく、ゼロベースで考えるなら、
憲法が認める女性・女系天皇、女性宮家の可能性も視野に入れた上で、門地差別による国民の皇籍取得の是非を判断しなければならないだろう。

「皇族の範囲は法の定めるところによる」といっても、それは憲法による制約の中での話だ。法治国家なのだから、当たり前だろう。

主人である憲法の意思に背き、職責を放棄した内閣法制局は、「憲法の番人」失格である。

文責 静岡県 L.K

5 件のコメント

    L.K

    2023年11月18日

    京都のSさん、SSKAさん
    戦闘意欲満々なコメント、大変心強いです。
    ありがとうございます😄
    自民党のふざけた姿勢も露わになりましたし、改めてここから攻勢をかけていきましょう!

    SSKA

    2023年11月18日

    改めて憲法14条の国民平等原則とは何の為にあるか、民主主義を健全に機能させる為であると考えれば、その制度の上で成り立つ地位にありながら根底の理論を崩そうとする国会議員はいかに愚か者であるか自ら白状している様なものです。
    以前から旧宮家案を前提とする違憲の天皇、皇族の出現について高森先生が警鐘を鳴らされて来ましたが、仮に法案化した所でこんなものまともに動くはずは無いんです。
    国会議員の連中はどういう訳か天皇や皇族方を一切物も言わず何でも従う人達と勝手に決め付けていますが近年の皇室で起きている種々の事象を見る限り実体は真逆です。早い話が天皇家は我が家の事は我が家で決めると徹底して貫いておられます。
    秋篠宮家、眞子さんのご結婚が最近では分かり易いですし天皇陛下の皇太子時代からの雅子様を守る発言も過去にはありました、その姿勢は上皇陛下が美智子様とのご結婚以降先駆的にお示しになったのは誰でも分かります。他の宮家にしても事情は変わらないでしょう。
    何よりも憲法遵守を第一に誓っておられる皇室側がこんないい加減な資格で家族に迎えるようにと言われた所で従う訳が無いですしその道理も一ミリも無いと考えます。
    幾ら政府が「(どこの誰が正当付けたか分かりもしない)一般論で」旧宮家を皇室の係累と強制的に定めた所で法的解釈が伴わない(現に法制局は全く示せない)者に対し我が家(天皇家)では預かれませんと言われて終わりますし、仮に勝手に皇統譜に記載した所で誰が面倒みるんだと言う話になって早晩詰みます。違憲や違法の存在を預かれないと同時にそんな立場のあやふやで宙ぶらりんな気の毒な人を生み出してあんたら政府は責任取れるの?と、とんでもない人権侵害になりますし、国民に対する理解を得る努力を政府も男系派も10年以上一切行っていないのに極めて無責任な話です。
    自民党政府は先の上皇陛下による譲位制の実現の際に反対を繰り返した所から全く反省していないのかと怒りと呆れを同時に感じています。
    天皇、皇族方も憲法の規範内において自らの意思を御発しになりますし、それに理不尽に反する事で下手をすれば政権や政党もまた大きな傷を負い信頼を脅かす重大なきっかけになりかねないのを全く肝に銘じていないようです。
    自民党政府が意地でも令和有識者会議の方針を崩す気が無いのならば(一部の極少の男系派を除く)全国民から違法性を問われる皇族を捏造する様な非人道的な案を実現出来るものならやってみろと強気の姿勢で臨めば良いと考えます。

    テムジソ

    2023年11月18日

    内閣法制局は「憲法14条の例外として認められた皇族という特殊な地位」と述べている。つまり、皇室と国民は全く別個の存在。憲法14条は国民として生活する上で差別の禁止を謳っているので、養子縁組案には憲法14条は適用されないという事。

    SSKA

    2023年11月18日

    馬淵氏の2度目の質疑で改めて判明した通り政府の代弁者たる立場で回答に立った専門家でもある法制局を以てしても「一般論」の範疇でしか14条違反を克服したと見せかける以外何も出来なかったのです。
    やはり他の憲法学者のかねてからの指摘通り越えられない壁と言う事実が厳然と示されたと見て良いと思いますし、政府が強弁すればするほど一層際立つ結果となっています。
    男系派が一喜一憂していますけど過去には元長官の14条違反の指摘を無視していましたが、今回は現行の組織によって法解釈に無理が生じると限界が露になった形が示され彼等もこの答弁によって実際は擁護するにも居直る以外、論証の手立ては失い非常に苦しい立場に立たされたとも取れます。
    一般論とは何ですか、誰の主張や発言や考えなのか、旧宮家なんて国民に何時受け入れられたのか(将来的に受け入れられる実現性は)等、幾らでも冷静な議論により突っ込み処の残る男系派にとっては尾を引く様な結果と見た上で次に繋げたら良いと考えます。

    京都のS

    2023年11月18日

     下位法(法律)が上位法(憲法)を歪めるなんてことは彼らは百も承知です。今まで(自衛隊法・PKO法・安保法・新型インフル特措法に基づく緊急事態宣言…)だってやってきたのです。これ(旧宮家系国民男子の皇籍取得)も出来るだろうと彼らは舐めてかかっています。無関心な国民(憲法を守れと言う左派も憲法を変えろと言う右派も)も同罪です。マスコミも国民も政府も同罪です。

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