“[good]毎日新聞「考・皇室 深まる危機」続報③”に対する反応(くりんぐさん)

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一昨日(12/29)、速報で連載記事のことをお伝えしました。

この記事に対して、意見・コメントを送られたという報告が届きましたので、以下に紹介していきます。


【くりんぐさん】

皇位の継承は、全てが男系で継承されてきたわけではありません。
欠史八代、文武天皇から元明天皇への息子から母親への継承、元明天皇から元正天皇の母から娘への女系継承があります。

皇位継承者が男系男子に限定されたのは、明治の皇室典範からです。
それまでは生まれてからずっと皇族であれば、性別問わず皇位継承が可能でした。
明治天皇は男子が病弱な大正天皇お一人だったことから、万が一に備えて、皇統が「女系」で継承されるように、ご自身の皇女を旧宮家へ嫁がせました。
これは、「女系も皇統」だと見なされていた証です。

旧宮家は、男系の血筋では第93代後伏見天皇の子孫。その中に明治天皇の子孫がいらっしゃるのは「女系の血筋」のおかげです。

大正天皇が側室の生まれだったことで、明治の皇室典範は「側室ありでの男系男子限定継承」になりました。
もう一つの選択肢が「正室のみで男系も女系も含めた双系継承」でした。

側室は昭和天皇の代で正式に廃止されました。本来このときに性別を問わない男系も女系も含めた双系継承へ変えておくべきだったのです。
「側室無しでの男系限定継承」という無理のある制度が放置されてきたせいで、皇后さまは「男子に恵まれない」というだけで酷いバッシングに苦しめられてきました。

男女どちらであれ生まれてからずっと皇族であれば皇位を継げる制度に変えなければ、今度は悠仁さまのご結婚相手が皇后さまを苦しめ続けた「必ず男子を産め圧力」に晒されることになります。
そんな環境に嫁ぎたい女性がいるとは思えません。

皇室は時代の流れに合わせて、皇室を維持するためのルールを変えてきました。
今こそ、皇位継承を女性・女系皇族へ広げるときです。
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ごくろうさまで、ございました<(_ _)>。くりんぐさんは、所氏の言われる、煮え切らない部分、すなわち「男系継承」の部分のあいまいな説明の部分に、詳しく感想を書かれたようですね。くりんぐさんは触れられていませんが、所氏の意見を拡張していくと、結局のところ「皇族数の確保」という概念を越えられないと思いますが、いかがですかね。自分は、この連載の意図は、12/30のスクープ記事をみると、毎日新聞さんのスタンスはよく伝わってきます。しかし、このような是々非々の読者の意見も、新聞社にとってはやはり重要、と改めて思う次第です(基礎医学研究者)。

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