“[good]毎日新聞「考・皇室 深まる危機」続報④”に対する反応(ゴロンさん)

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速報で連載記事のことをお伝えしました。

https://aiko-sama.com/archives/34405

この記事を素早く見られた方はおられて、意見・コメントを送られたという報告が届きましたので、以下に紹介していきます。


【ゴロンさん】

2005年の有識者会議座長、吉川弘之氏へのインタビュー記事、ありがとうございます。吉川氏が、この会議のメンバーになるときの葛藤や覚悟が伝わってきました。「知らないからこそ客観的に議論できる」と、吉川氏を説得していたのが、この議論を進める気がなかった前衆議院議長の故・細田博之氏だったことには驚きましたが。
 吉川氏ら有識者会議のメンバーが、男系継承が続いた理由を明確にするとともに、皇室という歴史を未来へつなぐという意味で、科学的に検討し、皇位継承を「男系男子のみ」から「男女を問わず長子優先」にすべきだという結論を出した経緯には感動しました。
 吉川氏が当時の小泉首相に報告書を手渡したときの「国会で十分議論して欲しい」という願いを、18年以上たっても未だに叶えようとしていない国会議員の怠慢は、国家に対する犯罪と言っても過言ではありません。
 自民党懇談会には、先の貴紙のスクープの通り、常識のある国民が見れば愚策としか考えられない令和の有識者会議の案の採用を、自身で再考して欲しいところですが、よしんば、そのまま、その愚案を国会に持ってきたとしても、その時こそが2005年の有識者会議の報告書を議論の俎上に載せるチャンスでしょうか。一部の尊皇議員にしか期待できませんが、「男女を問わず長子優先」の皇位継承は、理解し易いため、国民の支持は高く、声を上げる国民も増えるはずです。
 吉川氏は、「感情論をぶつけ合うのではなく、多くの人が納得するルールでの合意を目指すしかないと思います。」と締め括っていますが、少し感情を示すと、令和の有識者会議の愚案が「立法府の総意」になるのであれば、この国は終わりと言ってもいいと思います。何としても、安定的な皇位継承のための必要条件を述べた、2005年の有識者会議の結論で「立法府の総意」が纏められるべきです。
 貴社も、今後とも、国民が皇位継承問題に興味を持ち、国民の声を国会議員に届ける後押しをするような記事を掲載して頂きたいと思います。
 なお、記事冒頭の「皇位は男系のみによって継承されていた。」で始まるリード文について、先日指摘いたしましたが、12/28の朝刊に、羽毛田氏のインタビュー記事が掲載された際、この部分が削除されていました。経緯は解りませんが、ありがとうございました(勝手に言わせて頂きました)。今後ともよろしくお願いいたします。
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ゴロンさんの意見・コメントを読んでいても思うのですが、今回の連載特集→2023年12月30日のスクープ記事というのは、実はつながっており、毎日新聞さんは、国民に「皇位継承問題」の解決の危うさを、警告されているような気がします。なので、この時期にあえて平成の有識者会議メンバーのインタビュー記事を掲載していくことは、大きな意味を持つと、自分は思いました。そして、吉川氏。同じ、理系の研究者としては(レベルは違いますが(;^_^A、へんな先入観を持たずに、これまで自分が形成してきた思考に照らし合わせると、”皇室を存続するためには、男女関係のない継承に達した”というのは、大した見識だと思います(自民党の懇談会には、このような見識を期待した人は、実際多かったのだと思う)。舞台はいよいよ立法の場に移っていきますが、勝負はここからです(基礎医学研究者)。

*補足・・・この電子版はともかく、紙面の記事で「男系で続いてきた」の文章が消えたのは、ゴロンさんは控え目に言われていますが、自分は、読者の意見をきちんと取り入れ、表現すべきは「皇位の安定継承」ということを、毎日新聞さんはきちんと理解されているのではないかと、改めて思います。

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