自民党総裁選の石破氏に関する、しかし余計な一言の記事(産経新聞)

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産経新聞からの記事です。

自民総裁選は石破茂氏の出馬が焦点 高い世論の人気、不得手な仲間作り
https://www.sankei.com/article/20240716-OOY7GGZV7FLDBCLVV3KSRQPJCE/

*デジタル版で、一部を読むことができます。

実際には、7月17日朝刊の政治面(6面)に掲載されました。実際のタイトルは、自民党総裁選出馬 石破氏の判断はとあって、サブタイトルに「世論人気高く『5度目の正直』なるか」および「イデア(理念)語れないと・・・仲間作り不得手」という表現が陳列しています。

この記事自体は、サブタイトルがまあまあ全体の内容を表現している、といえます。私見では、石破氏は政治家としての実力、少なくとも防衛、憲法を中心にした政策に熟知し、しかもそれを国民に語る能力にも長けているので、それは経験も含めて有望だと思います(*かつて、ゴー宣道場にも登壇いただき、実際にに政策を語っている様子を見ているので、そこは問題ないと感じる人が多いのではないか)。記事では触れられていませんが、石破氏は普通の庶民のみならず、自民党の一般党員や地方議員の支持率も安定していると思います(そこは、これまで後塵(こうじん)を拝(はい)してきた歴代総理と比較しても、けっして劣っていないのでは)。石破氏に問題があるとしたら、これは個人的な感覚ですが、ここぞというときの”信念”の問題になってくるのではないかと思います(産経新聞は、なぜかそこには触れないわけですが)

それで、ここまでの内容ですと、本来は当サイトで取り上げる主旨のものではありません。しかし、2つの理由で取り上げています。1つは、今後自民党の首相が石破氏になるかどうかは、「皇位継承問題」に影響があること(同時に、立憲民主党の党首が野田氏になるのかどうかもそうです)。もう1つは、産経新聞はよくこういうことをやるのですが、記事に余計なことが書かれています。以下、その部分を引用します。

話題になったのは皇室観だ。石破氏は6月のBSフジ番組で、前例がない「女系天皇」について「否定していいのか」と検討に含みを持たせていた。伝統的な男系継承を重視する菅氏から発言の真意を問われた石破氏が説明に追われる場面があったという。

当サイトでも速報で報じましたが、野田元首相も出演した番組における石破氏のこの発言は、とても重要な言及でした。しかし、この記事に書いてあることは、どこまで本当なのでしょうか?私見では、実際のニュアンスは異なると思っております(かぎカッコで、女系天皇と記述しているところが、いかにも産経らしい)。

で、本当ならば、こういう余計な記述は止めてほしいと思いますが(石破氏を、さらにいうと”心ある国民”をけん制しているようにしか見えないので)、石破氏が今後、自民党総裁候補(すなわち首相候補)として「皇位の安定継承」とどう向き合っていくのかについては、注視していきたい、と思います。

ご参考までに。

ナビゲート:「愛子天皇への道」サイト編集長 基礎医学研究者

3 件のコメント

    パワーホール

    2024年7月18日

    よけいな揚げ足取りはやめてほしいです。
    石破氏にしても野田氏にしても皇位継承につき良識的な議員の方達は政党の垣根を越えて頑張っていただきたいです。

    基礎医学研究者

    2024年7月18日

    >サトルさん
    コメントありがとうございました。どうも、石破氏の狙いがわからないですよね?本当のところ、政治家として日本をどうしていきたいのかが?結構、テレビとかでて政策的な発言をする議員って、実は選挙に弱いパターンが多いような傾向があるように思いますが(たとえば、かつて埼玉県から選出されていた浜田卓二郎とか,簗瀬 進 とか?)、石破議員の場合、選挙強いので(選挙だけ強い議員?とは違うと思う)あまり周りとか気にするして躊躇する必要もないと、有権者としては思いますけどね(たぶん、支持者もその思い切りの良さを期待していると思いますけどね)。
     で、根本的なところは自分、あまり期待していませんが(そこは、野田議員とは異なるところ)、しかし、皇位継承問題だけはしっかりやってほしいと、思います。国民の後押しを気にされているようですが、そこは「愛子さまは勝たん!」祭りも含めてしっかり見てほしいし、産経のけん制など大したものではない、と感じてっほしいと思います。
     あと、石破氏のこのような記事は全国紙でこれから出てくるとは思いますが、産経との比較は、「皇位継承問題」を考える上で、無視はできないですね。

    サトル

    2024年7月18日

    お疲れさまです。
    「……ここぞという時の……」は、同感です。
    彼から見える(伝わる)のは熟慮……というより、躊躇……を、どうしても感じてしまう。そこが不安……や、もどかしさ……諦め……が、彼を支持する(した)人々に拡がるんじゃないか……と思っています。今まで。

    産経は、機関紙ではありますが(笑)、例えそれだとしても、徒らに読者(岩盤脳)に「安心感」を与えるのなら、ほぼ、アジビラと変わりないですね。機関紙ですらない。

    変化……を感じることが出来ない……ひたすら無視するなら、床屋談義とかわりないですね。

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