平成24年3月23日 お別れにつき、クウェート首長殿下をご訪問
(迎賓館赤坂離宮(港区))
出典 宮内庁HP (https://www.kunaicho.go.jp/page/gonittei/photo/5083)
皇室のご公務の一つに、国賓のご接遇があります。
我が国が他国との国際親善を進めるうえで欠かせない役割を、皇室の方々にお務めいただいていると言えるでしょう。
先日クウェートのサバハ首長が亡くなりましたが、これに関連して最近ネットニュースでクウェートと日本の皇室をめぐる興味深いエピソードが紹介されました。
「中東はなぜ“親日”が多いのか 東日本大震災義援金の4割はクウェートからだった」(デイリー新潮 2020年10月14日)
https://www.dailyshincho.jp/article/2020/10160615/?all=1
ニュースによると、東日本大震災から1年後の平成24(2012)年3月に、サバハ首長は国賓として日本を訪問しています。
この時天皇でいらっしゃった上皇陛下は、心臓の冠動脈バイパス手術を受けられたばかりで静養中だったそうで、サバハ首長は「陛下の体調が万全でなければお会いできなくていい」と日本側に伝えていたそうです。
にもかかわらず、上皇陛下は首長の日本滞在中2回も接遇されたそうで、
サバハ首長は同行した日本の大使に「天皇陛下はまれに見る名君である」
「体調が十分でないにもかかわらず、その態度と振る舞いは国家元首の鑑(かがみ)だ」
と繰り返したといいます。
このように国際親善のために全力を尽くされるご姿勢は、付け焼刃で身につくものではなくしかるべき環境で長い時間をかけて身につけるものと拝察いたします。
そして、そのような環境が最も整っていらっしゃる方が、愛子さまであることは言をまたないでしょう。
一日も早く愛子さまに皇太子になっていただき、将来の日本国の象徴として外国の要人と交流を持っていただけることを願います。
文責 東京都 りょう
1 件のコメント
ダダ
2020年10月25日
クェートが親日なことは知りませんでした。記事の紹介ありがとうございます。
サハバ首長の「お会いできなくてもいい」には天皇への敬意を感じました。天皇のふるまい、これは為政者には真似できないことですね。
愛子さまもその背中を見て、自分の中に宿しているものがあると思います。愛子さまが国内外で活躍できるよう、一日でも早く皇太子になって頂きたいです。