[Important]文藝春秋4月号における野田議員の成熟した論考

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昨日(3/8)、月刊「文藝春秋」2024年4月号に、立憲民主党の野田議員による「悠仁さまと愛子さま世代に新しい選択肢を(祝・学習院ご卒業)」が、掲載されました。

https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7781?ref=full

*このサイトで、最初の部分を読むことができます。

この論考は、一見すると、歯切れが悪いように見えるかもしれません。たとえば、安倍さん不在は大きいや、あえて「旧宮家復帰」も残すのセンテンスなどをみると、見解が分かれるのかもしれません。しかし、ご自身も認めているように、野田議員は政治家で(しかも、とりまとめ委員会の代表)、「皇位継承問題」を国会で何とか進めるために、困難なかじ取りをしなければいけない立ち位置であることが、よく伝わってきます(これが、成熟した政治家の姿勢と思いました)。以下、それそれのセンテンスから引用します。

・今は、向こう百年、二百年という皇統のあり方について議論をするには、やや「波が高すぎる」のかも知れません。本来、もっと海が穏やかな平時にこそ議論すべきテーマです。自民党の皆さんも、きっとそう考えているでしょう。
 しかし、私はかつて女性宮家を検討した元総理として、今でもこの議論の灯を絶やしてはいけないという強い思いを持っています。だからこそ、こうして多くの読者の方々に、この皇統をめぐる議論の重要性をお伝えしているのです。

・与党だけでなく野党にも(*これは、立憲内部の強硬な反対者を指す)、この案(旧皇族の復帰案)を強く支持する声が少なからず存在するからです。二つの主張はゼロサムゲーム的な様相があって、ずっと進展してこなかったという経緯があります。二者択一ではなく、二つの道を残しながら進めていく。そうしないと、どの道も漬えて、いよいよ二進(につちも三進(さっち)もいかなくなってしまいます。
 「民主主義は妥協の技だ」という名言がありますが、相手とどう折り合うか。それこそが政治家の腕の見せ所だと言えます。

しかし、全体としては、野田議員のこれまでの姿勢にブレはなく、「皇位の安定継承」実現に向けての強い意志が、感じられます(私見では、野田議員の意図と異なるかもしれませんが、実は岸田首相の動きと共通する部分があるように、思えました。いかがでしょうか?)

それから、若い世代に皇室を知ってほしいというセンテンスには、国民の後押しを政治家が感じる記述もあります(以下に、引用します)。

国民の中には、「愛子天皇待望論」を支持する方もたくさんいるようです。現にテレビ局や新聞社各社が行った世論調査では、近年はどの媒体でも八割前後が女性天皇に賛成している結果が出ています。
 私も”愛子天皇”は、今後も選択肢の一つであってほしいと思っています。

いかがでございましょうか?

今回、全体を紹介できないのは残念なのですが、野田氏の論考は「愛子さまか悠仁さま」という短絡した考えではなく、「愛子さまと悠仁さま」という「男女関係のない皇位継承」を示唆する考えも、しっかり出されていると思います。

できれば、是非原典を読んでいただき、野田議員を始めとした議員への応援の参考にしていただければ、幸いです。

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

ご意見・お問合せ – 立憲民主党

5 件のコメント

    突撃一番

    2024年3月9日

    「国民差別を認める事」の危険性を、我々としては訴え続けるしかありませんね。

    公然と「憲法遵守義務」を無視しようとする政治家が立憲民主党にまで巣食ってる以上、そいつら潰さないと「ゼロサムゲーム」は終わらんから。

    こん

    2024年3月9日

    安倍元首相が亡くなった時の野田元首相の国会でのコメントは、保守層からも大絶賛だったな。そういった意味では、野田さんが自民党に国会の場で、超党派で愛子さまの立太子を呼びかける構図は、アリかもしれないです。ぜひやって欲しい!

    「再びこの議場で、あなたと、言葉と言葉、魂と魂をぶつけ合い、火花散るような真剣勝負を戦いたかった。勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん。」

    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/bfe3ac0471409e4939224b0ef0201be9c33c23d6

    JACKER

    2024年3月9日

     安倍不在で自民党内がまとまらないことによる懸念は、理解できなくはありませんがむしろそれなら野田議員や立憲民主党が逆に自民党をリードして立法府の総意をとりまとめる位の気持ちでやってほしいとの思いです。
     確かに男系カルトにも何らかしらの形で折り合いをつけなくてはならないでしょうが、それでも少しでもこちらの有利な形でもっていってほしいです。
     

    チコリ

    2024年3月9日

    「皇位継承問題」を国会で何とか進めるために、困難なかじ取りをしなければいけない立ち位置であること

    同党に相当無知な男系議員もいるしで、
    野田議員も本当に大変だと思います。
    野田議員を全力で応援します!!!

    SSKA

    2024年3月9日

    当時の最優先課題(消費税与野党合意)と男系強硬姿勢が皇室問題の進展を阻む状況にあった、その困難さを最もよく知る方ですから言葉の重みが違いますね。
    現国会が政治献金メインで皇室が脇に追いやられつつあるのも近い様に個人的には感じています。
    重要な役職や立場を務められた方だけに皇室や国家に対する意識において安易に倉山や与党に媚び保身しか考えない無責任な男系議員とは天地の差があります。

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