【記事比較】自民懇談会案  衆参両議院に提出

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この数日で、状況は大きく変化しました。今となっては紹介する意義も若干薄れた可能性がありますが、当サイトでは、ここまで自民党懇談会の動きを追ってきましたので、記録のけじめとして、以下に紹介していきます。最終的に、全国紙はどう報じたのかと?

まず、最初に書いておきますが、今回は自民党案の衆参両議長への提出、ということもあったので、すべての新聞の朝刊(4/28付け)に、掲載はされました。しかし、扱い方は異なります。

朝日新聞と、日経新聞は、ベタ記事扱いです。

続いて、毎日新聞です。

皇族確保策、連休明けに議論開始 自民案提出、各党見解出そろうhttps://mainichi.jp/articles/20240426/k00/00m/010/121000c

*これは、全文を読むことができます。

今回の記事は、5面(総合面)に掲載され、政治部の竹内望、川口峻記者らの署名記事です(竹内望記者は、2023年12月30日に、自民党懇談会の両論併記案のスクープ記事を出した方です)。毎日はさすが、客観的な記述に終始していますが、最後の部分を引用します(額賀衆院議長の発言は、少し意味深)。

自民を除く各党は既に見解を示しており、これで各党案が出そろったことになる。額賀氏は「この問題は国家の根幹に関わる問題であり、静かな環境で政争の具にせずにしっかりと議論をしていってもらいたい」と語った。

続いて、読売新聞です。

男系男子、養子縁組後に誕生した男子に皇位継承資格…皇族確保策巡り自民見解
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240426-OYT1T50125/

*これは、全文を読むことができます(この新聞社としては珍しいです)。

読売新聞は、この記事を4面(政治面)にまあまあ大きい扱いで、報じていました。読売は紙面に「安定的な皇位継承に向けた自民党見解のポイント」と題した表を添付しており、扱いが丁寧です。そして、この新聞は自民党寄りといえども、うかつなことは書かず、客観的な記述です。しかし、最後の茂木幹事長の談話に関する部分を引用します(額賀衆院議長と比較してみていただければと)。

茂木氏は党本部で、「事柄の性格上、政争の具にしたり、国論を二分するようなことがあってはならない。 静謐せいひつ な環境のもとで誠実に協議を重ね、立法府の総意を作り上げていきたい」と記者団に語った。

そして、全国紙ではないのですが、異彩を放っていたのは、産経新聞です。

皇族確保策、額賀衆院議長「5月から協議」 自民は見解を提出、政府の案は「妥当」
https://www.sankei.com/article/20240426-PULXDQFKQROMFH5HT4DE67J3FA/

タイトルやこの記事をみると、他の全国紙と大きく変わらない抑えた記述になっています。ところが、紙面ではこの記事からとばされている部分があるので、以下引用します。

額賀氏は5月の大型連休明けに与野党の代表者を集めた協議を始める考えを記者団に示した。
 自民は党見解の冒頭、「皇位は一度の例外もなく男系で継承されており・・・」と指摘。その上で秋篠宮ご夫妻の長男、悠仁さまへの現在の皇位継承の流れを揺るがせにしてはならないよう要求した。

(*太字が、紙面のみ言及されている)

実は、この2面(総合面)には、先にふぇいさんが報じた”正論(ここでは、署名はなし)”が併せて報じられていました。

いかがでしょうか?

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

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