先に、文藝春秋の2024年1月号に、雅子さま還暦「内なる戦いの30年」という記事がでたことを、紹介しました。
実はこの号、そのすぐ後ろのページに、同じく「皇室」に関連する記事が、掲載されました。
祝卒寿 上皇陛下をお育てした私たちhttps://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7329
上皇の学習院同級生である、明石元紹(あかしもとつぐ)および榮木和男(さかきかずお)氏によるものです。で、文藝春秋は本格派総合誌にしては「皇室」のことを取り上げる機会は多く、特にこの数か月は「皇室と人権」ということに取り組まれている印象を受けましたが、今回の記事はそうとはいえません。
いくつかを要約して示します。
(上皇陛下)と美智子さまとのご結婚に関しても、陛下のご結婚は国民のためにしていただくものであって、「好きだから結婚する」という恋愛第一のご結婚であってはいけないと。陛下のご結婚が前提となっているから、秋篠宮さまの眞子さんのようなことも起きてしまったと私は思う。
浩宮さま(天皇陛下)への御教育は果たしてこれでよかったのかなと、個人的にはちょっと疑問に思うところはありますから・・・(浩宮さまが柏原芳恵のファンで、コンサートのときに花束を渡されたことに触れて)浩宮さまも「みんなの天皇」になるべき人ですから、やはりそこはセーブしなくちゃならないところだと。
この記事、前半では上皇陛下の人間くさい部分をやけにクローズアップしているわりには、上記のような発言がぽろっと出てくるのは、非常に気になりました(いかがでしょうかね)?
あと、最後の方で「天皇に競争は不要」というよい項目があって、それについてはわかるところがあるのですが、この方々は、普通に「これから天皇となられる悠仁親王の行く末」とか、「我々が、悠仁さまの即位された姿をみることは難しい」という言い方をして、愛子さまがまったく出てこないのには、違和感がありました。
ご参考までに
6 件のコメント
基礎医学研究者
2023年12月22日
>ダダさん
丁寧なコメントありがとうございました。いや、その通りですよ。正直、自分、いちおう原典読み込みましたけど、結構ムカついていました。何、身勝手なこといっているんだと(# ゚Д゚)。でも、文藝春秋の読者のこれまでのコメント欄みると、こういう論調にシンパシーを感じる人がいるようで(自分は理解できないし認めませんが)、何となく両論併記的なノリで掲載してしまっている印象がございます(今月号は、雅子さまの記事だけで勝負してほしかった~!)。
ダダ
2023年12月22日
上皇陛下の学習院同級生といっても、敬愛心が皆無。ペラペラですね。
皇族であっても政略結婚より恋愛結婚の方が素敵だと思いますし、美智子さまがいたからこそ上皇陛下は象徴天皇という無理難題に臨むことが出来たのだと、私のような庶民は、平成30年のお誕生日のお言葉から確信しますけど。
「明年4月に結婚60年を迎えます。結婚以来皇后は,常に私と歩みを共にし,私の考えを理解し,私の立場と務めを支えてきてくれました。また,昭和天皇を始め私とつながる人々を大切にし,愛情深く3人の子供を育てました。
振り返れば,私は成年皇族として人生の旅を歩み始めて程なく,現在の皇后と出会い,深い信頼の下,同伴を求め,爾来この伴侶と共に,これまでの旅を続けてきました。
天皇としての旅を終えようとしている今,私はこれまで,象徴としての私の立場を受け入れ,私を支え続けてくれた多くの国民に衷心より感謝するとともに,自らも国民の一人であった皇后が,私の人生の旅に加わり,60年という長い年月,皇室と国民の双方への献身を,真心を持って果たしてきたことを,心から労いたく思います」
以下の動画では【涙声で「国民に感謝する」】というキャプションが付いていますが、皇后は・・・と発声した瞬間から涙声になるんです。
私は、国民よりも美智子さまへの愛情の方が大きくあって欲しいです。
https://youtu.be/r65-5z4-28o?si=0wUYgffY4Mvs9m83&t=787
上皇陛下がなぜ涙を流したのか。
上皇上皇后両陛下そして皇室の願いである愛子皇太子すら実現できていない、この土壇場で「我々が、悠仁さまの即位された姿をみることは難しい」とのたまう先輩方には一生分からないでしょう。
そこには自分の欲望しかない。
生前退位のお言葉を聞いていたら、こんな馬鹿なことは絶対に言えない。
恥を知れ。です。
基礎医学研究者
2023年12月21日
>突撃一番さん
基礎医でございます。いや、自分の取り上げ方が客観的でなかったらヤダな(* ̄з ̄)と思っていましたが、このコメントをいただいて少し安心しました。この記事って、本当に「皇室と人権」を考えるために、わざとアナクロニスト的な意見を載せたのかと思うくらいだったので。少なくとも、正しく素朴な庶民感情で「皇室を敬愛」している人達は、断じてこのような感覚にはならない!と、自分、確信しております(`・ω・´)ゞ
突撃一番
2023年12月21日
一体どんなお相手だったら「みんなの為の結婚」という事になるんだろう?
まさか旧華族から選べってか?
眞子様&小室さんに関しては、何度も言うが、落ち度は一切無い。
むしろ、眞子様・佳子様が物心つく前に、さっさと「女性宮家」の制度を実現しておかなかった、国民が全部悪い。
柏原芳恵に関してはむしろ、皇族が贔屓にしている芸能人とかスポーツ選手を、公然と応援する自由すら奪われている風潮に対して、疑問を持った方がいい。
「本当にこれでいいのかな? 象徴としての活動に抵触しない範囲で、皇族の自由の幅を、もっと広げる方法は無いかな?」という方向で、知恵を絞った方がいいと思うぞ。
その程度の「皇族の人権」に対する関心くらいは国民が持たなきゃ、先述の眞子様・佳子様然り、「天皇になりたい!」と思ってくれる皇族なんか、いなくなるぞ。
基礎医学研究者
2023年12月21日
(編集者からの割り込みコメント)
>ありんこさん
コメントありがとうございました。自分、百歩譲ってこれが、「週刊文春」だったら、まだ「まあ、そんなもんか?」で流してしまうのですが、文藝春秋って、現在は少し衰えたとはいえ、WILL、HANADA、クライテリオンなどのへぼいオピニオン誌など問題にならないくらい影響力は大きいので、なんか「皇室」に関する考えは多様なものがありま~す!という方針が透けてみえるようで、あまり良い気はしませんでしたね(って、すみません。この紹介ブログも結構、自分のトーンでてました(;^_^A?。まさに、ありんこさんいわれるように、「皇室の存続」がピンチなのに現状に留まってくれる事を願う!は、無責任極まりない、と思います。私たちは、違いますよ!と。決して座視はしませんよと(ꐦ°᷄д°᷅)
ありんこ
2023年12月21日
結局週刊誌的には虎の尾を踏みたくないし、一応悩める仕草のできるいい子ちゃんでいたいから現状に留まってくれる事を願うんでしょうね…