2021年、愛子さまが20歳を迎えた年に掲載されたPRESIDENT Online(プレジデントオンライン)からの記事です。
https://president.jp/articles/-/55035?page=1
ベルギー在住のジャーナリスト、栗田路子さんがリポートした記事で、やや「ベルギー王室と較べると日本の皇室は〜」な面はありますが、なかなか興味深い内容なので紹介させて頂きます。
ベルギーは1991年に憲法を改正し、女性も王位を継承できるようになっています。当時のボードワン国王に子供がなかったことから、直系男子による継承が途絶えることは確定していたし、欧州の他の王室が次々と女性にも継承の道を開いていたから、ベルギーでもそうするのが順当との考えが熟していました。1993年の国王崩御の後は、弟のアルベール2世へ、そしてその長男のフィリップ王子へとの見通しがあったから、「まだ2代の余裕」はあったものの、
ベルギー社会は、法改正を先延ばしにせず、「転ばぬ先の杖」を用意することを選んだ
という事です。
皇室を失いたくないと思うのなら、自ずとやる事は決まっていますよね。
(それは)ベルギーの次期国王となるエリザベート王女と同い年の愛子さまを、皇太子にする事です!
文責 神奈川県 さおりん
3 件のコメント
SSKA
2024年1月29日
王室にも多言語国家ならではの葛藤や選択があるとか、歴史の長さが性格に現れる等、国家や国民の写し鏡としての分析が興味深い記事で日本の皇室も外から同様に見られていると感じます。
海外で称賛されているのは国際交流の中でお示しになるお人柄や世界情勢に対する深い見識や洞察に対してであって、男系血統が唯一の誇り等と言っている一部の頑迷な日本人の言動は真っ当な人間から狂気の沙汰と思われているはずです。
さおりん
2024年1月29日
拙文を掲載頂きありがとうございます。
親交の深い日本の皇室とベルギー王室に、偶然同い年に誕生した皇女と王女が、次世代の天皇と国王として肩を並べる日を心待ちにしております。
基礎医学研究者
2024年1月29日
(編集者からの割り込みコメント)面白く読ませていただきました。いや、ホンマに、素直にベルギーの「皇位継承」への取り組み方は、日本は見習わないといけないですよね。これは、ベルギーがどうこうというよりも、さおりんさんも感じられているように、「皇位の安定的な継承」というものは、国民にとっての共通課題だということかと思います(何を継承するのか?ということについては、立憲君主制の政体の国々では、文化的な背景は違えど、確実に共通点がある、と自分は理解しました)。ならば、さおりんさん言われるように、取りべき道は1つ!「愛子さまを皇太子に!」