【記事比較】象徴天皇制を維持していくには?-読売の場合

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本日、3月24日(日)各紙朝刊には、「モスクワテロ133人死亡(このタイトルは読売)」が1面に出て世の中騒然となっていますが、その中でも朝刊に「皇位継承問題」について報じた新聞がありますので、紹介していきます。

まずは、読売新聞からの記事です。

皇族数の減少 多様な公務を担う策考えよ
https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20240323-OYT1T50197/

*この社説記事は、全文が読めます。

やはり、重要な問題と考えられたからでしょうか?読売新聞は、この間の各党における論点整理に関する記事を社説(3面)で上げてきました。

皇族数の減少は、皇室制度の存続にかかわる問題だ。令和も6年となった。政府と与野党は様々な課題を放置せず、結論を出すべき時期にきているのではないか。

上記のような書き出しで始まりますが、さすが全国紙でも購読数がTOPというだけでなく、政財界への影響力が強い新聞だけあって、筆致は非常に客観的であり、「次の天皇は悠仁さま」とか「男系男子を前提に」などという、うかつなことは書きません。

ただし、少し踏み込んだことが書かれている箇所があるので、以下引用します。

自民党は、女性宮家の創設に慎重だ。女性宮家に子供が生まれた場合、皇位継承権を与えるのかどうかといった議論が生じ、皇位継承は父方が天皇の血を引く「男系男子」に限る、という制度が揺らぎかねない、との懸念からだ。
 だが、女性宮家を認めずに皇族女子に皇室に残ってもらう、とはどのような仕組みになるのか、イメージが定まらない。自民党は具体的な案を示す責任がある。

この後に、立憲民主党の論点整理でも示されている、旧宮家の復帰案の問題点の指摘があるのですが、非常に真っ当な指摘だと思います。

最後の結びも、全国紙のプライドを感じさせる文面でした。

皇室を巡っては、安定した皇位継承も重いテーマである。

 天皇陛下の次の世代では、秋篠宮家の長男悠仁さまが皇位継承権を持っているため、政府、与野党とも検討を急ぐ気配はない。しかし、象徴天皇制を維持していくには、今から将来を見据えて議論することが大切だ。

いかがでしょうか?

*ちなみに本日、読売新聞にしてはめずらしく、1面に「両陛下6月下旬に訪英」という記事を掲載し、国王招待による国賓として歓迎行事に臨むほか、両陛下が結婚前にそれぞれ留学されたオックスフォード大学への再訪問も検討されているそうです。

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

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5 件のコメント

    くりんぐ

    2024年3月25日

    読売新聞に、下記の内容のものをお送りしました。

    ******

    24日の社説「皇族数の減少 多様公務を担う策考えよ」拝読しました。

    皇位は生まれてからずっと皇族の身分にあられる方によって継承されてきました。

    現在公務で皇室を支えてくださる皇室という聖域で皇族として生まれ育たれた内親王・女王方が「男でない」というだけで皇位継承権を持てず、戦後皇室を離れられた旧宮家の子孫の国民が「男系男子」だからと特別扱いで皇族になれるのはおかしいです。

    内親王・女王方が国民男性と婚姻後も皇族の身分に留まっても、相手の男性が皇族の身分を取得せず国民のままでは、その方は基本的人権と自由を憲法で保障されたまま。
    男性皇族と婚姻された国民女性が皇族の身分を取得されるのは、皇室の品格を守るため。
    内親王・女王方が国民男性と婚姻後も皇族の身分に留まっても、相手の男性が皇族の身分を取得せず国民のままでは、その方は基本的人権と自由を憲法で保障されたままで、皇室の品格が守れなくなってしまいます。
    内親王・女王方がお産みになったお子さまが、皇族でなく国民なのもおかしいです。

    旧宮家の子孫の中に明治天皇・昭和天皇の子孫がいらっしゃるのは「女系」の血筋によるもの。
    男系では第93代後伏見天皇の子孫です。憲法で定められた「国民平等の原則」を無視してまで皇族になっていただくほどではありません。
    皇位継承の純粋性を守るため、元皇族の方が皇族に戻り、その子孫が特別扱いで皇族になって皇位を継ぐことは出来ません。

    今のまま男系継承に固執したままでは、今度は悠仁さまのご結婚相手が皇后さまをご病気に追い込んだ「必ず男子を産め圧力」に晒されてしまいます。
    それは悠仁さまとのご結婚をためらうには十分すぎる理由です。
    男性も年齢を重ねるごとに生殖力が下がっていきます。

    悠仁さまの早い結婚を望むのなら、女性・女系皇族にも皇位継承資格を広げ、悠仁さまへの負担を分担した方が良いと思います。
    その方が皇位の安定的継承も可能になります。

    24日の社説「皇族数の減少 多様公務を担う策考えよ」拝読しました。

    皇位は生まれてからずっと皇族の身分にあられる方によって継承されてきました。

    現在公務で皇室を支えてくださる皇室という聖域で皇族として生まれ育たれた内親王・女王方が「男でない」というだけで皇位継承権を持てず、戦後皇室を離れられた旧宮家の子孫の国民が「男系男子」だからと特別扱いで皇族になれるのはおかしいです。

    内親王・女王方が国民男性と婚姻後も皇族の身分に留まっても、相手の男性が皇族の身分を取得せず国民のままでは、その方は基本的人権と自由を憲法で保障されたまま。
    男性皇族と婚姻された国民女性が皇族の身分を取得されるのは、皇室の品格を守るため。
    内親王・女王方が国民男性と婚姻後も皇族の身分に留まっても、相手の男性が皇族の身分を取得せず国民のままでは、その方は基本的人権と自由を憲法で保障されたままで、皇室の品格が守れなくなってしまいます。
    内親王・女王方がお産みになったお子さまが、皇族でなく国民なのもおかしいです。

    旧宮家の子孫の中に明治天皇・昭和天皇の子孫がいらっしゃるのは「女系」の血筋によるもの。
    男系では第93代後伏見天皇の子孫です。憲法で定められた「国民平等の原則」を無視してまで皇族になっていただくほどではありません。
    皇位継承の純粋性を守るため、元皇族の方が皇族に戻り、その子孫が特別扱いで皇族になって皇位を継ぐことは出来ません。

    今のまま男系継承に固執したままでは、今度は悠仁さまのご結婚相手が皇后さまをご病気に追い込んだ「必ず男子を産め圧力」に晒されてしまいます。
    それは悠仁さまとのご結婚をためらうには十分すぎる理由です。
    男性も年齢を重ねるごとに生殖力が下がっていきます。

    悠仁さまの早い結婚を望むのなら、女性・女系皇族にも皇位継承資格を広げ、悠仁さまへの負担を分担した方が良いと思います。
    その方が皇位の安定的継承も可能になります。

    ゴロン

    2024年3月25日

    読売新聞社に意見投稿しました。
    ・・・・
    3/24「皇族数の減少 多様な公務を担う策考えよ」の記事の件
     標記の記事、皇位継承問題に関する記事、ありがとうございます。記事では、皇位継承問題の状況のまとめ、立憲民主党の論点整理の一番のポイントである「女性宮家の創設」の主張、それに対する自民党の考え方、その考え方に対する意見も示されていて、最大販売部数の新聞社らしく常識を踏まえた比較的公平な立場での記事であり、大変嬉しく思いました。
     記事の「女性宮家を認めずに皇族女子に皇室に残ってもらう、とはどのような仕組みになるのか、イメージが定まらない。」という意見、当然です。そんな非常識な「皇族」と「国民」の世帯などありえないのです。令和の有識者会議の報告書では、江戸時代の皇女和宮と将軍家茂との婚姻を例に、「皇族・国民混成家族」案で、「女性宮家を認めないことは皇室の歴史と整合的」などとミスリードしていますが、森暢平氏のサンデー毎日のシリーズ記事第9回の記事の通り、完全にウソの歴史解釈です。
    https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20240318/se1/00m/020/003000d
     本記事は「象徴天皇制を維持していくには、今から将来を見据えて議論することが大切だ。」と締められています。全くその通りだと思います。これから、安定的な皇位継承について国会での議論が進むと思います。岸田首相の言う「立法府の総意」は「国民の総意」であるはずです。ほとんどの国民は、女性・女系天皇を公認し、愛子さまが次の天皇になって頂ける道筋ができることを願っています。
    貴社にも、国民が皇位継承問題に関心を持ち、国民の意見を国会議員に知らしめるような記事の掲載を続けて頂きたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

    ありんこ

    2024年3月24日

    感想送りましたー!お知らせありがとうございます!!

    基礎医学研究者

    2024年3月24日

    >サトルさん
    さっそくのコメントありがとうございます。で、予告しておきますが、次は産経新聞の記事がでてきますが、こちらは…( ̄▽ ̄;)

    サトル

    2024年3月24日

    良い記事ですね。

    早速、読売新聞購買して「感想」送付したいと思います。

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