唐突ですが、花の慶次―雲のかなたに―(原作:隆慶一郎 作画:原哲夫 脚本:麻生未央)第五巻に収録されている
「白椿流れての巻」に以下のようなセリフがありました。
「数打ち(大量生産)の太刀は戦さ場では役に立たぬ!!」
命懸けで己の美意識を貫く真の傾奇者である前田慶次はある理由で京都所司代・前田玄以と対峙する事になりますが、相手の刀を素手で叩き折ります。
その時に慶次が口にしたのが上記のセリフです。
これは男系固執派と同じだと思いました。
男系固執派のダンケー軽刀(かるとう)は素材からして悪く、自ら鍛えてもいない。
これでは、言論と言う戦場では役に立ちません。
それに対し、公論戦士を始めとしたゴー宣ファンの刀は
ゴーマン鋼を自ら鍛えた愛路願刀(あろがんとう・アロガント=傲慢)。
その斬れ味は、ダンケー軽刀とは比べものになりません。
次に実際の日本刀に話を移しますが、その作刀の方法には伝統や言論と似ているところがあると思います。
具体的に言えば、日本刀の刀身は軟らかい心鉄(魂・情)を硬い皮鉄(型・論理)で包んだ造りになっており、それによって折れづらく曲がりづらい強度が実現されています。
素材(動機)が私欲で、鍛え方が足りておらず、作刀の方法も間違っているダンケー軽刀にそこまでの強度は無いでしょう。
刀と言って良いかすら、疑問です。
素材が公心で充分に鍛えられ、正しい方法で作刀された愛路願刀には敵いません。
愛路願刀はダンケー軽刀とは異なり、それぞれ微妙に形(個性)は違っても、紛れも無く日本刀であると言っても良いでしょう。
最後に自分はゴー宣ファンとしては低レベルな未熟者であり、気力理解力語彙力行動力など色々なものが足りていないですが、来年こそはゴー宣ファンの理想である直系長子優先の皇室典範改正がされて「愛子天皇への路(道)が開かれる事を切に願い」ます。
それこそが、愛路願刀と言う名前に込めた自分の想いです。
文責 愛知県 叶丸
参考:日本刀がよく切れる理由(名古屋刀剣博物館)
https://www.meihaku.jp/sword-basic/touken-sharpness/
6 件のコメント
パワーホール
2023年12月20日
言論や言葉を日本刀に例えるユニークな発想に驚かされました。自分も日本刀は好きですね。そういえば、ガンダムや仮面ライダーでも日本刀を武器にしている「ガンダムバルバトス」・「仮面ライダー鎧武」がいましたね。
叶丸
2023年12月19日
リングにかけろは大まかなストーリーは知っているのですが、それ程詳しくは無いので、その格好良いエピソードは知らなかったです。
車田正美先生は聖闘士星矢のイメージが強いので。
原哲夫先生の北斗の拳についても、同じような感じです。
自分の中では、小林よしのり先生は「乙女座のよしりん(思想の神に近い男)」であり、「真の傾奇者」だと思っています。
基礎医学研究者
2023年12月19日
楽しく読ませていただきました。叶丸さんのブログを読んで、私、車田正美の「リングにかけろ」の日米決戦を思い出しました。あの時は、アメリカ側のミックエンジェルが敗けた仲間の制裁で斧を振り下ろすと、日本側の志那虎一城は、名刀備前長船で斧を受け、斧に亀裂を入れた!というもの。さすが日本刀と唸ったものです(それを反映してか、ボクシングの試合もローリングサンダーで秒殺ね(^_-)-☆。閑話休題)。
メチャよけいなこと書きましたが、「公論戦士」を刀に例えてくれましたのは、ありがたいです。「愛子さまを皇太子に!」実現しましょう。
叶丸
2023年12月19日
正直、今回はかなり前から(今年の2月〜3月ぐらい?)おぼろげに構想のようなものはあったのですが、なかなか上手く形に出来ませんでした。
花の慶次だけでは無く、子供の頃に当て字と言う文化を教えて宮下あきら先生の魁!!男塾にも感謝します。
叶丸
2023年12月19日
あれ?
連絡まだなのに掲載されてる…。
掲載ありがとうございます。
京都のS
2023年12月19日
前田慶次郎と前田玄以(秀吉の設置した五奉行の一人)のエピソードはリアタイで読んだ記憶があります。「数打ちの太刀~」と確かに言ってましたね。
叶丸様、愛路願刀(=アロガント:傲慢)から「愛子天皇への路」という伏線回収が見事でした。