岸田首相の所信表明演説以後の展開(ありんこさん)

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10/23、岸田首相の所信表明演説以来、状況はめまぐるしく動いています。すごく客観的なことをいうと、一進一退というのが実際のところで、楽観はできません。高森先生は、下記のように、岸田内閣の皇位継承策を冷静に論じられております。

一方、最近明らかになったように、宮内庁から「皇位の安定継承」は、イコール「皇族数の確保」ではないという、重要な発言もあります。

これは、このサイトでもたびたび訴えていることですが、結局のところ、国会議員に”丸投げ”するという考え方は危険で、むしろ国民が関心を持ち続け、国会議員に議論の必要性(あらゆる意味を含む)を後押しすることが重要!ということに、変わりはありません。これに対して、さらに意見・コメントを送りました!という報告が寄せられましたので、紹介します。では、どうぞ<(_ _)>


【自民党意見フォーム】

11/23に宮内庁長官の「安定的皇位継承に課題がある」という発言の記事を読みました。これは「有識者報告書」が皇族の数だけを確保する動きになっている懸念と遺憾の表明と捉えて良いのではないでしょうか。
自民党として「安定的皇位継承」を考える懇談会を行っている記事も合わせて読みましたが、自民党は党として「皇室がどうして欲しいのかには興味が無い、必要ない」と、お考えなのでしょうか?現在の皇室をよく知る宮内庁長官にまるで意見を求めないような素振りをされているようで、皇室の方々を大切に思う一国民としては怒りを覚えます。

また、「男系男子による皇位継承」を今後も維持される方向で会が進んでいる報道もありました。男系男子で皇位継承を今後も安定的に目指していくためには「断続的に一般国民男系男子による皇籍取得」しか道はありません。が、その法制度の設立は国民間に門地による貴賎差別の肯定となります。11/15・17の内閣法制局答弁であってもその懸念は払拭されるものではありませんでした。むしろ「現在の皇室典範が憲法の要請を満たしていない」事実が明らかになりました。実質、「天皇を国民分断の象徴」とする恥ずべき有識者会議報告書の「一般国民男系男子の皇籍取得養子案」は、党として一蹴するべきです。
憲法と法を重んじられる皇室のためにも、より「世襲」要件を満たす女性女系天皇を可とする皇室典範へと改正をお願いします。

*文字数制限で、「現実見てください」が入らなかった…。(´・ω・`)
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【立憲民主党 意見フォーム】

遅ればせながら11/17の馬淵澄夫議員と内閣法制局の「皇室」に関する答弁を拝見しました。

大変その答弁に感謝をいたします。
馬淵澄夫議員は内閣法制局に”実質”「現在の皇室典範は憲法の要請を満たしていない」という発言を引き出しました。
また11月15・17日の内閣法制局の答弁を雑に捉えれば場合によっては「皇室の問題において国民内の血筋による差別は合憲」ともとれてしまいます。実際そのような認識で産経新聞や時事通信から記事が出ました。そしてその記事を元に、皇室のために国民内に血筋の貴賎を置くことを肯定しているような者も見受けられます。国民の間に血筋による貴賎が出現する事を天皇陛下は望むでしょうか。立憲主義を党名に掲げる立憲民主党が、このような内閣法制局の曖昧な答弁を理由としたこのような事態を放置し、肯定しているような様はあって良いのでしょうか?
もしそのような認識で法が整備された場合には事実「国家権力が門地を理由として一般国民主権を剥奪する行為が合憲」となってしまいます。

また泉党首は「天皇は男系男子」であることを望んでいる発言がありました。今現在それを望み制度を維持し、またはそれが続けられるように制度を整える事は立憲君主制の憲法と法を重んじられる天皇陛下を「血筋による国民分断の象徴」としてしまうことに他なりません。
また、有識者会議の出した「皇族の数の確保だけを考える」案は宮内庁長官の11/23に出た記事から「皇室の意思を全く考慮していない案であり、安定的皇位継承に全く与しない」ものである事が察せられます。
立憲君主制をとる立憲国家において立憲主義を掲げる立憲民主党には、天皇陛下と皇室のお気持ちの拝察と、皇室典範の「より憲法の要件を満たす」改定(具体的には皇統皇族女性女系も可とするもの)をのぞみます。
いくら男系男子でと言っても「側室」と「国民を皇室由来血筋男性かそれ以外に分ける」こと無くしては続かないのです
(ありんこさん)
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ありんこさんは、「勢いで送りました~」といわれていましたが、それでよいのです。自分思うに、おそらく1回だけではなく、何か動きがあったときに意見・コメントが継続されて送られてくることに、何かのメッセージを感じているはずです。で、こうしてありんこさんの意見・コメントを見ていると、党としてはやはり自民党、立憲民主党には、党としての期待はできず、馬淵議員のような尊皇派議員を後押しする(幸い、この党には尊皇派でよくわかっている人が多い)ということが、浮彫になったと、私は改めて思う次第です(基礎医学研究者)。

4 件のコメント

    基礎医学研究者

    2023年12月3日

    ありんこさん、mantokunさん
    愛子天皇への道サイト編集長、基礎医でございます。運営メンバーを代表して恐縮ですが、お二人のようなコメントをいただきますと、我々のサイトの意義も再確認でき、励みになります。そして、お二人のいう、大きな声でなく、正しい声を出し続けることは、結果的には「皇位の安定継承」への強力な後押しになる!と、自分は信じるものです。ぜひ、このような意見は愛子さま皇太子に!の実現のためにも広まってほしいと、自分は思う次第です。

    ありんこ

    2023年12月2日

    mantokunさん
    コメントありがとうございます!
    そう言っていただけると嬉しいです。
    何か少しでも参考になれたのなら幸いです🙇‍♀️
    mantokunさんの激情のメッセージ内容もおっしゃる通り全く同意で、あの答弁と動き記事を見て私も困惑ブチ切れそうでした!!!( `ᾥ´ )ムキィー!!

    自分自身もここの方達に背中を押されて、メッセージを送る事が出来たので、ちょっぴりのきっかけで何かしら動ける人は多いと思うんですよね。
    真っ当に皇室を思いやる人達がここにいるよ!(←ホント重要)と、相手も人間なんだから反応送るの大事だよ!と、もっと知れ渡って欲しいなぁと思います!

    mantokun

    2023年12月1日

    ありんこさんのメッセージ、非常に冷静かつ理路整然としておられると思います!(私は配信記事で自民党の懇親会の内容を見てついに堪忍袋の緒が切れ、自民党にブチギレ糾弾メールを送ってしまったので…)。大変参考になりましたし、心に響きました。官邸や自民党だけでなく、馬淵議員への応援メッセージも送らなければなりませんね。

    Yahoo記事の愛子様関連ニュースのコメント欄を見ると、「愛子様に即位していただきたいけど、無理なのかな」と書いてる人がちらほらいるんですよね。
    男系男子継承しか認めない現行の皇室典範は性別によらない直系長子優先に改正すべきであり、それが皇室のご意向でもあること、国会議員はそのためにこそ動かなくてはならないと、国民が声を上げていくべきであることが、もっと知られてほしいと思いました。

    ありんこ

    2023年12月1日

    掲載ありがとうございます。
    送れそうな時に送って、少しでも尊皇派議員の後押しになれたらと思います。いつも動きの情報をありがとうございます!(-人-)

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