社説【皇族確保策】丁寧な議論が欠かせない(高知新聞)

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5月23日配信の高知新聞社説です。
【皇族確保策】丁寧な議論が欠かせない

 意見の隔たりが大きく総意の取りまとめは難航しそうなだけに、丁寧な議論を重ねることが重要だ。将来に向けて、国民が納得する合意形成を図る必要がある。

その通りだという所から始まる社説。
「国民が納得する合意形成」→愛子さまを皇太子に ですね。社説の最初一行で説明が終わっちゃった!
流石文章のプロですね。

 皇室典範は、皇統に属する男系の男子が皇位を継承すると規定する。また、女性皇族は民間人と結婚すれば皇室を離れるとする。
 天皇陛下より若い世代の皇位継承者は秋篠宮家の長男、悠仁(ひさひと)さまだけとなった。皇位継承の責務と皇室活動の負担がのしかかることが想定される。公務の分担を含め、皇室制度をいかに維持するかは課題だ。

と書いたあと、社説は1案、2案について続けます。

1案について結婚した夫、そして子供が国民ということに

家庭内で身分が異なることで混乱が生じかねないとの指摘がある。「夫婦が同等の権利を有する」とした憲法24条との整合性も論点に挙がる。

このまま論点整理が始れば「おかしいよな」という所が沢山出てきます。すでに出てきています。
そして、

 「女性宮家」創設も議論が必要になる。上皇さまの退位に向けた特例法の付帯決議で重要な課題と位置付けられながら、報告書では明確な言及がなかった。自民党なども触れていないが立憲民主党は緊急的な課題だと主張し、温度差がある。

 女性天皇や女系天皇の検討を求める意見もある。検討すべきことは多い。付帯決議が安定的な皇位継承などを「先延ばしすることはできない重要な課題」と位置付けて7年になる。この間に議論が深まったとは言えない。

なぜ「有識者会議」は、付帯決議で「重要だから議論してください」ということを先送りするのでしょうか。
意味が分かりません。そんな報告書に縛られる自民以下多くの党も何考えているのでしょう。国民との温度差も違いますよ!

 養子縁組について報告書は、皇室典範で認められていない皇室の養子縁組を可能とする考え方を示した。1947年に皇籍を離脱した旧11宮家の男系男子を想定し、自民などが賛同を示す。
 一方でこの案には、そもそも対象となり得る人がいるのかなど慎重な確認と制度設計が必要だと立民は訴える。また、対象者の限定は門地による差別を禁じた憲法14条に反する可能性にも触れている。

「そもそも対象となり得る人」はいないと、安倍晋三氏も生前言ってたようです。
旧宮家系国民男性で皇籍取得意思を持つ人、安倍氏「いない」

社説の最後の部分

 6月23日に会期末を迎える今国会中の集約を目標とするが、重要なのは議論を尽くすことだ。各党が要請する静かな環境の中での議論を通して国民の理解を深めたい。

静かな環境の議論では国民の理解が深まらない案になってしまいます。
ちょっとここ気になりますが(汗)
各案の問題点を載せている良い内容の社説を掲載してくださった感じました。

四国から世論喚起をしていただきたいです。
国民の関心はかなりありますよ!

お問い合わせ | 高知新聞社コーポレートサイト (kochinews.co.jp)
(記事については電話のみのようです投稿フォームは見当たりません)

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1 件のコメント

    サトル

    2024年5月24日

    いいですね!
    繰り返しになるが、「地方の新聞社」も社説、読者投稿掲載、おそらく機関紙がしたがらない(笑)県民意識調査等で、「表明」するべき。

    高知新聞は、先陣を切ったのですね。
    素晴らしいです!

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