本日3/8(金)、 毎日新聞朝刊の4面(総合面)に、「皇室スケッチ」という連載記事が掲載されました
養子縁組で皇族復帰案 77年前に皇室離れた旧宮家 その実像はhttps://mainichi.jp/articles/20240308/ddm/012/040/086000c
*このリンク先より、一部を読むことが可能です。
今回は、高島博之記者による「旧11宮家に関心高まる 男系男子、養子縁組で皇族復帰案」というタイトルの記事ですが、自民党懇談会の両論併記案として「男系男子、養子縁組で皇族復帰」が言われているので、否が応でも、旧11宮家への関心は高まる、と思います(これは、現在の「皇位継承問題」のある面を、うまく表現していると思います)。
当サイトでも注目記事として報告している、森暢平氏のサンデー毎日の連載記事と較べると追及は抑えられていますが、それでも、ポイントはしっかりと押さえられている、良い記事です(記事から、数か所抜粋しました)。
・宮家とは、天皇家から独立して一家を成す皇族に対する呼称で、天皇家に跡継ぎがいない場合、後継者を出すことが期待されている。
・旧11宮家の一部は明治以降、天皇の娘を妻に迎えていて天皇家と近い関係にあったが、男系での血縁の遠さが皇籍離脱につながった。
・(有識者会議案に対して) 未婚の女性皇族は両陛下の長女愛子さまと佳子さまに加え、三笠宮家の彬子さまと瑶子さま、高円宮家の承子さまの5人いる。一方、旧11宮家出身の男系男子で、養子縁組の対象となる可能性がある若い世代が何人いるかは明らかではない。
それから、まさか毎日新聞に百地氏の話題がでてくるとは思っていなかったのですが、記載が非常に客観的なので、最後に引用します。
(20)21年5月にあった有識者会議のヒアリングで、百地章・国士舘大特任教授(憲法学)は旧11宮家のうち「久邇家、賀陽家、東久邇家、竹田家の4家系には、現在20代以下の未婚の男系男子が少なくとも10名はおられると思われる」と発言したが、23年11月15日の衆院内閣委員会で松野博一官房長官(当時)は「旧11宮家の子孫の方々について、政府として具体的に把握したり接触を行っているものではありません」と述べるにとどめた。一部の旧宮家は後継者がなく既に断絶していることは知られている。
先日、紹介させていただきました記事と併せてみていただくと、毎日新聞さんの社としての姿勢が、よくわかる記事でした。
ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者