東京新聞デジタル本日6時配信記事です。
<視点>皇位継承の与野党協議 不透明な議論許すな 社会部・山口登史
額賀議長が着任後安定的な皇位継承について、国会での議論を意欲的に進めていたことを紹介し、初会合後の記者会見での発言に耳を疑った様子が書かれています。
各党派の見解がおおむね出そろい、5月17日に初会合が開かれたが、終了後の記者会見で、額賀氏の言葉に耳を疑った。「可能な限り、今国会中の意見の取りまとめを目標に力を尽くしていきたい」。会期末まで1カ月余り。十分な議論ができるのだろうか。
実際に国会会期内にはまとまりませんでした。
そして、
皇室を構成するのは現在17人で減少傾向だ。うち未婚者は6人だが、皇室典範では「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と規定しており、現在のままでは皇室活動が先細りすることは避けられない。
と、安定的な皇位継承への危機感を書いています。
その後「有識者会議」の2案を載せ、自民他と立民の意見の違いを提示しながら、
「主権の存する日本国民の総意に基(もとづ)く」と規定。皇室のあり方を議論するには国民の声を尊重すべきだろう。
各党派の意見が国民の声が十分に反映されたものか疑問も残る。共同通信の世論調査によると、女性皇族も皇位を継ぐ「女性天皇」に「賛成」「どちらかといえば賛成」は計90%に上った。女性皇族が婚姻後も皇室にとどまり、活動を続けられるようにする「女性宮家」の創設について、同計77%だった。
と、世論調査を紹介し、会合で話し合われている2案が、国民が望んでいるものなのか(そうじゃないでしょう)と疑問を投げかけ、
皇室典範は皇位継承者を父親が天皇の血筋を引く「男系男子」に限定していることから、男系男子を前提とした意見をまとめた党派も少なくないが、国民の声と乖離(かいり)した内容と言えまいか。
そうなのです。「有識者会議」の案、それを踏襲した自民党他の案は、国民の声と乖離しすぎててどうしようもないのです。しかも確実に皇室が滅びる案なのです。
結びに
有識者会議の報告書は「静ひつな環境」での議論を求めており、衆参両院の正副議長は各党派に個別に意見を聞く方針を示しているが、5月に始まった会合の詳細な議事録は現時点で公開されていない。拙速で不透明な議論の結果、数の力で押し切る暴挙は許してはならない。
実際に誰が、どんな話をしたのか。とても、とても気になります。有識者会議の「静ひつな環境」は、こそっと決めましょう!という意図がありありなのでやめた方がいいですよ!
「拙速で不透明の中、数の力で押し切る暴挙は許してはならない」その通りです!
自民党他は皇族数を確保して、安定的な皇位継承につながる意見を会議で出してるのですよね?今回の会合2回と(行われてたら)議長との意見交換で、安定的な皇位継承について話し合ってるのですよね?隠さないで公開してくださいよ。
少し戻りますが、
「主権の存する日本国民の総意に基(もとづ)く」と規定。皇室のあり方を議論するには国民の声を尊重すべきだろう。
国民の声は側室なしの現代。安定的な皇位継承のため、性別関係ない直系長子優先の皇位継承。旧宮家養子案は拒否。
愛子さまを皇太子に!ですよ!
これからも国会議員にプレッシャーをかけていきます。
こちらの<視点>を書かれた東京新聞社会部の山口登史記者に感想・意見を送りましょう。
[入力]Web記事について:東京新聞Web (tokyo-np.co.jp)
文責 愛子天皇への道サイト運営メンバー ふぇい
4 件のコメント
ゴロン
2024年6月13日
お礼の意見投稿をしました。「静謐な環境」については森先生の記事を引用してみました。ついでに?イベントの紹介もしてみました。
・・・
皇位継承問題の記事の掲載ありがとうございます。
先日のニュースでは、与野党協議は今国会会期末までの合意見送りの見込みの様です。 ひとまず自民党等の非常識な案で強硬に進めるという最悪な事態を避けられたことに安堵しています。マスメディアの世論調査や、その結果を受けた東京新聞社様の社説を含む、国会が国民の声を聞かないのはおかしいという論調の記事が後押しをしてくれたものと思います。ありがとうございました。
さて、ここからが正念場です。政府は、協議が頓挫した理由を立憲民主党等の所為にして、安定的な皇位継承問題をまた放置する可能性があります。冗談ではありません。安定的な皇位継承問題が、日本にとって喫緊な課題であることには変わりがありません。協議が頓挫したのは、そもそも正面から「安定的な皇位継承問題」を議論せず、皇族数確保策にすり替え、非常識な案を採用しようとしたからです。
国会議員には、「安定的な皇位継承の課題」に立ち返り、改めて2005年の有識者会議案で、国民の総意である「女性・女系天皇」に向けた協議を進めてもらわなければなりません。
記事では、「有識者会議の報告書は「静ひつな環境」での議論を求めており、衆参両院の正副議長は各党派に個別に意見を聞く方針を示しているが、5月に始まった会合の詳細な議事録は現時点で公開されていない。拙速で不透明な議論の結果、数の力で押し切る暴挙は許してはならない。」と締めていますが、先日のエコノミストOnline(サンデー毎日)(2024/6/3)の森暢平先生の記事によると、
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20240603/se1/00m/020/001000d
「静謐な環境」での議論をすべきという有識者会議の主張自体が、彼らが福沢諭吉の「帝室論」の『帝室は政治社外のものなり』という文言を不適切に引用したものだそうです。
福沢諭吉の文言は、当時の状況から、政党が天皇を利用して自らの主張の根拠とすること、および、皇室が特定の政党の側に身を置くことを諫めたものであり、皇室をめぐる課題を、政争の対象とするなとも、国論を二分するなとも、静謐に議論しろとも言っていないとのことです。森暢平先生の記事は「「国民の総意」形成の議論は、衆人環視の騒々しさのなかでこそ行うべきである。」と締められています。全ての国会議員も国民も大いに意見を述べ合っていいのです。
例えば、7月27日(土曜日)14時から、漫画家の小林よしのり氏らが、「愛子さましか勝たん!」というイベントを開催します。先の記事を書かれた森暢平先生も討論会に登壇される予定です。
https://www.gosen-dojo.com/blog/47628/
国民の思いを大いに発信するイベントになると思います。マスメディアにも注目して頂きたいと思います。
今後とも東京新聞社様には、皇位継承問題に関して、国民の力で国会議員を動かすべく、国民の意見を反映させた記事や、国会議員を問い質すような記事の掲載をお願い致します。
れいにゃん
2024年6月13日
以下のように、意見投稿しました。
6/12のコラム「視点」への感想です。
社会部の山口登史記者による記事に、大変感銘を受けました。前日夕方に、皇位継承問題の全体会議が結論に至らなかったというニュースを聞いて、当然の結果と思いつつも、これ以上先延ばしにしては、女性皇族方があまりにもお気の毒で、また棚上げになってしまわないか不安に思っていました。政治家が動かなければどうしようもない、「安定的な皇位継承」問題です。御社のように、常に国民は目を光らせていると伝えることは、公器として非常に重要な使命ではないかと。素早く対応した山口記者にお礼を申し上げたく思った次第です。今後とも、皇室と国民の願いである、安定的な皇位継承が実現するまで、記事を掲載していただけるものと、期待しています。応援しています。
fei
2024年6月13日
感想を送りました。
東京新聞 社会部 山口登史記者へ
突然の連絡失礼します。私は群馬県在住の40代後半男性です。
昨日配信の<視点>で皇位継承について掲載して頂きありがとうございます。
山口記者が書かれている通り、自民党他の案は、国民の声と乖離しすぎています。そして確実に皇室が滅びる案です。
今回最悪の形で国会で意見が集約されなくてよかったと感じていますが、安定的な皇位継承のためには先送りできない問題であることは変わりありません。
平成17年の小泉政権時の有識者会議報告書が、安定的な皇位継承と国民の声と合致しているものだと考えます。性別関係なく直系長子優先の継承。愛子さまを皇太子にとこれからも特集を組んでください。
ありがとうございました。
大林元子
2024年6月12日
やっとマスコミも現実を見据えた意見、論評を載せてくれる様になった事が何より嬉しいです。
国民の声を無視して、荒唐無稽な男系男子説(統一教会指導説)は無くして頂きたい!