暗山論破1/4 蚊帳の外から権力にすり寄る暗山

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SPA!に載っている暗山文について、以下、4回に分けて論破投稿します。

1. 蚊帳の外から権力にすり寄る暗山
2. 実質的に森教授をストーカー呼ばわりする暗山
3. 共同通信・世論調査結果の矮小化に必死な暗山
4. 壺切御剣で、改めて逆賊の本性を現す暗山

1. 蚊帳の外から権力にすり寄る暗山

まず、今回、後半で共同通信の世論調査に触れているのですが、『愛子天皇論』では既に先週号でこれを扱っています。
漫画にも遅れを取るって、仕事が遅すぎないか?

あるいは、世論調査に震え上がったので、与野党協議が始まりちょっとでも有利な展開になるのを待っていたのかも知れませんが、与野党協議は2回目であっさり頓挫しています。

大勢は決しているのではなかったのか?

その与野党協議で示された有識者会議案に対する各党の反応について、立民を「反対」ではなく「中立」としていますが、ミスリードも甚だしい。
その主張を素直に読めば、有識者会議案に最も理を尽くして反対の意見を述べているのは容易に分かることです。

実際には結論は分かりきっているが、あえて論点整理という形式にして、議論を通じて安定的な皇位継承に向けての合意を形成しようという、立民なりの誠意を全く理解していないのだから、誠実さのかけらもありません。

そもそも、数でゴリ押せばいいと思い込んでいるから見通しが外れるのです。
数では少数であるはずの各党が、会議の進め方に抗議して、議長サイドに方針を撤回させることができたのはなぜか。

単純な多数決でなく、できる限り全会一致で立法府の総意を形成すべきであるという認識が、まだしも会議の参加者にはあるからでしょう。

議長・与党でさえ立法府の総意を意識しているのに、何を一人で権力の側に立ったつもりでイキっているのか。

蚊帳の外に置かれて状況の把握もできず、必死で権力にすり寄るさまが痛々しい。

(次回に続きます)

文責 静岡県 L.K

4 件のコメント

    ありんこ

    2024年6月2日

    続きが楽しみですーー!!!(((o(*゚▽゚*)o)))

    SSKA

    2024年6月2日

    現在の政治情勢の表の政治献金、裏の皇室、何れも自民与党が保身と延命の為に他党を如何に抱き込むかの党略の場と化し先々の選挙しか考えておらず、皇室が巻き添えになっている現状に腸が煮えくり返っています。
    政府の「静謐」、倉山の「大勢は決している」も国民の目の届かぬ所で立民の反対を翻させる悪意しかありませんでしたが、断固たる決意で跳ね除けられた野田氏や他の尊皇議員の方々に心から感謝しています。

    ゴロン

    2024年6月2日

    L.Kさん、暗山論破決定版ですね。彼の難読コラムに透ける意図を完全に読み解く凄まじさ。4部作の掲載たのしみです。

    基礎医学研究者

    2024年6月2日

    (編集者からの割り込みコメント)いや、さすがL.Kさんらしい、体系的な反論です。ブログ編集していて、かなりの説得力を感じましたね。今回のゲンロンストロングスタイル、今起こっている動きを、何とか矮小化しようと、必死ですね!後半部分は自分の中で重要でつい強調してしまいましたが、たぶん会議を開いた当初は、額賀衆院議長もこのような展開になるとは、思っていなかったのでしょうね。しかし、参加した国会議員にこのように行動させたのはL.Kさんの解釈通りだと思いますが、その背景にあるのは、これから出てくる与論調査結果の公表を始め、やはり”国民の後押し”、ということになりましょうか?次回も、期待です。

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