毎日新聞が皇室についての特集を組んでいます。当サイトでお伝えした記事の続報です。
「無理、矛盾が露呈」 法制史学者から見た皇室典範とその将来像
( 山田奈緒記者。12/27 13:03(最終更新)配信有料記事)https://mainichi.jp/articles/20231225/k00/00m/040/240000c
今回の連載、現段階ではデジタル配信のみのようです。しかし、12/28の朝刊に掲載された記事(当サイトの続報①分)によると、(この連載は)随時掲載と書かれていました。そして、先述したように有料配信の記事ですので、掲載されているのは一部のみです(ただ、ここまで読み進めるだけでも、京都産業大名誉教授、所功氏による、「皇族の範囲」に関するかなり重要な言及がこざいます)。
まずは、速報でお伝えさせていただきました。
*その後、2024年1月6日の朝刊21面(総合・社会面)に、紙面上の記事として掲載されました(基礎医学研究者より<(_ _)>)
1 件のコメント
くりんぐ
2023年12月30日
こんばんは。以下の内容の文章を毎日新聞へお送りしました。
皇位の継承は、全てが男系で継承されてきたわけではありません。
欠史八代、文武天皇から元明天皇への息子から母親への継承、元明天皇から元正天皇の母から
娘への女系継承があります。
皇位継承者が男系男子に限定されたのは、明治の皇室典範からです。
それまでは生まれてからずっと皇族であれば、性別問わず皇位継承が可能でした。
明治天皇は男子が病弱な大正天皇お一人だったことから、万が一に備えて、皇統が「女系」で継承されるように、ご自身の皇女を旧宮家へ嫁がせました。
これは、「女系も皇統」だと見なされていた証です。
旧宮家は、男系の血筋では第93代後伏見天皇の子孫。その中に明治天皇の子孫がいらっしゃるのは「女系の血筋」のおかげです。
大正天皇が側室の生まれだったことで、明治の皇室典範は「側室ありでの男系男子限定継承」になりました。
もう一つの選択肢が「正室のみで男系も女系も含めた双系継承」でした。
側室は昭和天皇の代で正式に廃止されました。本来このときに性別を問わない男系も女系も含めた双系継承へ変えておくべきだったのです。
「側室無しでの男系限定継承」という無理のある制度が放置されてきたせいで、皇后さまは「男子に恵まれない」というだけで酷いバッシングに苦しめられてきました。
男女どちらであれ生まれてからずっと皇族であれば皇位を継げる制度に変えなければ、今度は悠仁さまのご結婚相手が皇后さまを苦しめ続けた「必ず男子を産め圧力」に晒されることになります。
そんな環境に嫁ぎたい女性がいるとは思えません。
皇室は時代の流れに合わせて、皇室を維持するためのルールを変えてきました。
今こそ、皇位継承を女性・女系皇族へ広げるときです。