国民主権、ポピュリズム、そしてゆめぴりか①

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【大嘗祭① ~亀の甲羅とゆめぴりか~】

・・・俺はてっきり、ホントに生きてる亀を、そのままひっくり返して火で炙るのかと思ってたわけよ。「亀卜(きぼく)」って。

そんなわけで、「大嘗祭って、なんて残酷なイベントなんだ!」と、敬遠してた時期もあったんですけどね。

よくよく調べてみたら、ちゃんと死んだやつの骨を炙ってたんだね(笑)。しかも、お腹の部分の甲羅だそうな。

令和の大嘗祭においても、そうやって「卜定(ぼくじょう)」という占いによって、皇室に稲を献上する「斎田」が決定されました。

悠紀地方(東日本)からは栃木が、主基地方(西日本)からは京都が、それぞれ斎田に選ばれたわけなんですけど、北海道推しの俺としては、「令和は絶対『ゆめぴりか』だ!」と期待してたもんだから…

マコトに遺憾に存じる部分も全くなかったと申せばウソになるのでごじゃりましたけれども。(´;ω;`)

だって北海道米はここ十数年来、マツコデラックスも激推ししてたくらい美味いんだもん。

勿論、米を献上する悠紀・主基地方以外にも、全国47都道府県から農水産物を献上する「庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)」も、大嘗祭には欠かせません。

令和の大嘗祭の場合、北海道からは小豆・馬鈴薯・小麦・干しホタテ貝柱・昆布が献上されたそうです。

※ 昆布ガラミで言わせてもらうが、根室市民の“ソウル醤油”こと「はぼまい昆布醤油」の美味さといったら、まさに絶品だよ。

知ったが最後、もう元の醤油には戻れんぞ~( ´艸`)

・・・たぶん醤油までは献上してないと思うが、平成の大嘗祭までは、これらの献上物は埋納されていたそうです。

が、食品ロス等の問題から、令和の大嘗祭からは傷みやすい生鮮食品を除き、埼玉県所沢市の国立障害者リハビリセンターに食用として提供されたそうです。

次回の大嘗祭の際には是非、子ども食堂にも賜る事ができれば嬉しいですね。

というわけで、愛子天皇御即位に伴う大嘗祭の際には是非、悠紀地方から「北海道のお米」が選ばれるように、今から俺の邪念を送っておこう!

「ゆめぴりか賜ひ ななつぼし賜ふことを、かしこみかしこみ申す・・・」とね!

八百万の神様がブチキレて、逆に亀の甲羅が粉々に砕け散ったりしたら、たぶん俺のせいで~す(笑)

「大嘗祭と国民との関係性」について論じる筈だったのに、ただの北海道PRだけで1回分終わっちまったよ((((;゚Д゚))))

次回はマジメにやりますんで、カンベンしてください!

文責 北海道 突撃一番

参考文献

・Wikipedia「大嘗祭」「亀卜」
(URL省略)

・宮内庁「大嘗宮の儀関連資料」https://www.kunaicho.go.jp/kunaicho/shiryo/tairei/pdf/shiryo011002-2.pdf

・映像で見る大嘗宮 (youtube.com)

※5:05~、なんとゲストの高森明勅先生が、「庭積机代物」について解説してくださってますよ~!!

5 件のコメント

    京都のS

    2024年7月5日

     生きながら亀を焼くって(笑)。そんな悪習が大嘗祭の周辺に蔓延ってたら動物大好きな愛子様は真っ先に改善を提案されるでしょうね(笑)。
     栃木と京都が選ばれた時は普通に誇らしい気持ちになりましたよ。でも、直ぐに離農者の多さに意識が飛び、続いて皇居での稲作を思い浮かべ、皇族方の大御心にも思いを馳せ、焦燥感に駆られました。
     ギャグパートは毎回少しずつ混ざっててイイと思いますよ(笑)。次回も楽しみにしてます。

    パワーホール

    2024年7月4日

    映像を拝見しましたが、厳かな雰囲気ですね。まさか大嘗宮が一般公開されているとは知りませんでした。国民に皇室のことを知ってもらうよい機会になると思います。令和から献上物が福祉関連の施設に寄付されるのも素晴らしいです。

    突撃一番

    2024年7月4日

    掲載&コメントありがとうございます!

    そういえばふぇいさんって、群馬県の人でしたっけ??
    「斎田」に選ばれたお隣県のフィーバーっぷりがどんな感じだったのか、気になりますね。
    まさに「天皇と国民をつなぐ大嘗祭」ですね!

    あと、基礎医さんのご質問に関連する話なんですが、確かに「稲」に関しては、現在でも占いによって全国からランダムに選ばれる事になってるらしいんですけど、古代社会の大嘗祭においては「由加物」といって、紀伊・淡路・阿波という古くから皇室に所縁のある地方から、アワビ・ウニ・アユ等の水産物、あるいは壺・ヒラカ等の容器類を献上する事が決められていたそうです。

    これもまた、「天皇と国民の、古くから続く関係性」を示す事例かも知れませんね。

    ふぇい

    2024年7月4日

    お隣栃木が沸いてたのを思い出しました。
    こちらのお米も美味しいのですが…
    こんだけ熱くなるのも、皇室と国民の繋がりがあるからですね^_^

    基礎医学研究者

    2024年7月4日

    (編集者からの割り込みコメント)今回は自分、この行事自体、ぼやっとしか知らなかったので、勉強になりました。稲については、北海道のこだわりがあってよいですね~( ´艸`)。しかし、採用されたのが、栃木県と京都府というのは自分的には意外で、米どころの新潟、福井、宮城県(北海道もですよね)あたりが、毎年採用されているのだと思っていました。海産物については、妥当ですね(^_^)。次回を、楽しみにしております。

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