【愛子さまの軌跡】5. 東宮御所内でのプライベート映像が公開される(2歳時)

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平成16(2004)年9月
愛子さま 2歳

東宮御所内でのプライベート映像が公開される

(展示時「ココ好き」シール 1枚)

<<展示時の記述>>

ハープに触れて楽しまれたり、絵本を読まれている際に、撮影されている皇太子さまに「パパも!」と一緒に読むよう促されたりするご様子が映されていた。



純粋に愛子さまのご成長ぶりを感じていただきたいときほど、言葉の無力さを思い知らされることはありません。

このできごともその1つで、細かい説明は省きました。
ぜひ映像をご覧になって感動を味わってください。


ホームビデオ映像公開の意図とは?

この年の2月、皇太子さまはお誕生日記者会見で、
「愛子の成長過程を知りたいと思う国民の皆さんの期待にもこたえる必要があります」、というご認識を示されました。

その後に「~が、(外に)出る度に取材の対象になっては子供もかわいそう」なので、
「なるべく自然に子供が振る舞える機会を増やせるよう温かく見守り,取材の面でも協力をしていただければ幸い」と続くのですが、
こうした愛子さまへのご配慮と、国民の期待に応える意識を両立させた試みとして、この度の映像公開に踏み切られたように思われます。

そう思うと、雅子さまの本格的な治療が始まったばかりという時期での、皇太子さまと雅子さまのお心遣いには申し訳なく思うばかりですが・・・

でもやっぱり正直な気持ちとして、
愛子さまのご成長の様子を拝見できるのは嬉しいものですね。


雅子さまの愛子さまへの接し方

映像の中にも出てきたハープ奏者の長澤真澄氏は、雅子さまのご結婚前からのご友人です。
その長澤氏は、雅子さまの愛子さまに対する接し方について、次のように語っています。

「雅子さまは、愛子さまと接するときに“どうですか”“こうしましょうか”と確認されるのです。一般的な大人にありがちな“こうしなさい”とたしなめる言い方をされず、子どもにも“個人を尊重”されるところが素晴らしいと思います」

長澤氏自身も、無理にハープの演奏を聴かせようとはせず、まずは「(ハープの弦が)お蕎麦みたいでしょ」と話しかけて、遊び感覚でハープに興味を持っていただくところから始めたそうです。
その後、演奏を始めると、愛子さまは始めは静かに聴いていたけれど、その内雅子さまと一緒に踊り始め、さらに階段の方へ移動してピョン、ピョン、と飛び跳ね始められます。
長澤氏は、愛子さまはご自慢の動きを披露されているのだなと察し、一緒になってその遊びを楽しみました。

愛子さまも、長澤氏のことが大好きになられたのでしょう。
愛子さまのはしゃぎようを、雅子さまはとても嬉しそうにご覧になっていたそうです。


言葉をたくさん覚えられ、ご自分でできることも増えて、本格的に意思疎通が取れるようになられた愛子さま。

木登りや走ることなど、運動能力の高さも見せ始められた愛子さま。
(この半年後には、初めてスキーも体験されるようになります。)

動物や植物に関心を持ち、命の大切さへの意識が芽生え始めた愛子さま。

ご両親や周囲の人達の愛情を一身に受け、愛子さまはまっすぐにご成長されていきます。

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※肩書きや称号は、いずれも当時のものです。

参考文献:
皇太子殿下お誕生日に際し(平成16年)
【独占秘話】雅子さま、還暦目前の大英断で実家を空っぽに!小和田家の長女としてたどり着いた“親孝行”
・BS TBS「皇室2022秘蔵映像SP~プリンセス愛子さま 新たな一歩と家族の絆」(令和4年2月13日放送)


※※バックナンバーはカテゴリー「愛子さまの軌跡」でチェック!

文責:静岡県 L.K

1 件のコメント

    あしたのジョージ

    2024年8月14日

    動画を観ました。
    愛子さまがすくすく成長している様子がわかりました。
    雅子さまも笑顔を見せていますが、精神的には大変な状態だったと思います。
    そんな大変な様子を知っている皇太子時代の今上陛下は、満面の笑みを見せていても、雅子さまの事を気づかっている毎日だと思いました。
    愛子さまの無邪気で楽しそうな様子が、お二人の心の救いになっていたと思いました。

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