2024年7月27日に開催された公論イベント「愛子さましか勝たん!」
よしりんバンドが出演した第3部「歌謡曲を通して皇室を語る」では、チューリップ「ぼくがつくった愛のうた」が披露されました。
よしりん先生は、上皇上皇后両陛下を連想する歌と紹介されていましたので、その世界を更に深く味わえる御製(ぎょせい:天皇が詠んだ和歌)と御歌(みうた:皇后が詠んだ和歌)を、『象徴のうた(著:永田和宏)』から紹介します\(^o^)/
【御製】
語らひを 重ねゆきつつ 気がつきぬ
われのこころに 開きたる窓
上皇陛下のお妃候補には旧皇族や華族が挙げられていましたが、上皇陛下は民間女性の美智子さまにプロポーズします。断られても、何度も美智子さまに電話して、やっと婚約に至ったそうです。
上皇陛下は乳母に育てられたため家庭を知りませんでしたが、美智子さまとのご結婚により、自身の変化に気付き、それを喜んでいる様子が天皇皇后両陛下御結婚満50年に際して(平成21年)の問2への回答から分かります。
「二人のそれぞれの在り方についての話合いも含め,何でも二人で話し合えたことは幸せなことだったと思います。」
「皇后が木や花が好きなことから,早朝に一緒に皇居の中を散歩するのも楽しいものです。私は木は好きでしたが,結婚後,花に関心を持つようになりました。」
「結婚によって開かれた窓から私は多くのものを吸収し,今日の自分を作っていったことを感じます。」
また、天皇陛下お誕生日に際し(平成25年)の問1への回答でも、美智子さまへの感謝が分かります。
「天皇という立場にあることは,孤独とも思えるものですが,私は結婚により,私が大切にしたいと思うものを共に大切に思ってくれる伴侶を得ました。」
「皇后が常に私の立場を尊重しつつ寄り添ってくれたことに安らぎを覚え,これまで天皇の役割を果たそうと努力できたことを幸せだったと思っています。」
そして、前述の「結婚後、花に関心を持つようになりました」については、天皇皇后両陛下御結婚満50年に際して(平成21年)の問2への回答で、美智子さまがエピソードを明かしてくださいました。
「結婚してよかったと思った瞬間はという難しいお尋ねですが、(中略)本当に小さな思い出を一つお話しいたします。春,辛夷(こぶし)の花がとりたくて,木の下でどの枝にしようかと迷っておりましたときに,陛下が一枝を目の高さまで降ろしてくださって,そこに欲しいと思っていたとおりの美しい花がついておりました。うれしくて,後に歌にも詠みました。」
【御歌(昭和48年)】
仰ぎつつ 花えらみゐし 辛夷(こぶし)の木の枝さがりきぬ 君にもたれて
上皇陛下が美智子さまからの影響を受けて興味が無かった花に関心を持ったこと、美智子さまがその瞬間の【小さな思い出】を歌に詠み30年以上心に刻んでいること、何事にも変えがたい時間をお二人が共有し、敬愛や信頼を寄せていることに、、、もう胸がいっぱいです(ToT)
さあ、それではもう一度聴いていましょう(●^o^●)
よしりんバンドで、ぼくがつくった愛のうた です!!!!
ぼくがつくった愛のうた(よしりんバンドver.)
文責 茨城県 ダダ
(40代男性 チューリップ「心の旅」は、GO!GO!7188のカバーで知った派)
5 件のコメント
ダダ
2024年8月13日
くりんぐさん
コメントありがとうございます!
国民の中に入っていく象徴天皇の在り方は、美智子さまが示したものだと思われ、お二人の旅には胸を打たれます。
くりんぐ
2024年8月12日
「ぼくがつくった愛のうた」
聴いていて、上皇さまがご自身の言葉で美智子さまへの想いを伝えられ、そのお言葉から伝わる真摯さから美智子さまが上皇さまと人生を共に歩むことを決められ、共に人生を歩まれている過程が目に浮かびます。
ダダ
2024年8月12日
くぁんさん
よっしーさん
コメントありがとうございます!
美智子さまは卑劣なバッシングにより倒失声症になりましたが、その時、かろうじて出た言葉が「陛下」と「サヤ(長女・清子さま)」だったようです。
お二人のことを知れば知るほど泣けてきて、横にお並びで立っているだけで感動してしまいます(ToT)
象徴天皇という無理難題や、安定的な皇位継承についても、お二人でたくさん話したことでしょう。
一刻でも早くお二人の願いを叶えてあげたいです。
よっしー
2024年8月12日
お二人の愛情に満ちたエピソードがよくわかる素晴らしいブログですね
またあの感動が蘇ってきます
泣けてきます
愛子さましか勝たん!祭りの後、何度もこの歌を聞いていました
くぁん
2024年8月12日
あの祭りの後からずっと、この歌と、上皇陛下と上皇后陛下が腕を組んで歩いてる映像がセットになって頭の中をループしています♪よしりんバンド効果(症状?)だな♪